どんぐりの選別・植え付けを行いました2015.12.16
輪王寺でのどんぐり拾いにご参加頂いた皆さん、あらためてありがとうございました。 先日、皆で拾った15,000粒のどんぐりの選別と植え付けを行いましたのでご報告します。 “選別”とは、育つ可能性が低いものを予め省く作業です。育苗を行って頂いている森の防潮堤協会の佐々木さんによれば、拾ったものから実際に苗木に育つものはわずか数%なのだそうです。限られた育苗スペースを効率的に使うために、選別が必要なのです。
森の防潮堤協会 佐々木さん
最も簡単な選別方法はどんぐりを水に浸すことです。水に浮くものは中身が乾燥していたり虫に食べられたりしているもので、植えても芽が出ないそうです。
水に浸して選別
その後、数日間の陰干しを経て、割れや虫食いのあるもの、生育の悪いものなどを1つ1つ目視で省いていきます。今回は約7,000粒まで絞り込まれました。
選別されたどんぐりは、佐々木さんと当社のスタッフで大切に植え付けました。 植え付けに用いたのは当社の「ゴールデン粒状培養土」。どんぐりからの育苗を熟知する佐々木さんに当社の工場にお越し頂き、商品開発担当者と相談のうえで使用する土を決定しました。
土を選ぶ佐々木さんと商品開発担当者
大切に植え付けました
ゴールデン粒状培養土を使用しました
健やかに苗木を育てるためには保水力やPH値、栄養素など様々な要素とそのバランスが重要で、普段から土選びや土作りには心を砕かれているとのことで、匂いや手触り、味(!)も頼りに土選びをされているそうです。 発芽後、育苗箱からポットへ植え替える作業はお子様に大人気とのことでした。 来春、どんぐり拾いと同様にイベントにし、ボランティアの方々と楽しく行いたいと考えています。