アイリスオーヤマは、プラスチック製品の下請け町工場「大山ブロー工業所」として創業しました。
「アイリス物語」では、現在に至るまでのアイリスグループの歴史を連載でお届けします。
第三十一話アイリスオーヤマの3つのイノベーション
~③「業態転換による事業創造のイノベーション」~
今回は、アイリスオーヤマの成長を支えてきた3つのイノベーションの3つ目となる「業態転換による事業創造のイノベーション」についてご紹介します。
本来、製造業とは業種業であり、金属・プラスチック・紙製品・木製品など素材ごとに商品開発を行い、市場に送り出すことがメーカーとしての役割です。当社も当初はその枠組みにありましたが、ホームセンターとWIN・WINの関係を築き、パートナーとして共に成長してきたことで、独自の進化を遂げてきました。ユーザーイン発想で商品開発を行ってきたことで、取り扱う商品のカテゴリーが広がり、従来の業種業という枠には収まらなくなっていきました。このような背景から、1997年に中国・大連工場を新設し、2001年には当社のマザーファクトリーの役割を担う、大連アイリス生活用品を新設しました。現在、中国には10工場を保有し、様々な素材を組み合わせた商品を生産しています。
アイリスオーヤマは、業態転換によって事業創造してきたことで、企業理念第一条「会社の目的は永遠に存続すること。いかなる時代環境に於いても利益の出せる仕組みを確立すること」を実践しています。特定の市場に集中し過ぎると、不透明な時代では大きな痛手になりかねません。そこで、自社の強みを広げるかたちで、「選択と集中+選択と分散」の経営を進め、各事業の自社技術でシナジー効果を生みだし、全体としての競争力を高めています。この自社の強みから多くの事業を展開し、現在は国内グループ会社17社にまで成長しました。食品・消耗品・家電製品・ホーム用品・ロボティクス・省エネソリューション・空間ソリューション事業からネット通販・ホームセンター業。これらすべてが、アイリスの強みから生まれています。一つの業種に捉われず、業態転換し、事業創造でイノベーションを起こしていく。これは、「企業とは生活者を豊かにするためにある」を信念に会社成長を通じて社会に貢献してくための、私たちの挑戦でもあります。
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家電製品 -
不織布製品 -
ペットフード
(第三十二話に続く)