震災から1年。

東日本大震災から今日で1年。
アイリスオーヤマボート部では武澤が宮城で被災し、
他の3名はナショナルチームの合宿で岐阜県にいて、
テレビの情報を前に呆然とした状態で
しばらく過ごすしていたことが、
今も昨日のことのようであり、
ずいぶん昔のことのようでもあります。
私が宮城に帰ったのは震災から1ヶ月以上たってからでした。
友人や知人が苦しい想いをしているというのに、
たまたま宮城にいなかった為に被災を免れ、
温かい布団で眠り、3回の食事を取る事ができる生活に
罪悪感をずっと感じていました。
例え親しい友人でも大変な経験をしている人達に
自分がかける言葉は、どれも虚しく感じました。
その場にいなかったので共有する事など絶対に出来ません。
ただ、その想いや言葉に想いを寄せることだけです。
私の周りには会社をはじめ、
大きな被害を受けた人たちがたくさんいましたが、
宮城に帰った時はその人達の絶望の中にも前向きな姿勢に、
必要以上の罪悪感を感じ、思考が止まってしまっている自分に
気づかされました。
更には「ボートがんばってね!」と声をかけてもらい、
思いがけず元気をもらって感動しました。

今日は節目となると思いますが、
今後も自分に出来ることを考え、
前向きに進む歩みは止めずに行きたいと思います。
なんだか抽象的な表現しか出来ないですが、
スポーツだから出来ることがあるはずと信じています。
この一年間、ずっと言われてきた言葉。言ってきた言葉。
自分達にかける言葉という意味でも、
今日もあえてかきたいと思います。

がんばろう宮城!がんばろう東日本!!がんばろうニッポ
ン!!!