今日は午前、午後ともにシングルでトレーニングでした。
女子は選考レースがすべて終わり、あとはトレーニングをしながら発表を待ちます。
ずっとレースが続いていたので、久しぶりに長い距離を漕いで、ボートの疲労を体が思い出しています。
男子の中にはまだシートレースが残っている選手もいるので、合宿の雰囲気はまだ張っている感じです。
昨日、早慶戦エイト敗北の知らせを慶応出身の片岡選手から聞いたときは、思わず3回くらい聞き返してしまいました…。が、やっぱり結果は変わらず(苦笑)。
練習を見ている限りでは勝てるだろうと、思っていましたが、やはり勝負はやってみないとわかりませんね。勝てると決まっている勝負なんて、ありません。
私たちの日々の練習は勝つ可能性を100に近づけるように努力していきますが、それが100になることは決してありません。
勝負の厳しいところであり、面白いところです。
日本や、世界でトップ争いをしている選手で、努力をしていない選手なんていないと思いますが、その中で(結果だけをみて判断するならば)それが報われる選手はほんの一握り。ではその一握りに入らなかった選手の努力は無駄かというと決してそんなことはありません。そんな事を言ったら、私の競技人生のかなり多くの部分が無駄になってしまいします(焦)。
勝ったときは言うまでもなくうれしくて、日々の努力が報われた喜びと、やってきたことが正しかったという自信、賞賛や祝福など、たくさんのものを手にすることが出来ます。
同じように負けたときにも、目に見えないたくさんのものを学ぶことが出来るはずだと思いますが、勝ったときと違って負けたときに得るものというのは人によって様々だと思います。
それは負けた後の行動や意識の持ち方など、その人自身によるところが大きいからではないでしょうか。
母校の敗戦を機に色々なことを考えることができました。
これもまた、敗北によって得られたものかと…。