
スギ薬局グループ985店舗に導入決定
「HACCP※1対応冷ケース温度測定サービス」
温度自動測定・収集でDX化を促進


当社は、当社独自の無線制御システム「LiCONEX(ライコネックス)」の機能を応用し、冷凍庫・冷蔵ケースの温度を自動で測定し、 集約できる「HACCP※1対応冷ケース温度測定サービス」を、ドラッグストアチェーンのスギ薬局グループ985店舗に順次導入することが決定しました。
HACCP基準による衛生管理は、2018年の改正食品衛生法により制度化された衛生管理の手法で、食品における食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因を除去又は低減するために重要な工程の管理と、製品の安全性の確保のための基準です。全ての食品等事業者は、この基準に沿った衛生管理計画の作成・実行や確認などが求められます。近年では、HACCP基準に沿った食品の衛生管理にかかる温度記録と監視の負担などを軽減するため、その運用においてDX化が進められています。
スギ薬局グループでは、これまで食品取扱各店で従業員による目視での温度管理や記録・集約作業を実施していましたが、より正確な温度管理と業務の効率化のために、当該作業の自動化や収集データのデジタル化を検討していました。当社の「HACCP※1対応冷ケース温度測定サービス」は、自動で集約したデータをPCやタブレット端末などから閲覧可能で、容易にDX化を推進でき、電気工事不要※2で営業活動への影響が少ないため、この度、グループ全店の6割超に当たる985店舗への導入を決定しました。
当社は、今後も無線制御システム「LiCONEX」と様々な商品・サービスを組み合わせてソリューションの提案を行うことで、働き方改革に対応する省人化や業務の効率化に貢献します。
■HACCP対応冷ケース温度測定サービス 導入事例紹介
https://www.irisohyama.co.jp/led/houjin/liconex/haccp/case-studies/001.html
■商品仕様
商品名 | 電池タイプ | 電源供給タイプ |
商品画像 |
![]() |
![]() |
サイズ | 幅103×奥行16×高さ48mm | 幅78×奥行14×高さ37mm |
重量 | 約50g※3 | 約45g |
温度測定範囲 | -30℃~+30℃ | |
温度測定分解能 | 0.1℃ | |
温度測定周期 | 30分 | 最短1分 |
給電方式 | CR2450電池×2個 | DC24V |
■LiCONEXについて
■無線の照明制御システムのため、大掛かりな工事が不要
無線のため天井裏で大掛かりな配線工事をせずに設置でき、周辺機器も通信の親機となる「ベースモジュール」のみで操作できるため、有線の照明制御システムと比較して初期投資を大幅に抑えることができます。

■ウェブアプリによって、タブレットやスマートフォンから個別の制御が可能
ウェブアプリを通して操作でき、タブレット、スマートフォン、パソコンなど、様々な機器から操作が可能です。
照明器具を個別に制御することができるため、離席時に自分の席のみ消灯するなどの細かな節電が可能です。
■独自開発の「メッシュリンクプロトコル」による高い安定性と高速通信
当社独自の通信方式である「メッシュリンクプロトコル」により、照明器具から照明器具へとリレー方式で信号を伝達します。指定の照明器具まで信号を伝える最短ルートをそれぞれの照明器具が自動で選択するので、素早く安定した通信ができます。

■スギ薬局グループ概要
商号 | スギホールディングス株式会社 |
本社 | 愛知県大府市横根町新江62番地の1 |
店舗数 | 1487店舗※4 |
設立 | 1982年3月 |
代表者 | 代表取締役会長 榊原 栄一 代表取締役社長 杉浦 克典 |
事業内容 | スギ薬局グループ全社の経営管理、運営 |
- ※1:Hazard Analysis and Critical Control Point(危害要因分析重要管理点)。
国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格(コーデックス)委員会から発表され、
各国に採用を推奨している国際的に認められた基準。日本では2020年6月施行、2021年6月完全制度化。 - ※2:電池タイプのセンサーを使用の場合のみ。
- ※3:電池は除く
- ※4:グループ合計(2022年3月末現在)
(更新日:2022年05月10日)