宿泊客に快適な滞在を提供するための対策を講じているにもかかわらず、臭いに関するクレームが発生することがあります。
本記事では、ホテルの客室で発生する臭いの主な原因や具体的な対策を解説します。臭い対策に取り組んで快適な客室環境を整備し、クレームの低下やリピート率の向上を目指しましょう。
ホテル客室の臭いの主な原因
同じホテルの客室でも、臭いの原因はさまざまです。客室の臭いの主な原因について解説します。
タバコ
ホテルの客室は、喫煙と禁煙で分けられています。最近では、受動喫煙の健康への懸念から、全館禁煙のホテルも増加しています。
しかし、すべての宿泊客が喫煙ルールを守るとは限りません。特に土日や大型連休などの混雑時には、喫煙者が喫煙室を予約できないケースもあり、禁煙室で喫煙する宿泊客がいる可能性があるのも現状です。
また、ホテルのリニューアルにより、もともと喫煙室だった客室を禁煙室に変えることもあります。しかし、タバコの臭いを完全に消すのは難しいため、臭いが残り、クレームにつながるケースもあります。
汗や体臭
人は誰でも汗をかき、体臭が発生します。自分の汗や体臭には嗅覚が順応するため、気づきにくい一方で、他人の汗や体臭には敏感です。
ホテルの客室は多くの人が利用するため、前の宿泊者の体臭が残ることがあります。特に湿気の多い梅雨などは細菌が活発化し、臭いが残りやすくなります。
また、長期の滞在では臭いが蓄積される傾向があり、徹底した臭い対策が必要です。
雑菌
清掃担当者が気づかないうちに、客室内のさまざまな場所で雑菌が繁殖しているケースもあるでしょう。
客室の清掃は毎日行っても、どうしても行き届かない箇所が存在するのが現状です。特に浴室は湿気がこもりやすく、多くの雑菌が存在します。たとえばシャワーカーテンは、次の宿泊客がチェックインするまでに完全に乾かないことがあり、雑菌が繁殖しやすい環境になっている可能性があります。
湿気が多い状態が続くと雑菌が繁殖し、臭いの原因につながりかねません。雑菌による臭いは清掃直後には気づきにくく、時間が経つにつれて臭いが強くなる傾向があるため、定期的な対策や十分な乾燥が必要です。
カビ
ホテルの客室で発生する臭いの原因の一つは、カビです。
カビは、高温多湿の環境を好みます。浴室やトイレなどの水回りは湿気が多いため、カビが発生しやすくなっています。水回りの設備の経年劣化により、排水や下水の臭いが漂うこともあるため、水回りの清掃は特に注意が必要です。
また、エアコンの内部もカビが発生しやすい傾向があります。エアコンの内部にカビが発生すると、稼働させたときに風を通じて客室全体にカビの臭いが広がる可能性があり、注意が必要です。
カビの臭いは、定期的な清掃だけでは取り除けません。臭いが残るとクレームにつながるおそれがあるため、客室内はカビが発生しない環境を作ることが重要です。
香水・化粧品・お香
宿泊客が使用する香水や化粧品、お香などが臭いの原因になることもあります。
良いとされる香りでも、感じ方は人によってさまざまです。苦手な臭いを嗅ぐことで頭痛や吐き気などの体調不良を感じる人もいます。
また、海外からの宿泊客には、強い香りの香水を使用する習慣がある人もおり、ホテルの客室内に臭いが残ることがあります。
飲食物
宿泊客のなかには、飲食物を持ち込んだり、宅配サービスを利用したりして、客室で食事をとる人もいます。
しかし、飲食物によっては客室に臭いが残ることがあります。また、強い臭いを発する飲食物を冷蔵庫に保管すると、庫内に臭いが充満するケースもあるでしょう。
さらに宿泊客が飲食物を床にこぼした場合、臭いがしみ込んで取り除きにくくなるおそれがあります。
客室の臭いがホテルに与える影響
近年はインバウンド需要により全国各地でホテルが増加している一方、オーバーツーリズムを解消する動きも見られます。このような状況のなかで、ホテルを安定かつ継続的に運営していくには、新規宿泊客だけでなく、リピート客を増やすことも重要です。
ホテルは、宿泊客に快適に過ごしてもらえる空間を作る必要があります。しかし、客室の臭いが取り除けない場合、それが原因となってリピート率が低下するおそれがあります。
また、SNSが普及している現在、ホテルのネガティブな口コミが拡散され、新規顧客の獲得に悪影響を及ぼす可能性もあります。そのため、ホテル全体で臭い対策に取り組まなければなりません。
ホテル客室の臭いへの具体的な対策
客室の清掃時間は限られるため、清掃以外の臭い対策にも取り組む必要があります。客室の具体的な臭い対策を紹介します。
室内を換気する
ホテルの臭い対策の基本は、換気です。宿泊客がチェックアウトしたあとは、客室の窓を開けて新しい空気を取り入れましょう。客室内を換気するだけで、ほとんどの臭いを取り除けます。
近年は宿泊客の安全性を確保するために、窓が少ししか開かない構造になっているケースがあります。専用の鍵を使用すると全開にできるため、清掃担当者には鍵を預けておくと良いでしょう。
ただし、すぐに次の宿泊客が利用する場合や臭いが強く残っている場合などは、換気だけでは不十分なケースもあります。このような場合はほかの対策と組み合わせて、できるだけ臭いを残さないようにしましょう。
消臭剤を使用する
客室内に残った臭いには、消臭剤を使用するのも一つの方法です。ホテルのなかには、宿泊客が自由に利用できる消臭スプレーを客室に常備しているところもあります。臭いの場所が特定できる場合は、消臭剤が効果的です。
消臭剤は、タバコや飲食物などさまざまな臭いに対処できますが、臭いや使用場所の素材に応じて選ぶ必要があります。
特にリネンは宿泊客の肌に直接触れるため、天然由来の成分で作られている消臭剤を使用するのがおすすめです。
ただし、消臭剤は臭いを一時的に隠すだけで、根本的な解決にはつながらない点に注意が必要です。
空気清浄機を使用する
臭いを取り除き、きれいな客室空間を維持するために、空気清浄機を使用する方法もあります。空気清浄機は、長時間使用することでより高い効果を発揮できるため、常に稼働させておきましょう。
当社では、最大70畳の空間を1台で対応できる大型空気清浄機を取り扱っています。0.3マイクロメートルの粒子に対し、99.97%以上除去するHEPAフィルターと脱臭フィルターを搭載した双方向フィルターから吸気を行うことで、広範囲な空気清浄が実現できます。
臭いの元となる物質を感知する「ニオイセンサー」を搭載しているため、快適な客室空間を実現できるでしょう。
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清掃を徹底する
客室の臭いが、リネンや絨毯、カーテンなどに染み込んでいる可能性もあります。たとえば宿泊客が飲食物を絨毯にこぼすと、時間が経過するほど臭いを取り除きにくくなります。
リネンや絨毯に染みついた臭いは、洗浄することが大切です。洗浄により、客室全体の臭いを改善できる可能性があります。
また、エアコンのフィルターも臭いの原因になるため、定期的な清掃が必要です。フィルターにはごみやほこりが溜まりやすく、目詰まりするとカビが繁殖します。
浴室を清掃する際には、最後に乾いたタオルで拭き上げる、換気機能をオンにしておくことで湿気が残りにくくなります。
消臭クリーニングサービスを利用する
上記のような対策を施しても、臭いによっては取り除けないことがあります。
客室内を完全に消臭するには、清掃専門業者の消臭クリーニングサービスを利用するのも一つの手段です。
消臭クリーニングサービスを利用することで、普段の清掃では行き届かない場所もきれいにできるため、気になる臭いの改善を期待できます。
臭いの予防対策には
PlasmaGuard PRO™-アイリスエディション-がおすすめ
これまでホテル客室の臭いへの具体的な対策を紹介しました。
ただし、ご紹介した方法では十分に対策することが難しく、また方法によってはコストがかかってしまうのが現状です。
そこでおすすめなのがPlasmaGuard PRO™-アイリスエディション-です。90%以上の脱臭効果を誇り、消耗品がないため電気代以外のランニングコストはかかりません。
臭いの発生を抑えられるため、より快適な客室環境を実現できます。ここからは、臭いの予防対策としておすすめのPlasmaGuard PRO™-アイリスエディション-を紹介します。
独自技術で空間から物体表面まで一度に除菌
PlasmaGuard PRO™-アイリスエディション-は、独自のプラズマ放電技術を採用しています。プラズマ放電技術は除菌成分を空間へ拡散するため、空気中はもちろんのこと、床や壁などの表面に滞積しているウイルスや菌にも有効です。空間全体に除菌をアプローチするため、より快適な客室環境を実現できるでしょう。
PlasmaGuard PRO™-アイリスエディション-は、すでに多くのホテルや施設で活用されています。
臭いやカビ菌まで抑制!90%以上の脱臭効果を実現
PlasmaGuard PRO™-アイリスエディション-は脱臭効果も高く、90%以上の脱臭を実現できます。オゾン発生量0.015ppm以下、ラジカル発生量安全性確認済など、第三者機関によって安全性が実証されているため、ホテルでも安心して利用可能です。
また、ペットショップの臭い対策や店舗、スーパーマーケットなどのカビ対策にも活用されています。
用途別に2タイプを展開
PlasmaGuard PRO™-アイリスエディション-は、空調ダクトタイプと置き型タイプの2タイプを展開しています。
空調ダクトタイプは既存の空調ダクトに設置できるため、空調の買い替えが不要です。およそ90坪に対応しており、ホテルのロビーや多目的室などの幅広い場所で利用できます。
置き型は設置工事が不要なので、ホテルの客室への設置が可能です。
〈置き型はこちら〉
〈ダクト型はこちら〉
PlasmaGuard PRO™-アイリスエディション-のホテル納入事例
最後に、PlasmaGuard PRO™-アイリスエディション-のホテルでの納入事例を紹介します。
レジーナリゾート旧軽井沢 様
レジーナリゾート旧軽井沢は、長野県軽井沢にある最上質な愛犬同伴型リゾートホテルです。
ホテルでは、宿泊客が愛犬と一緒に安全かつ快適に過ごせるよう、臭いや菌、ウイルス対策が必要でした。
PlasmaGuard PRO™-アイリスエディション-は、室内に付着した臭いを抑制しつつ、壁や机上など物体表面の菌やウイルスを除菌する大規模空気清浄化の技術を採用しています。導入後は、愛犬とともに心からリラックスできる環境を実現しています。
株式会社 ホテル佐勘 様
株式会社ホテル佐勘は、宮城県内に宿泊施設やレストランを展開する老舗企業です。
旅館の一つである「伝承千年の宿佐勘」では、新型コロナウイルス感染症の影響により、宿泊客や従業員の3密回避を課題に抱えていました。そこで感染予防対策の一環として、ダイニングレストランにPlasmaGuard PRO™-アイリスエディション-を導入しました。
導入後は従業員の安全を確保しつつ、宿泊客がより安全・安心・快適に食事を楽しめる環境を実現しています。
ホテル客室の臭い対策は清掃以外の取り組みも必要
ホテルは宿泊客に不快な思いをさせないように配慮しなければなりません。
臭いにも対策を行う必要がありますが、状況によっては客室に臭いが残ってしまうことがあります。客室の臭いには、清掃や換気を徹底することが大切です。また、空気清浄機や消臭クリーニングサービスを利用するのもよいでしょう。
臭いには予防対策を講じることも重要です。当社のPlasmaGuard PRO™-アイリスエディション-は、独自のプラズマ放電技術を採用しており、空気中はもちろん、床や壁などの表面に滞積しているウイルスや菌にも有効です。ぜひ導入を検討してください。