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オフィスで取り組むSDGs -アイリスチトセ株式会社-

1.働きやすいオフィスの環境整備

従業員が働きやすいオフィスの環境整備は、SDGsの「8.働きがいも、経済成長も」に関連しています。業務しやすい環境は作業効率の向上や社員のストレス軽減につながり、ひいては企業の成長への寄与も期待できます。

東京アンテナオフィス 

アイリスグループの東京アンテナオフィス(東京都港区、日本生命浜松町クレアタワー19階)は、2022年9月に人々の健康やウェルネス(※1)に着目した国際的なビル評価指標である「WELL Building Standard™(WELL認証)」の最高ランク「プラチナ」取得しました。
 東京アンテナオフィスは、アイリスグループのアイリスチトセ株式会社が総合的に監修を行い、健康に配慮したオフィス什器や観葉植物を配置することで、快適な執務環境を実現しています。 また、当社が提供するサーカディアンリズム対応照明(※2)を採用し、当グループの全従業員の心身に対するケアやサポートを通じて、健康を促進するなど、総合的に働く環境を整備しています。

  • ウェルネスとは、健康を身体の側面だけでなくより広義に総合的に捉えた概念。
  • 自然光に近い照明のリズムを再現。時間帯によって変化する照明で体内リズムを整えます。
WELL Building Standard(WELL認証)
WELL Building Standard™(WELL認証)
東京アンテナオフィス
東京アンテナオフィス

目黒オフィス

2023年3月に開設したアイリスグループの目黒オフィス(東京都品川区、JR目黒MARCビル13階)は、「コミュニケーション×サステナブルで新たな価値を」をテーマに、「環境配慮」「生産性・快適性の向上」「健康」をコンセプトに、ポストコロナの働き方やSDGsへの取組みを進めています。

同オフィスの家具は、アイリスオーヤマの本社がある宮城県で管理された森から出た間伐材や海洋プラスチック再生樹脂など、地球環境を良くするマテリアルの活用等により、オフィス全体でカーボン・オフセット(※)を実現しています。また、「円(エン)」と「角(カク)」を取り入れたオフィス家具コレクション「enKAK(エンカク)」を採用することで、「集中」「リラックス」「コミュニケーション」の効果を高め、生産性・快適性を向上させる環境を構築しています。

このほか、ガラスパーテーションを採用したオープンオフィスによる心理的安全性、自然を身近に感じられるバイオフィリックデザインによるリラックス効果など、従業員の心身の健康に配慮した「Well-being」を実現しています。

※ 温室効果ガスの削減努力を行う中で、削減困難な部分は他の場所で実現した排出削減・吸収量等を購入する又は排出削減・吸収する活動を実施し、排出量のすべて又は一部を埋め合わせること。
オープンオフィスとバイオフィリックデザイン
オープンオフィスとバイオフィリックデザイン
アイリスチトセ独自のオフィス設計
アイリスチトセ独自のオフィス設計

2.海洋プラゴミから生まれた椅子

海洋プラスチックごみは地球全体で増え続けており、近年、世界各国で、沿岸50キロメートル以内の海洋で適正に処理されていないプラスチックを回収し、再生樹脂にすることで製品の原料として採用する取り組みが進んでいます。日本国内においては、プラスチックの資源循環を製品ライフサイクル全般で促す「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が2022年4月1日に施行され、プラスチックの資源循環への取り組みが一層、進展していきます。

このような循環型社会への移行に対応するため、アイリスチトセ株式会社では、国内オフィス家具メーカーで初めて(※1)海洋プラスチック再生樹脂を採用したオフィスチェア「VIGOR-OBP」を開発しました。協業パートナーのプラスチック再生業者が海洋プラスチックを回収し、TUV認証(※2)を取得した工場で再生樹脂にリサイクルすることで、原料から製品までのトレーサビリティ及び製品の安全性を確保します。1脚あたり2.35kgの海洋プラスチックを使用し、年間約23t(※3)の海洋プラスチックの削減を目指しています。

  • 当社調べ。
  • 国際的な認証機関であるテュフ・ラインランド(TUV Rheinland(本社:ドイツのケルン))が定める第三者による中立的な認証制度。この認証取得により製品の品質及び信頼性を確保。
  • 1万台の販売計画による削減量。