防犯カメラは学校に必要?メリット・デメリットや設置場所を解説

更新日:2025年12月22日
青空と校舎
コラム

近年、不審者対策などの目的で防犯カメラを設置する学校が増えています。学校に防犯カメラを導入すると、不審者から生徒を守れる、いじめや器物破損などを抑止できるといったメリットがあります。学校における防犯カメラの必要性やメリット・デメリット、設置場所、注意点を解説します。

 

防犯カメラは学校に必要?

机と椅子が並べられた教室

学校の不審者対策として、防犯カメラの需要は年々高まっています。最初に学校における防犯カメラの必要性や、設置率を解説します。

不審者対策などの観点から設置がおすすめ

「防犯カメラを学校に設置するかどうか」については賛否ありますが、安全面を考えると設置したほうが良いでしょう。侵入者・不審者対策になり、いじめや問題行動の抑止効果も期待できるためです。

 

ただし、プライバシー保護の観点から、設置場所は教室やトイレではなく、校門や廊下にするなどの配慮が必要です。

学校における防犯カメラの設置率は64.6%

文部科学省が令和5年に実施した調査によると、全国の小中高・特別支援学校・幼稚園などの教育機関※で、防犯カメラを設置している割合は64.6%です。主に不審者侵入防止対策として導入されており、令和3年度の調査に比べて0.3%増加しています。

 

平成30年は58.1%、平成27年は47.7%と、調査の度に設置率は上昇しているため、防犯カメラのニーズは年々高まっていると言えるでしょう。

 

※全国の国公私立の小学校、中学校 、義務教育学校 、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、幼稚園及び幼稚園型認定こども園

 

参考:

文部科学省 学校安全の推進に関する計画に係る取組状況調査結果(令和5年度実績)【概要】

学校安全の推進に関する計画に係る取組状況調査〔平成30年度実績〕

学校安全の推進に関する計画に係る取組状況調査(平成27年度実績)

防犯カメラを学校に設置するメリット

外壁に設置された防犯カメラ

 

 

 

授業を受ける女子生徒

 

防犯カメラを学校に設置する一番のメリットは不審者対策ですが、いじめや器物破損の抑止力になる、トラブルの解決手段となることもメリットとして挙げられます。

不審者から生徒を守れる

防犯カメラを学校に設置する最大のメリットは、不審者から生徒を守れることです。防犯カメラの設置だけで、すべてのケースに対応できるわけではありませんが、カメラがあることで一定の犯罪抑止効果が期待できます。

 

抑止効果を最大限に引き出すには、防犯カメラを正門や裏門など目立つ場所に設置し、防犯意識の高さを示すことがポイントです。万が一、不審者が侵入したとしても早期発見に役立ち、映像をもとに情報共有や対応が可能です。

いじめの抑止につながる

学校にとっていじめは悩ましい問題ですが、防犯カメラを設置することで抑止効果が期待できます。校内に防犯カメラがあることにより、問題行動を起こしにくい環境をつくれます。実際にいじめが起こった場合にも、映像から事実確認をして、適切な対応が可能です。

学校内の器物破損を防げる

防犯カメラを設置すると、学校内での器物破損を防げるメリットもあります。校内の備品が壊されたり、私物が盗まれたりするのを防止する効果が期待できます。防犯カメラがあることで、器物破損や盗難の発生回数を減らし、もし起こっても映像が残るのは大きな強みです。

トラブル発生時の解決手段になる

ここで挙げた以外にも、生徒と教師のトラブル、教師の問題行動など、学校内で発生するトラブルはさまざまです。トラブルがいつどこで起こるかは誰にもわからず、毎回目撃者がいるとも限りません。しかし、防犯カメラがあればトラブルの種類にかかわらず、映像をもとに客観的な判断が可能です。

防犯カメラを学校に設置するデメリット

授業を受ける生徒

防犯カメラを学校に設置するデメリットとして、懸念されるのはプライバシーの侵害です。撮影データの取り扱いや、公立校の場合は自治体の了承が必要であることも、設置する上での難点となるでしょう。

学生のプライバシーを侵害する可能性がある

防犯カメラを学校に設置するデメリットとして、学生のプライバシーに関する問題が挙げられます。女子生徒の保護者が反対するケースもあり、生徒と保護者双方の理解を得ることが欠かせません。

 

設置前に生徒と保護者を対象に説明会を行い、目的や設置場所、運用ルールを明確に説明する必要があります。

撮影データの取り扱いに注意が必要となる

防犯カメラで撮影したデータには個人情報が含まれるため、取り扱いには厳重な注意が必要です。撮影した映像はレコーダーやSDカードなどに保存されますが、外部に流出すると悪用される恐れがあります。

 

防犯カメラのデータをいつ誰がチェックするのか、どこでどのくらいの期間保管するのか、消去はどのようにするのか、運用ルールを定めることが重要です。

公立学校の場合は自治体からの承認が必要となる

防犯カメラを設置するのが公立学校の場合、自治体からの承認が必要です。公立学校では、予算の決定権を自治体が持っているため、防犯カメラの設置に対して理解を求める必要があります。どんな目的でどこに設置するのか、具体的なカメラの機種や予算まで提示し、自治体からの承認を得ることになります。

 

私立学校の場合は費用面をクリアし、生徒・保護者の理解を得ていれば、学校の判断で導入が可能です。

学校に設置するのにおすすめな防犯カメラの種類

 

 

閉鎖された校門

学校に防犯カメラを設置する場合、屋外にはボックス型・バレット型のカメラ、校内にはドーム型のカメラがおすすめです。それぞれの特徴を紹介します。

ボックス型・バレット型

ボックス型の防犯カメラ

 

ボックス型は細長い箱形、バレット型は銃弾(バレット)のような形状のカメラです。天井や壁に設置でき、本体が細長く目立つので不審者対策に最適です。屋外利用を想定したモデルが多く、防水・防塵性能に優れています。

 

撮影方向がわかりやすいので、範囲が広い場合は複数台設置して死角を減らすと良いでしょう。

ドーム型

ドーム型の防犯カメラ

ドーム型は半球状のカバーに覆われたカメラで、天井や壁に埋め込むように設置できます。広角レンズを搭載したモデルが多く、死角が生まれにくいのが特徴です。

 

ボックス型・バレット型と比べて威圧感が少ないので、学校内の設置に適しています。屋内の廊下や曲がり角など、死角の多い場所への設置がおすすめです。

学校の防犯カメラはどんな場所に設置すべき?

ぼやけた校庭と校舎

学校内に防犯カメラを設置する際は校門や廊下など、人通りが多い場所を選ぶと効果的です。グラウンドや駐車場といった部外者が入りやすいエリアや、部室やロッカーなど貴重品が多い場所に設置するのも良いでしょう。

校門

防犯カメラを導入するなら、校門や裏門に設置するのがおすすめです。防犯カメラの映像により、不審者の侵入にすばやく気付いて対処できます。ボックス型やバレット型など、目立つ形状の防犯カメラであれば、設置するだけで犯罪抑止効果も期待できます。防犯以外では、生徒の登下校時の安全確認にも活用可能です。

廊下・階段

廊下や階段も、防犯カメラの設置におすすめの場所です。生徒に威圧感を与えることなく設置できるよう、ドーム型のカメラを選ぶと良いでしょう。いじめやトラブルの防止になり、避難訓練の動きを後日確認するのにも使えます。

グラウンド・駐車場・駐輪場

防犯カメラをグラウンドに設置すれば、不審者の侵入を早期に察知できます。休日や夜間の監視にも対応可能です。また、駐輪場や駐車場は盗難が発生しやすい場所。防犯カメラがあることで、犯罪を未然に防ぎやすくなるでしょう。

部室・プール・ロッカー

中高生が使うことの多い部室やロッカーは、防犯カメラがあると貴重品や部活動用具の盗難・破損を防止できます。ただし、生徒のプライバシーを侵害する恐れがあるため、設置する場所は室内ではなく部室の入口付近にするなど、慎重に検討しましょう。

 

プールは事故や給水栓の閉め忘れ、部外者の利用などが起こりやすいエリアです。防犯カメラで事故防止・不審者対策をするのがおすすめです。

通学路

学校外になりますが、防犯カメラを通学路に設置する方法もあります。特に登下校中を狙った不審者対策に効果を発揮するでしょう。地域と連携して設置することで、学校だけではなく地域の防犯にもつながり、保護者の安心感が高まります。

防犯カメラ導入時の注意点

授業を受ける学生

 

防犯カメラを学校に導入することになったら、生徒のプライバシーには慎重に配慮しましょう。管理者やデータの消去方法といった運用ルールを明確にすることで、トラブルを防止し安全に利用できます。また、学校への防犯カメラの設置は高額になりやすいので、補助金の利用を検討するのがおすすめです。

生徒のプライバシーへ配慮する

防犯カメラを学校に設置する際は、生徒のプライバシーに最大限配慮します。プライバシー侵害の恐れがある教室や更衣室、トイレには原則設置しません。

 

また、生徒や保護者に説明会を開き、十分に理解を得てから設置します。目的や設置場所をしっかり説明しておかないと、生徒に過度の緊張を与え、保護者からの誤解も招きやすくなります。防犯・いじめ対策であるといった目的を明確に伝え、設置場所やデータの管理方法も説明するのがポイントです。

運用ルールを明確にする

防犯カメラを導入する際は、運用ルールを明確にしておきましょう。映像を確認できるのは校長や教頭、生徒指導の担当者など、限られた人物のみにします。さらに閲覧記録を残し、不適切な利用を防止します。

 

また、データを長期間保存するとプライバシー侵害のリスクが高まるため、1~2週間など短期間で上書きされるように設定するのが一般的です。不正アクセス防止には複雑なパスワードを設定した上で、インターネットにつながずローカル環境で使うのも有効です。ルールは文書にして教職員に通知し、安全な運用を心がけます。

補助金を利用する

敷地の広い学校に防犯カメラを導入しようとすると、費用が高額になることが多いので、補助金を利用するのがおすすめです。文部科学省では不審者対策のため、令和7年度まで防犯カメラなどの整備に対して補助金を支援しています。

 

また、神奈川県では「私立学校防犯対策強化事業費補助金」、北九州市では「防犯カメラ設置補助制度」など、自治体ごとに補助金・助成制度がある場合も。補助金以外のポイントとして、購入の際は数社に見積もりを依頼し、予算内で購入できるカメラを探すなど、設置費用を抑える工夫をすると良いでしょう。

 

学校への設置に最適なアイリスオーヤマの防犯カメラ

アイリスオーヤマのAIカメラ

 

アイリスオーヤマの「S series セキュリティカメラ」は、学校への設置に適した防犯カメラです。高精細な映像でモニタリングでき、不審者対策に最適。カメラの形状もボックス型・バレット型・ドーム型・魚眼カメラと幅広く取り揃えています。

 

夜の監視に適した夜間カラーカメラや、太陽光電池付属で日中に自動給電できるモデルも選択可能です。まずは以下のリンクから、無料の見積りを検討してみてください。

 

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防犯カメラの必要性や特徴を理解し、学校への導入を検討しよう

登下校中の小学生

 

学校への防犯カメラの設置率は年々増加しており、防犯用に導入を検討するのがおすすめです。不審者対策はもちろん、いじめや器物破損などのトラブルを防止する効果も期待できます。記事で紹介した設置場所や注意点も参考に、学校へ防犯カメラの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

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