当社は、ポリマータイプで水に浸して5分で膨らむ「緊急簡易土のう10枚スタンダード／6枚ロング」を2015年6月26日に発売します。主に全国のホームセンターや、法人向けに販売し、初年度は30,000個の販売を目指します。

近年、突風や竜巻の発生、火山の噴火、ゲリラ豪雨といった様々な自然災害の頻発により、全国各地で土砂災害や浸水被害が数多く発生しています。2011年の東日本大震災を契機に、地震や津波による被害を想定した防災、減災用品の需要が拡大し、多くの商品が登場しましたが、地震以外の多様な自然災害への対策が急務となっています。

特に近年は、台風の異常発生やゲリラ豪雨と呼ばれる局地的集中豪雨が頻発しており、水害発生リスクが高まると言われている1時間降水量50mm以上の激しい雨の年間発生回数は、直近30年間で約1.5倍に増加しています。これにより、都市部を中心に、雨水が流れ込む下水道の許容量を超えてしまうことによる床下、床上浸水といった水害が増えています。このような場合、土のうを使用した浸水の防止が有効ですが、都市部では「土のうに使用する土を用意することが難しい」、「保管場所がない」ことから、ポリマータイプの簡易土のうへの需要が増えています。

そこで今回当社は、ポリマータイプの土のうの商品ラインアップを強化するため、従来品の半分の5分という短時間で膨らむ「緊急簡易土のう10枚スタンダード／6枚ロング」を発売します。水に浸してから5分間で約16〜20kgに膨らみ、2〜3段に重ねて使用することで浸水水位が15〜20cmほどの初期水害対策品として使用することができます。使用前の状態は厚さ約1cmと薄いため、備蓄場所を効率よく確保できます。さらに、使用後は3，4日天日干しにすることで元のサイズに戻り、燃えるごみとして廃棄できます。さらに、バリアフリー化の進展に伴い、建物入り口から雨水が流れ込んで浸水被害を起こす家庭や店舗が増えている現状を踏まえ、ドアのサイズに合ったロングタイプを新たに商品ラインアップに追加しました。今回の商品ラインアップの強化により、様々なサイズのドアやシャッターに対応することができ、すき間からの水漏れ、浸水を防止します。

当社は、今後起こりうる火山の噴火や首都直下地震などの大規模災害を想定し、様々な被害に対応できる防災、減災商品の拡充を図ってまいります。

■商品特長

1. 水に浸して5分で16〜20kgに膨らむポリマータイプ

水に浸すと16〜20kgに膨らむため、都市部などの容易に土を集められない地域でも使用できます。ポリマーはオブラート状の小袋に入った状態で、土のう袋の中に入っており、水に浸すことでオブラート状の小袋が溶け、素早く均一に膨らみます。また、使用前の厚さは約1cmで、保管場所にも困りません。従来品の約半分の5分間で全体が膨らむ仕様となり、浸水が一気に進むゲリラ豪雨など、より緊急の災害に備えることができます。2〜3段に重ねて使用することで浸水水位が15〜20cmほどの初期水害対策品として使用することができます。3〜4日天日干しにすることで元のサイズに戻り、可燃ごみとして処理できます。

【※注意事項】

積むことができる段数は床下浸水を想定した3段までとなっており、大規模な洪水や土砂崩れなどの災害対策には、土を使用した本格的な土のうの使用を推奨します。

2. ドアのサイズに合ったロングタイプをラインアップに追加

スタンダードタイプよりも細長いロングタイプを新たに追加します。一般的な自動ドアに合ったサイズとなっており、建物入り口からの水漏れ、浸水対策として使用できます。スタンダードタイプと同じく5分で全体が均一に膨らみます。

商品名	緊急簡易土のう10枚スタンダード	緊急簡易土のう6枚ロング
商品画像
パッケージサイズ （mm）	320×420×70
商品サイズ（mm） ※1 枚あたり、使用前	570×480	750×270
重量 ※1 枚あたり、使用前	約110g
材質	ポリエチレン、吸水ポリマー
価格（税抜）	5,000 円

■その他の防災用品（一部抜粋）

【地震、竜巻・突風対策】

【災害時避難セット】

（更新日：2015/06/11）

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