
お米農家もびっくり
炊飯メニューごとに味が全然違う
日頃からおいしいご飯を食べ慣れているお米農家の皆さん。今回は4人の農家さんが、アイリスオーヤマの「低温製法米 つや姫」を、同じ炊飯器の「通常炊飯」「銘柄炊き」「銘柄量り炊き」メニューで炊いて試食。メニューによって、びっくりするほど味に違いがあったようです。
只野さん
米農家歴4年。つや姫など6銘柄を栽培。土作りにこだわり、堆肥を投入して栽培。お酒を飲んだ締めに、しょっぱい梅干し+わさび醤油で食べる白飯が好物。銘柄量り炊き推し。
八巻さん
米農家歴16年。つや姫など7銘柄を栽培。堆肥による冬場の土作りで、味の差別化を図る。白いご飯は、梅干しでかき込むのが一番。銘柄量り炊き推し。
門馬さん
米農家歴19年。つや姫など6銘柄を栽培。追肥に使う肥料の種類と、土壌改良剤にこだわりあり。好物は、硬めのご飯で食べる卵かけご飯。銘柄炊き推し。
加藤さん
米農家歴40年。栽培の主力は、みやこがねもち。省力化のため、水稲直播技術を導入。自宅ではアイリスオーヤマの銘柄炊きで炊飯、つや姫の塩むすびが好き。銘柄炊き推し。
味の違いなんてわからないと
思っていたけど、全然違う
通常炊飯と銘柄炊きの違い
通常炊飯メニューで炊いたご飯は、普通においしいですよ。 香りも立っています。でも、米粒の外側も中も、ちょっと軟らかめかな。銘柄炊きは、通常炊飯より明らかにおいしい! 粒が立っていて、食感がしっかりしている感じ。それでいて、さっぱりしています。 僕らが毎日のように食べ慣れているご飯の食感は、これに近いです。味の違いなんて、わからないと思っていましたけど、全然違いますね。
銘柄量り炊きは香り良く、ふっくら
銘柄量り炊きのご飯は、銘柄炊きで炊いたものより、さらに粒がふっくらしていますね。 香りにも、つや姫らしさが出ています。3種類の中では、これが一番おいしいです。前の2つとは全然違う。よく見ると、炊き上がった米の粒が前の2つよりちょっと大きいのがわかります。ちゃんと吸水して炊けているから、ふっくらしているんですね。
炊飯には、水加減が大事。
銘柄ごとの炊き分けがベスト
銘柄ごとの炊き分け
普段、ご飯は炊飯器で炊いています。実はおいしいお米を炊く時に、水加減が重要になるんです。特に「だて正夢」は、水加減で大きく味が変わる銘柄。銘柄量り炊きは、銘柄ごとに適切な水加減を自動で教えてくれるんですよね。いいですね。 以前、アイリスの炊飯器の銘柄炊きで、ひとめぼれメニューでつや姫を炊いたり、つや姫メニューでコシヒカリを炊いたりしたけれど、やっぱり正統的な炊き方が一番おいしかった。 銘柄ごとの炊き分けが大事だと、実感しましたよ。新米は水分量が多いので、ほかの時期より水加減を少なめにするとおいしいんですが、アイリスの炊飯器には新米メニューがあるのも便利ですね。
つや姫は、冷めてもおいしい銘柄。
冷めてからのほうが差が出た
つや姫は粒がしっかりしていて外側が硬いから、冷めてもべちゃっとしにくく、おいしい銘柄です。 そして、冷めてからのほうが差が出たと感じます。通常炊飯のご飯は、普通においしい。家で炊いたご飯の味です。 銘柄炊きは冷めたら、よりしっかりした食感になってきたかな。銘柄量り炊きは、冷めてもおいしいです。香りも良くて、一番おいしい。
銘柄炊きと銘柄量り炊きで
好みは真っ二つ
米の個性が感じられる銘柄炊き
僕ら4人の好みは、銘柄炊き2人と銘柄量り炊き2人で真っ二つに分かれましたね。特にしっかりした食感のご飯が好きな2人が推すのは、銘柄炊き。 つや姫らしい粒感が出ていて、しゃきっとした炊き上がっているから、硬め好みの口に合うんだと思います。つや姫の個性が感じられて、食べ飽きません。卵かけご飯とか、お茶漬けのように、ご飯をかき込む食べ方にぴったりです。
お米らしさを楽しむなら銘柄量り炊き
銘柄炊きと同じように、つや姫らしい粒感はあるのに、適度な粘り気もあって、より米らしさを感じるのは銘柄量り炊きですね。ただ、銘柄炊きと比べると炊き上がりがちょっと軟らかめなので、硬めのご飯好きのイチオシにはなりませんでした。 でも、この炊き上がりが好きな者としては、このご飯を毎日食べられるなら、炊飯器を買い替えてもいいかなと思います。そのくらい、おいしいです。