加湿器には「超音波式」「スチーム式(加熱式)」「ハイブリッド式(加熱気化式)」「気化式」の4つの方式があり､それぞれメリット・デメリットがあります｡
①超音波式超音波の振動によって水を霧状にして､ファンで空気中に放出して加湿します｡ヒーターレスで消費電力が少ないのが特徴｡ただし､除菌機能がないモデルは､水中の雑菌も空気中に放出してしまいます｡
　電気代が安いですが､水中の雑菌や汚れをそのまま放出したり､まわりの家具などを濡らしたり､白い粉がついたりします｡
②スチーム式(加熱式)
　ヒーターで水を加熱して蒸発させ､その湯気をファンで空気中に放出して加湿します｡ヒーターを使うため消費電力は上がります｡
　雑菌を放出しない､素早くうるおう特徴がありますが､電気代がかかる､吹き出し口が熱くなる､湯気が結露したり加熱部に白い粉がつくことがあります｡
③ハイブリッド式(加熱気化式)
　水を浸透させたフィルターに温風を当てて､気化させ､暖かい風を放出して加湿します｡温風を作り出すのにヒーターとファンを使います｡
　雑菌を放出しない､素早くうるおう特徴がありますが､電気代がかかります｡
④気化式
　水を浸透させたフィルターにファンで風を当てて､気化させながら加湿します｡ヒーターがないので､消費電力を抑えられます｡
　小さな水蒸気粒子として放出する､粒子に菌が乗りにくい､電気代が安い特徴がありますが､大量の風で加湿するため､運転音､本体サイズが大きくなります｡