IRIS OHYAMA アイリスオーヤマ

検 索
MENU
  1. ホーム
  2. 企業情報
  3. ニュース
  4. 2008年
  5. 商品の化学的安全性を確認する「高感度蛍光X線検査装置」を導入

商品の化学的安全性を確認する「高感度蛍光X線検査装置」を導入

当社では、玩具をはじめ商品の安全性を定期的に社内で確認することを目的とした「高感度蛍光X線検査装置」を応用研究部内に導入いたしました。

 当社が導入した「高感度蛍光X線検査装置」は、X線を照射することで樹脂や金属の塗装に、有害な重金属8元素※1が含有されているかどうかと、その含有量を短時間(検査・測定時間100秒)で検出することができます。また、重金属8元素に加え、酸に溶けない化合物も検出できます。
この検査装置を導入したことにより、従来は外部機関に委託していた化学的安全性の検査を、社内でも随時確認ができるため、より一層高い安全性を維持することができるだけでなく、検査の時間短縮を図ることができます。※2

 中国製玩具の大規模回収などを背景に、商品への化学物質の含有に対する不安が高まっています。生活用品メーカーとして他社に先駆けて「高感度蛍光X線検査装置」を社内に取り入れることで、開発段階の仕様確認や入荷時検査などを定期的におこない、玩具をはじめとする様々な商品のさらなる安全確保に努めます。

 さらに今後は、樹脂や金属の塗装に関しての検査だけではなく、ペットフードなどの重金属分析にも応用していきたいと考えております。

高感度蛍光X線検査装置

※1…アンチモン・バリウム・ヒ素・カドミウム・鉛・水銀・クロム・セレン
※2…高感度蛍光X線装置による検査は社内確認用。最終的には第3者機関にて化学的安全性を確認する検査を実施

(更新日:2008/02/25)