アイリスオーヤマ、石灰石を主原料とする新素材「LIMEX」を採用
OAフロア※1『セットフロア LIMEX(ライメックス)』 2020年12月より販売開始
当社は、株式会社TBM(本社:東京都中央区、代表取締役 CEO:山﨑敦義)が開発する石灰石を主原料とする新素材LIMEXを建材業界で初めて使用した「セットフロア LIMEX(ライメックス)」を、2020年12月より発売します。
国際連合環境計画(UNEP)が2018年に発表した、使い捨てプラスチックの現状などをまとめた報告書によると、産業部門ごとの生産量は容器、包装、袋などのパッケージ(36%)に続き、第2位は建築(16%)業界となっています。このような現状を受け、環境に配慮した建材を導入する企業が増加しています。
この度、当社が発売する「セットフロア LIMEX」は、石灰石を主原料とする新素材『LIMEX』を原料に使用することで石油由来のプラスチックの使用量を抑えられ、焼却処分した際のCO2排出量を低減できます。また、施工時に支柱の高さ調整が不要な「置敷タイプ」のため施工が容易で、工期の短縮が可能です。施工負担低減・短工期が実現することで、労働人口減少による労務低減が期待できるほか、高齢者・ジェンダー人口等への負担低減に貢献します。さらに、より価値の高いものに変えるLIMEXのアップサイクルにより、持続可能な社会の実現へ寄与します。
当社は今後も、アイリスグループの総合力を活かし、変化する生活様式と幅広いニーズに対応していきます。
当社は、世界共通目標であるSDGs達成に向けて「地球」「地域」「人」「製品」の4カテゴリに対し、SDGsのテーマから目標を選出し、活動を推進しています。本製品の開発を契機に、今後も環境に配慮した製品開発を進め、SDGs達成に貢献します。
- ※1:OA機器等の電源やネットワーク配線のために床下に一定の高さの空間を確保するためのフロア材。
■製品特長
「セットフロア LIMEX」は、建材業界で初めて石灰石を主原料とした新素材LIMEXをOAフロアの材料に採用しました。LIMEXを使用することで、石油由来のプラスチックの使用量を抑えられ、焼却処分した際のCO2排出量を削減することが可能です。また、従来のポリプロピレン樹脂でできた製品と比較して密度が高く、しっかりとした歩行感が得られます。オフィスで大量消費されるOAフロアに応用することで、環境負荷の低減を目指しました。
また、施工時に支柱の高さ調整が不要な「置敷タイプ」のため施工が容易で、工期の短縮が可能となります。施工負担の大幅な低減と短工期が実現することで、労働人口減少による労務低減が期待できるほか、高齢者・ジェンダー人口等への負担低減に貢献します。さらに、より価値の高いものに変えるLIMEXのアップサイクルにより、持続可能な社会の実現へ寄与します。
■製品仕様
商品名 | セットフロア LIMEX |
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特長 | LIMEX製/高密度、安定性/簡単施工 |
パネル素材 | LIMEX(炭酸カルシウム+ポリプロピレン) |
パネルサイズ | 250mm×250mm×高さ50mm |
設置方式 | 置敷式 |
質量 | 約0.7kg |
耐荷重 | 3000N(300kgf)/変形量5mm以下 |
- ※2:炭酸カルシウム粉末とポリオレフィンの熱可型性樹脂、各種添加剤を加熱・混錬し、均一に分散させた複合材を適切な温度で冷却加工し、均一な大きさ・形状への裁断加工を施すことで製造。
(更新日:2020年11月19日)