電子黒板の耐用年数は?買い替え時期の見極め方や、より長く使うコツを解説

電子黒板を使ってプレゼンする男性
コラム

電子黒板の耐用年数は、製品としての耐用年数と法的な耐用年数の2種類があります。あらかじめ把握して、買い替えに備えましょう。本記事では、目安となる電子黒板の耐用年数をはじめ、買い替えるタイミングの見極め方、より長く使い続けるためのコツを紹介します。

電子黒板とは

部屋に設置された電子黒板

電子黒板とは、従来の黒板やホワイトボードに代わる、デジタル機能を兼ね備えた黒板のことです。パソコンと接続して、デジタルコンテンツを表示したり操作したりすることが可能。タッチパネル内蔵型のものであれば、直感的な操作がしやすく、書き込んだ内容の保存や印刷がスムーズです。

 

電子黒板は、学校の授業や会議室でのプレゼンテーション、セミナーや講演会での情報共有といった、さまざまな場面で幅広く使用されています。

 

視認性が上がり内容を分かりやすく伝えられるため、参加者の集中力を高められる上に、情報の理解が深まる点が魅力です。

電子黒板の耐用年数

電子黒板を使った会議

電子黒板の耐用年数には、製品として使える年数と、国税庁で定められている法的年数の2つがあります。それぞれの耐用年数を理解しておきましょう。

製品として使える年数

電子黒板の製品としての寿命は、主にディスプレイやタッチパネルの寿命を考慮すると、4〜5年といわれています。

 

ただし、この寿命はあくまで目安で、使っている環境や使い方、製品の種類によって変わります。使用頻度が高いとその分劣化スピードも上がり、使用開始から5年ほど経つと不具合が出る可能性も。耐用年数を目安にして、買い替えが必要です。

国税庁で定められている法的年数

法的耐用年数とは、会計帳簿上の資産としてのもので、3年もしくは5年と定められています。公共の空間などでの情報発信目的で使う場合は3年、一般的なツールとして使っている場合は5年です。

 

製品の耐用年数ではなく帳簿上の年数なので、この年数がきたら故障するとは限らず、また買い替えが必要なわけでもありません。

 

実際の寿命とは概念が異なることを理解しておきましょう。

電子黒板を買い替えるタイミングの見極め方

学校の教室に設置された電子黒板

電子黒板の寿命は製品や使い方によって変わるため、電子黒板の状況を見て買い替え時期を検討することが大切です。買い替えるタイミングの見極め方について解説します。

一般的な耐用年数が近づいてきたとき

製品の一般的な耐用年数が近づいてきたら、そろそろ交換時期だと認識しましょう。実際、耐用年数が過ぎると、機能や性能が落ちる可能性が考えられます。

 

もちろん4〜5年経ったからといって、不具合がすぐに生じるわけではありません。しかし4〜5年経つと、買った当初に比べてスペックが古くなっているため、機能面や省エネなどの観点で不具合が生じる可能性が考えられます。

画面に不具合が見られたとき

画面の色が薄くなる、明るさが変わるなどの異変が見られる場合は、寿命が近づいているサインかもしれません。その他、画面に線が入ったり揺れたりするのも不具合のひとつです。

 

画面の不具合は非常に致命的。見せる相手とのコミュニケーションを妨げる原因になるため、新しいものと交換を早急に進めるのがおすすめです。

 

ただし場合によっては、バックライトを交換すれば解決することもあります。交換せず修理で解決できるかどうかも含めて、導入業者と相談してみましょう。

エラーがよく出るようになったとき

使用中にエラーが出るのも買い替え時期の目安です。エラーが頻繁に出ると、運用に支障が出てしまいます。

 

本体ではなく、リモコン側からエラーが出ている場合も考えられます。エラー表示が出たときは、まずは画面とリモコンのどちらに不具合が出ているかをしっかり確認してください。

電子黒板をより長く使うためのコツ

電子黒板に資料を映し出している様子

電子黒板の耐用年数には、使用環境が大きく関係しています。なるべく長く使い続けるためにも、上手な使い方のコツを押さえておきましょう。

専門の企業に設置してもらう

まず電子黒板を正しい環境に設置することが大切です。専門の企業であれば電子黒板に関するノウハウがあるため、設置場所に最も適した方法で設置してくれるでしょう。

 

製品を正しく安全に使うためにも、最初の設置は非常に重要。少しでも不安な時は、迷わず業者に依頼してください。

 

ただしメーカーによっては、設置が有料オプションの場合があるので、事前に費用の確認もしておくのがおすすめです。

電源の入り切りする回数を減らす

電源のON・OFFを繰り返していると、電子黒板に負担がかかり、内部の回路にダメージを与える可能性があります。負担を減らすために、ON・OFFの回数を極力少なくするよう意識しましょう。

 

短時間、断続的に使うときは、電源を切らず付けっぱなしにしておくのがおすすめ。逆に長時間使わないにもかかわらず、電源をONにしたままにするのは避けるべきです。電子黒板の温度が上昇したり、バグが発生したりする可能性があります。

適切な環境を整える

電子黒板は非常にデリケートで、温度や湿度の変化に敏感です。電子黒板を設置する場所の温度と湿度は、一定に保ちましょう。急激に温度が変わると結露が発生し、電子機器の故障を招く恐れがあります。

 

マニュアルには適した温度と湿度が記載されているので、それを目安に環境を整えることが大切です。またハードウェアの劣化防止には、直射日光を避け風通しを良くすることも意識してください。

正しくメンテナンスを行う

電子黒板のマニュアルを確認し、正しくお手入れしましょう。表面のホコリや汚れを取ることはもちろん、内部のクリーニングやソフトウェアのアップデートなども行うと、不具合を防ぎながら、より長く使えます。

 

なお強い力で拭いたり、濡れ布巾で画面を拭いたりすると、画面の障害や汚れの付着につながるため避けてください。

アイリスオーヤマの電子黒板

電子黒板の買い替えが必要になったときは、アイリスオーヤマの電子黒板がおすすめです。検討してみてはいかがでしょうか。

教育施設向け電子黒板

教育施設向けの電子黒板です。学習や校務で活用できる「Google Workspace for Education」を始めとするGoogleのアプリやサービスが、Android OS搭載の端末で使えます。

 

65型と75型の2種類があり、使用する場所に適した大きさのものを選べます。直感的に操作できる使いやすさも魅力です。

 

オプションの「集中管理アプリ」を使えば、電源のON/OFFや画面ロックの一括設定など、複数の電子黒板を一斉に操作でき、校務を効率的に進められるでしょう。

<教育施設向け電子黒板の詳細はこちら>

電子黒板 | アイリスオーヤマ
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オフィス向け電子ホワイトボード

オフィス向けの電子黒板です。Google提供のサービスが、Android OS搭載端末で使えます。なかでも、「モバイルサービス」は標準搭載されていて、さまざまな業務で活用可能。大画面でスマートフォンを操作しているような感覚で使えます。

 

オールインワンモデルなので、どのような人でも直感的に操作できるのも魅力です。

 

また、見せたい画面とホワイトボードを1つの画面で表示させられる「2分割表示」や、複数人が同時にホワイトボードに書き込める「同時書き込み」といった優れた機能も搭載されています。これらの機能を使えば、会議をスムーズに進められるでしょう。

 

<オフィス向け電子ホワイトボードの詳細はこちら>

電子ホワイトボード(オフィス向け)| アイリスオーヤマ
ディスプレイへの書き込みや、パソコン・タブレット等との画面共有、オンライン会議などができる電子ホワイトボード(オフィス向け)。様々なGoogleアプリケーションを活用して、オフィスのコ...

電子黒板の耐用年数を把握し、買い替え時期を見極めよう

プレゼンしている女性

電子黒板は購入から数年経つと不具合や劣化が起こりやすくなるものです。おおよその耐用年数はありますが、使っている環境や使い方によって大きく変わる可能性もあります。そのためにも寿命のサインを見極めることが大切です。サインを見逃さず、買い替えをスムーズに進めましょう。

 

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