水拭きロボット掃除機は水拭きによる高い清掃力が魅力ですが、段差に弱いといったデメリットもあります。また、モップやパッドのメンテナンスなども気になるところでしょう。ここでは水拭きロボット掃除機のデメリットやメリット、デメリットをカバーする運用方法やおすすめの選び方を紹介します。
水拭きロボット掃除機とは
ロボット掃除機には、ゴミを吸い取る「吸引型」、水拭きができる「水拭き型」、その両方をこなす「ハイブリッド型」の3タイプがあります。水拭きロボット掃除機は水拭き用のモップやパッドを搭載し、タンクに入れた水を適量供給しながら床を綺麗に掃除します。モップ部分を取り外してお手入れできるので、清潔さを保ちやすいのもポイントです。
水拭きロボット掃除機のデメリットとは
水拭きロボット掃除機は、水拭きの手間を大幅に軽減できる便利な製品ですが、いくつかのデメリットがあります。
設定に手間がかかる場合がある
走行ルートや走行禁止エリアの設定などをする際、操作が分かりにくい場合があります。使い方が分からない、設定変更ができない、機器にトラブルが起きた、そんな困った時にアフターフォローが不十分だと、困ってしまうことも考えられます。
床材によっては使えない
水拭きロボット掃除機はカーペットやフローリング、畳などの水に弱い素材には適しません。誤って使用するとカビの原因になったり、床材を乾かす手間がかかったりする可能性があります。
メンテナンスの必要がある
水拭きロボット掃除機は水タンクやモップの定期的な交換、清掃が必要です。吸引タイプに比べて、メンテナンスを手間に感じることもあるでしょう。使い捨てのモップやクリーニングパッドもありますが、その分コストが高くなります。メンテナンスを怠ると、清掃効果が低下し、水拭きロボットの性能が落ちるだけでなく、寿命も縮まる可能性があるため、こまめな手入れが大切です。
水拭きロボット掃除機のメリットとは
水拭きロボット掃除機にはデメリットがあるものの、水拭きならではの仕上がりやアレルギー対策ができる点など、多くのメリットもあります。
吸引タイプで取り切れないゴミや汚れを拭き上げる
吸引タイプでは取り切れないゴミや汚れも、水拭きロボットがしっかり拭き上げます。細かなホコリやゴミ、こびりついた汚れをすっきりと除去し、床面のざらつきも解消。吸引だけでは実現できないクオリティの清掃が可能です。
ホコリや花粉が舞い上がりにくい
水拭きすることで、ホコリや花粉が水分を含んで重くなり、空中に舞い上がるのを防げます。これにより、ホコリや花粉が目や鼻、口に入り込み、アレルギーを引き起こす原因を減らすことができます。水拭きロボット掃除機を使うことで、アレルギー対策にも効果が期待できるでしょう。
デメリットをカバーできる水拭きロボット掃除機を選ぶポイント
水拭きロボット掃除機のデメリット、メリットも把握したうえで、デメリットをカバーできるような掃除機を選ぶポイントを紹介します。
メンテナンスのしやすさ
水拭きロボット掃除機は水を使用するため、吸引だけのタイプに比べてこまめな手入れが必要です。特に、濡れたままのモップやパッドを放置すると、カビや悪臭の原因となります。清掃後は毎回タンクの水を捨てることが大切です。なお、モップの自動洗浄や自動乾燥機能が付いている製品もあります。
使い勝手の良さ
使い勝手の良さも重要なポイントです。ルート編集機能やアプリ連携など、操作がしやすい機能を備えた製品を選びましょう。誰でも簡単に使えるシンプルな操作画面も大切です。使用頻度が高いものだけに、なるべく手間をかけずに使えるかを吟味し、また掃除したい場所の床材に対応しているかの確認も必要です。
最大稼働時間
最大稼働時間も重要なポイントです。広い範囲を掃除する場合は、バッテリーの持ちが特に大切。バッテリー切れになると、充電やタンクの給水・排水などの手間がかかり、清掃が中断されてしまいます。一度の充電でできるだけ広範囲をカバーできるモデルを選ぶと、効率よく掃除が進みます。
安全設計
障害物を検知して回避する機能や、段差や階段からの落下を防止する機能が搭載されているか確認しましょう。データ保護やアクセス制限などのセキュリティ対策がしっかりしているモデルを選べば、リスクを最小限に抑えられます。
アフターフォロー体制
業務用の場合、円滑な運用にはアフターフォローが欠かせません。導入時のセットアップや定期的なメンテナンス、トラブル発生時の迅速な対応が可能か、充実したサポート体制を確認しましょう。長期的に安心して使用できるメーカーや販売店を選ぶことが大切です。
アイリスオーヤマの水拭き清掃ロボット掃除機
アイリスオーヤマの水拭き清掃ロボットは、施設の規模や用途に合わせて最適なモデルを選べます。導入から運用定着までを一貫サポートするロボット清掃サポートサービスがあり、ロボットと人の最適なシフトやマニュアルの作成など、運用の定着化を支援するなどアフターフォローも万全です。
BROIT
法人向けの水拭き清掃ロボット「BROIT」は、強力な床洗浄で付着した汚れやゴミをしっかりと取り除きます。メンテナンス性が高く、ブラシ、ホッパー、スキージー、水タンクといった部品を簡単に着脱できる構造が特長です。
着脱可能なバッテリーと水タンクを採用し、連続運転が可能です。施設の床材や汚れの種類に合わせて、3種類の清掃モードを設定できるのも便利です。さらにセンサーが障害物や段差、歩行中の人といった動く対象物を検知して回避し、安全に作業を実施。専用のクラウド上で機体を遠隔監視でき、異常があった場合に直ぐに察知できます。
<BROITの詳細はこちら>
Phantasアイリスエディション
コンパクトなサイズで小売店や病院、オフィスなど幅広い場所に使えます。狭い通路やテーブルの下もスイスイ走行、リアルタイムで自動的に障害を避ける機能を持ち、障害のタイプに合わせて回避します。
充電ステーションと組み合わせれば、充電時の手間も最小限に。バキューム、モップなど4つの清掃モードに対応します。タスクのスケジュール、データレポートなど豊富なオプション付きのスマートフォンアプリで管理できます。
〈Phantasアイリスエディションの詳細はこちら〉
Scrubber 50 Proアイリスエディション
オート充電と水循環機能を組み合わせることで、最大4,000㎡の清掃が可能です（※オプションのステーションご利用時）。初回に専門スタッフが清掃ルートを設定し、2回目以降はボタン操作と水の補充、排水処理だけで操作が完了します。4.6度の傾斜まで走行可能で、スロープがある施設の清掃も安心です。
また25kgのブラシ圧で汚れを強力洗浄できるなど、大規模施設の清掃に最適な特長を備えています。床材（フローリング、セラミック、ビニル床、石材/コンクリート、アスファルト）、汚れ、清掃具合に合わせて最適なパッド・ブラシを選択可能です。
〈Scrubber 50 Proアイリスエディションの詳細はこちら〉
Whiz i アイリスエディション
除塵タイプの清掃ロボットで、オプションのサイドモップを取り付ければ、死角となりやすい壁際や什器の下を同時に清掃できます。
最大3.6時間の長時間運転で約1,800㎡をカバーします。清掃後の菌量は半減され、高性能なフィルターで空気中の浮遊菌量を1/5まで削減することも実験により実証済みです。専用ツール「Softbank Robotics Conect」で簡単に遠隔管理できます。
〈Whiz i アイリスエディションの詳細はこちら〉
デメリットをカバーする水拭きロボット掃除機を選ぼう
水拭きロボット掃除機にはデメリットがあるものの、それをカバーするような最新機種も登場しています。作業者の負担を軽減して清掃効率を最大限高められる水拭きロボット掃除機や、アフターフォローがしっかりしているメーカー、販売店を選べば導入もスムーズに進むでしょう。ぜひアイリスオーヤマの水拭きロボットも選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか。
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