電気毛布の電気代は安い?ほかの暖房器具との比較、使用時の注意点や節約方法

電気毛布の電気代は安い?ほかの暖房器具との比較、使用時の注意点や節約方法

さまざまな暖房器具のなかでも電気毛布は手ごろな価格で購入でき、電気代を抑えながら体を温めてくれるのが魅力です。この記事では、電気毛布とほかの暖房器具との電気代の比較、電気毛布を使用するメリット・デメリット、注意点、電気代節約のポイントについて解説します。おすすめの電気毛布も紹介するので、購入の参考にしてみてください。

電気毛布の電気代は安い?ほかの暖房器具との比較、使用時の注意点や節約方法

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電気毛布の電気代は高い?安い?

ベットの上の電気毛布
電気毛布の消費電力は、サイズや設定温度によっても異なります。シングルサイズで約40W前後、セミダブルサイズで約60W前後、ダブルサイズで約80W前後がおおよその目安です。公益社団法人「全国家庭電気製品公正取引協議会」が定める電力料金の目安単価「31円/kWh」をもとに計算した、電気毛布の消費電力別電気代の目安は以下の通りです。
<消費電力別電気代>
消費電力 1時間 1日(8時間) 1ヵ月(30日) 冬場(3ヵ月)
10W 0.3円 2.5円 75円 225円
20W 0.6円 5円 150円 450円
30W 0.9円 7.4円 222円 666円
40W 1.2円 9.9円 297円 891円
50W 1.6円 12.4円 372円 1,116円
60W 1.9円 14.9円 447円 1,341円
70W 2.2円 17.4円 522円 1,566円
80W 2.5円 19.8円 594円 1,782円
90W 2.8円 22.3円 669円 2,007円
100W 3.1円 24.8円 744円 2,322円
ただし、使用状況や設定温度によって消費電力は変動するため、あくまでも参考程度の電気代となります。

※出典元:公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会

【電気代比較】電気毛布とほかの暖房器具

毛布と複数のヒーター
寒い時期の暖房器具には、電気毛布以外にもさまざまな種類があります。ほかの暖房器具ではどのくらい電気代がかかるのか、一般的な暖房器具と電気毛布の電気代を比較してみました。
<暖房器具別電気代目安>
暖房器具 消費電力 1時間 1日(8時間) 1ヵ月(30日)
電気毛布 約30~80W 約1~3円 約7~20円 約210~600円
エアコン 約130~1,240W 約4~38円 約100~950円 約3,000~28,500円
電気ストーブ 約400~800W 約12~25円 約100~200円 約3,000~6,000円
こたつ 約80~600W 約3~19円 約20~150円 約600~4,500円
ホットカーペット 約100~500W 約3~16円 約25~125円 約750~3,750円
ヒーター 約300~1,200W 約9~37円 約70~300円 約2,100~9,000円
電気料金は31円※として計算しています。

※出典元:公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会

①エアコン(暖房)

寒い時期は部屋全体を短時間で暖められる暖房器具として便利です。一般的なエアコンを暖房で使用した場合の1時間あたりの電気代の目安は、低い温度(130W)で約4円、フルパワー(1,240W)で約38円です。

対して、一般的なシングルサイズの電気毛布では、弱(33W)で約1円、強(56W)で約2円です。就寝時など室内全体を暖める必要がない場合は、エアコンより電気毛布を使った方がお得と言えます。

②電気ストーブ

スイッチを入れるとすぐに暖かくなる電気ストーブは、コンパクトで置き場所を選ばないものや、縦型の首振りタイプなどがあります。一般的な電気ストーブ(遠赤外線)は、弱(400W)~強(800W)で1時間あたりの電気代の目安は約12~25円です。コンパクトサイズであっても消費電力が大きいため、電気毛布より電気代は高くなります。

③こたつ

一般的な1~2人用のこたつは300~510Wで、1時間あたりの電気代の目安は約9~16円です。電気毛布の方が電気代は安いですが、1人1枚が基本のため、複数人で温まる場合はこたつの方が安くなる場合もあります。

④ホットカーペット

1畳サイズで足元を温められるものから、3畳サイズでゆったりくつろげるタイプまで、使用場所に合わせて選べます。前面だけでなく、左半面・右半面と必要な部分だけを暖められるタイプや、ダニ退治機能が付いたものもあります。

一般的な1畳タイプ(200W)の1時間あたりの電気代は約6円前後です。日中は広範囲を暖められるホットカーペットを使い、エアコンの暖房温度を低めに設定、就寝時は電気毛布を使うと電気代を節約できます。

⑤ヒーター

電気を使って空気を暖めるため、室内の空気が汚れにくく、火災のリスクも比較的低いのが特徴です。パネルヒーターやオイルヒーター、セラミックヒーターなどが一般的です。

ヒーターの1時間あたりの電気代の目安は、パネルヒーターで160~1,500Wの場合は約5~57円、オイルヒーター(6畳用)は300~900Wで約9~28円、セラミックヒーターは300~1,200Wで約9~37円です。石油ヒーターやガスヒーターは電気代は安くなりますが、石油代やガス代がかかるため、トータルでは電気毛布の方が安くなります。

電気毛布を使用するメリット5つ

敷き電気毛布と掛け布団
電気毛布は寝るときに使うものと思われがちですが、それ以外でも暖房器具として活用できます。電気代を節約しながら効率的に暖房として使える電気毛布のメリットを紹介します。

メリット①|ほかの暖房器具と比較して電気代が安い

電気毛布は、ほかの暖房器具に比べて電気代が安いのが大きな魅力です。就寝時だけでなく、肩に羽織る・ひざに掛ける・足元に敷くなど、日中も使用できます。電気毛布を活用してエアコンやヒーターの使用を減らせば、さらに電気代を節約できます。

メリット②|低価格で機能性が高い

電気毛布は3,000円台から購入できる手軽な暖房器具です。タイマーや温度調整、ダニ退治などの機能も充実しており、設置工事不要で購入後すぐに使用できます。短時間で体を温められるのもメリットです。

メリット③|空気が乾燥しない

電気毛布は空気を暖める暖房器具とは異なるため、空気を過度に乾燥させにくいのが特徴です。特に冬は室内の空気が乾燥しやすく、喉や肌の乾燥が気になる季節ですが、電気毛布を使えば、快適な暖かさを保ちやすくなります。

メリット④|就寝時以外に使用できるものもある

サイズやタイプが豊富な電気毛布は、寝具以外でも活用できます。小さいサイズはブランケットやひざ掛けに、大きいサイズは布団カバーとして体全体を温めるのに便利です。また、頭からすっぽりとかぶるタイプやエプロンタイプは、部屋の暖房を使わなくても暖かく過ごせ、そのまま移動できる点でも人気です。

メリット⑤|誰でも持ち運びできる

一般的な電気毛布は1~2kgほどで軽量かつ折りたためるため、お年寄りや子どもでも簡単に持ち運び・収納できます。

電気毛布のデメリットや注意点

黄色の注意記号
メリットの多い電気毛布ですが、安全に使うためにはデメリットや注意点も理解しておく必要があります。電気毛布を使用する際の注意点を紹介します。

室内全体は暖められない

電気毛布は空気を暖める暖房器具ではないため、部屋全体を暖めることはできません。布団や体に接している部分を温めるのが得意なため、毛布から出ている部分は寒さを感じることもあります。そのため、ほかの暖房器具と併用するなどの工夫が必要です。

脱水症状に注意

電気毛布をつけたまま眠ると、知らないうちに脱水症状を起こす可能性があります。体が温まることで通常より汗をかきやすくなり、水分が失われやすくなるためです。就寝前に布団を温めてスイッチを切る、タイマー機能を活用する、水分をしっかり補給するなどの対策を取りましょう。電源を入れっぱなしで寝ることは避けてください。

低温やけどに気をつける

50℃前後の温度に長時間触れると、低温やけどをすることがあります。設定温度を高くするとこの温度になる場合もあるため、必要に応じて温度を低く設定したり、タイマーで自動オフにしたりしましょう。子どもが使用する場合は特に注意が必要で、就寝時は電源を切るようにしてください。

電源の切り忘れに注意

電気毛布には電熱線が内蔵されているため、経年劣化や折りたたみによる断線で火災が発生する可能性があります。24時間つけっぱなしにしても電気代は大きく変わりませんが、熱がこもることで火災のリスクは高まります。使用後や使用しないときは、必ず電源を切るようにしましょう。

電気代節約のポイント

サイズの異なる電気毛布
ほかの暖房器具より電気代が安い電気毛布ですが、使い方次第でさらに節約することも可能です。購入・使用時に役立つ電気代節約のポイントを紹介します。

ポイント①|適切な種類・サイズを選ぶ

使用シーンに合わせて種類やサイズを選びましょう。毛布のサイズが大きくなると電熱線も長くなり、消費電力が増えます。全身用には敷き毛布や掛・敷両用タイプ、足元用にはひざ掛けタイプなど、用途に応じて選ぶと電気代を抑えられます。

ポイント②|温度調節機能を使う

こまめな温度調節は快適さを保ちながら節電にも効果的です。寝る前は「高」で布団を温め、就寝時には「弱」に切り替えるなど、状況に応じて調整しましょう。

ポイント③|タイマー機能を使う

布団や体が十分に温まったら電源を切るようにしましょう。睡眠中にずっとつけていると、温度上昇による脱水症状や低温やけどのリスクがあります。タイマーを設定し、就寝後2〜3時間で自動オフにすると、電気代の節約と安全の両立が可能です。

ポイント④|布団を掛けて熱を閉じ込める

電気毛布の上から布団や毛布を重ねると、熱が逃げにくく効率よく暖まります。布団の中に熱がこもるため、電源を切ってもぬくもりが長く続き、使用時間を短縮できます。結果として、電気代の節約につながります。

アイリスオーヤマおすすめの電気毛布

アイリスオーヤマでは、さまざまな種類やタイプの電気毛布を取り揃えています。寒い日でも布団をぽかぽかに温めてくれるおすすめ商品を紹介します。

電気毛布 敷き 80×140/EHB-FK1480B

アイリスオーヤマの電気毛布
ダニ対策も可能な電気敷き毛布です。寝る前にスイッチを入れておくと、床からの冷えを防ぎ、温かい布団で眠れます。室温センサー付きで、温かすぎず快適な眠りをサポートします。

電気毛布 掛け/敷き 130×180/EHB-FR1813B

アイリスオーヤマの電気毛布
使用シーンに応じて、掛け・敷きだけでなく、ひざ掛けや肩掛けとしても使える電気毛布です。フランネル素材で肌触りが良く、コントローラーを外せば丸洗いできるため、いつでも清潔に保てます。

電気毛布を上手に使って電気代を節約しながら温かく過ごそう

電気毛布をはおり温まる女性
電気毛布はほかの暖房器具より電気代を抑えつつ、体を効率よく温めてくれます。用途に合った種類やサイズを選べば、リビングや職場でも便利に使えます。また、ほかの暖房器具と併用することで、さらに電気代を節約できます。手軽で使いやすい電気毛布を活用して、寒い季節を快適に過ごしましょう。
※こちらに掲載されている商品情報・価格・キャンペーンは掲載日時点での情報です。
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