仙台画像検診クリニック 米テキサス大学M.D.アンダーソンがんセンターと研究協定を締結
当社が支援する仙台画像検診クリニック(仙台市青葉区五橋2-1-25)は、PET(陽電子放射断層撮影装置)とCT(コンピュータ断層撮影装置)を組み合わせた廉価ながん検診サービスを提供する検診施設で、07年8月上旬に開業する予定です。
開業に先立ち、米国テキサス大学のM.D.アンダーソンがんセンターとの研究協定を締結し、世界最高水準の診断サービスを提供する体制を整えます。
研究協定は、「神経内分泌起源腫瘍等の映像化を目的とするセロトニン関連薬剤の開発」を研究プロジェクトとするもので、2007年6月1日から最長3年間締結します。
プロジェクトの中心はM.D.アンダーソンがんセンター研究所内のDavid.J.Yang博士。開発される薬剤はPET/CT検診におけるがんの発見精度を高めるための診断用薬剤であり、従来の検査では見落とされる脳腫瘍などの微細なレベルのがん発見に効果を発揮します。
仙台画像検診クリニックではこの研究に対して全面的な支援をおこない、研究に必要なサンプル・薬剤などの支給も実施します。
共同研究によって開発された薬剤は仙台画像検診クリニックが独占的に使用ライセンスが供与され、3年後をめどに臨床応用を開始する予定です。
※ M.D.アンダーソンがんセンターについて
米国テキサス州ヒューストンにある、がん治療・研究に特化した病院・研究施設。U.S. News & World Report誌のアメリカのベストホスピタル調査において調査開始以来16年間がん病院部門で常に1位か2位にランクされている。
(更新日:2007/07/02)