オフィスの省エネ対策|求められる背景やメリットとアイデアを紹介

コラム

環境問題やエネルギー問題に直結するのが、オフィスにおける省エネ対策。対策を進めることで、生産性が向上するなどオフィスにとっても良い効果が期待できます。本記事では、オフィスに省エネが求められる理由、メリットを解説するとともに、省エネ対策の具体的なアイデアも紹介します。

電気料金の高騰にお悩みの方へ
◆この資料でわかること
・オフィスの電力コストの現状
・今すぐできる2つの節電アイデア
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 できる節電

オフィスでの電力の使い道は?

オフィスの一角

オフィスでは、空調や照明、OA機器、エレベーター、換気扇などさまざまな用途で電気が使われています。

 

また夏季と冬季では使い道が異なります。夏季は空調に電気を使う割合が増え、冬は照明に電気を使う割合が増えるのも特徴的です。

オフィスに省エネが求められる理由

地球儀と温度計

昨今問題になっているのが、地球温暖化や海外の化石燃料への依存。実はこれらが、オフィスに省エネが求められる理由とされています。

 

温室効果ガスを削減し、地球温暖化を防止するため

記録的な高温が続いた2023年。気象庁によると、日本だけでなく世界でも、統計開始から過去最高の平均気温になったとされています。「地球が沸騰化している」とも警告されているほどです。

 

これらの原因は「温室効果ガス」。地球上の気温の上昇を抑えるためには、温室効果ガスの排出量を減らすことが必要です。日本では2030年に向けて、2013年度の温室効果ガス排出量の50%削減を、さらに2050年までには、温室効果ガスの排出ゼロを実現させることを目標としています。

 

複数ある温室効果ガスのうち、オフィスビルが多く排出しているのが二酸化炭素です。オフィスからの二酸化炭素の排出量を減らせば、温暖化や沸騰化の抑制につながるといえるでしょう。

 

 

海外の化石燃料への依存から脱却するため

現在の日本はエネルギー自給率が低く、2021年度は13.3%と世界的に見ても低い数値です。

※参考:2023―日本が抱えているエネルギー問題(前編)|経済産業省 資源エネルギー庁

 

特に化石燃料においては海外エネルギーに依存しています。依存したままでは、国内情勢が変わってしまうと供給されず、国民の生活に大きな影響が出る可能性があります。

 

この海外エネルギーへの依存から脱却するための対策の1つが省エネです。省エネを進めることによってエネルギーの消費効率が高まり、エネルギー輸入量を減らせます。

オフィスで省エネを実施した場合に得られるメリット

打ち合わせをしている人

オフィスで省エネを実施すれば、地球温暖化防止につながるのはもちろん、オフィスにもメリットがあります。省エネによるメリットについて詳しく見ていきましょう。

 

①コスト削減と生産性の向上

省エネを実施すると、光熱費などのコスト削減につながり、その分オフィスの設備に費用を回せます。設備を整えればオフィス環境が快適になり、従業員の業務効率化や生産性の向上が期待できるでしょう。

 

②オフィスの不動産価値が上がる

建築物に、環境性能認証・省エネルギー性能評価などが導入されるようになったことに伴い、省エネの実施が物価の価値につながるようになりました。一企業が省エネを実施するなど環境問題に取り組めば、不動産価値が向上することも期待できるでしょう。

 

③災害対策になる

オフィスが省エネ対策で太陽光発電や風量発電システムを導入していれば、非常用の電源を確保できます。災害によって送電が止まって一時的に業務がストップしたとしても、早急に再開できる体制が整います。

 

オフィスの省エネアイデア

オフィスの照明

オフィスでは具体的にどのような省エネに取り組まれているのか、例を挙げて解説します。空調・照明・OA機器の3つに分けて見てみましょう。

 

【空調】発電システム・空調管理システムの導入や使用方法の見直し

コージェネレーションシステムや空調システムの導入は、省エネ対策として効果的です。

 

コージェネレーションシステムとは、発電時に排出された熱を、暖房などの他の設備に再利用するシステムのことで、光熱費の削減につながります。空調管理システムは、空調の設備を管理・制御するためのもの。エネルギーのコスト削減が期待されます。

 

これらのシステム導入に加え、空調の使い方も省エネになります。設定温度など空調の設定の見直しや、空調の定期的な清掃も行いましょう。

 

【照明】LEDへの切り替えや設置数・場所の見直し

全部の照明をLEDに切り替えるのも効果的です。LEDに切り替えると明るさを維持しながら電気代を抑えられます。LEDは寿命が長いため、コストパフォーマンスが高い点も魅力です。また発熱しにくく、室内の温度の上昇を防げるといったメリットも期待できます。

 

LEDへの切り替えに加え、照明の設置数や位置の見直しも省エネには重要です。業務に支障が出ない程度に照明の数を減らしたり、天井照明の代わりにスタンドライトなどのスポット照明を導入したりなど工夫すれば、明るさを保ちながら省エネを実現できるでしょう。

 

【OA機器】省エネタイプへの切り替えや省エネモードの活用

不要なプラグを抜く他、スイッチ付きのコンセントの場合はそのスイッチを切るのも効果的です。実際に機器を使っていなくても、プラグを挿しているだけで待機電力を消費しています。オフィスにはOA機器が多く設置されているため、それによる待機電力も多いと考えられ、プラグを抜くことは効果的といえるでしょう。

 

OA機器に省エネモードが搭載されていれば、そちらを利用したり、また省エネタイプのものに買い替えたりするのも手です。また、使用しているパソコンを、デスクトップからノートに変えるだけでも省エネ効果が期待できます。

 

オフィスの省エネならアイリスオーヤマの製品導入がおすすめ!

オフィスの省エネには、アイリスオーヤマの製品を導入するのもおすすめです。役立つアイテムを2つ紹介します。

LiCONEX

 

アイリスオーヤマのLiCONEX

タブレットやスイッチで、オフィスの照明の一括管理や調整ができる、無線制御システムです。オフィスの状況や用途に適した明るさや光色に調整できるため、快適さを保ちながら省エネが叶います。

 

アイリスオーヤマ独自のメッシュリンク通信方式と、オリジナル通信「メッシュリンクプロトコル」を採用。信号の伝達ルートを照明器具自体が自動で選択するので、高速で安定した通信を実現しています。また照明のグループ分けはタブレットで操作可能。オフィス内のレイアウトを変更した場合でも、柔軟に対応できるでしょう。

 

導入後は、アイリスオーヤマのカスタマーサクセスチームによる全国対応のアフターフォロー体制があるため安心です。

エナジーセーバー

アイリスオーヤマのエナジーセーバー

アイリスオーヤマの空調制御システム「エナジーセーバー」は、温度の上下変動を減らし、温度ムラをなくせるのが特徴です。既存の空調に取り付けるだけで、エアコンに負担をかけることなく、過剰な運転を抑えられます。センサーがコンプレッサーの無駄な稼働をキャッチするので、消費電力の削減が叶うでしょう。

 

アフターフォローも手厚く、保証期間は5年間と長めに設定されています。エナジーセーバーの故障や不具合はもちろん、エアコン本体のメンテナンスも可能です※。

 

契約プランは3つで、なかでもサブスクリプションの「あんしん空調省エネパック」はサポートが充実。利用期間中は保証やサポートをしてもらえます。また、アイリスオーヤマのカスタマーサクセスチームによる全国対応のアフターフォロー体制もあり安心です。

 

※エアコン本体のメンテナンスは有償となる場合もあります

オフィスの省エネ対策は、環境・エネルギー問題解決の一歩

環境とエネルギーのイメージ

地球温暖化や海外エネルギーへの依存が問題視されている昨今において、省エネは非常に重要な対策の1つです。省エネを実施することで、これらの問題を解決できる上に、オフィスとしてのコスト削減や資産価値の向上など、さまざまなメリットを得られます。将来を見据えて、オフィスの省エネ対策を進めていきましょう。

 

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