エアコン暖房の設定温度は何度が適切?快適に過ごすコツや電気代の節約方法を紹介
公開日:2025.11.04
最終更新日:2025.11.04
「暖房をつけているのに寒い」「電気代が気になる」——冬になると、そんな悩みを感じる人も多いのではないでしょうか。エアコンの暖房は、設定温度の工夫やちょっとした使い方で、快適さと節電の両立ができます。快適に過ごせる目安温度や、電気代を抑えるコツを紹介します。
INDEX
- エアコン暖房の設定温度は何度がいい?
- エアコン暖房の設定温度を20℃にしても寒い理由は?
- 部屋の湿度が低いから
- 部屋の中で温度差があるから
- 暖房設定温度20℃でも快適に過ごす方法5選
- ①サーキュレーターを併用する
- ②加湿する
- ③換気をする
- ④窓の断熱性を上げる
- ⑤フィルター掃除をする
- エアコンの暖房は電気代がかかる?
- ほかの暖房器具に比べるとエアコンはコスパが良い
- 冷房に比べると暖房は電気代がかかる
- エアコン暖房の電気代の節約方法
- 電源を頻繁に切らない
- 自動運転モードを活用する
- 省エネ機能が付いたエアコンを選ぶ
- 冬の節電におすすめのアイリスオーヤマのエアコン
- エアコン 10畳 2025年モデル 節電 2.8kw 100V対応/IRA-2806R
- エアコン 12畳 2025年モデル 節電 3.6kw 100V対応 /IHF-3609G
- エアコン 6畳 節電 フィルター自動清掃 2.2kw 100V対応/IAF-2207M
- エアコン暖房の適切な設定温度を知り、快適に過ごそう
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エアコン暖房の設定温度は何度がいい?
冬のエアコン暖房の設定温度は、20℃前後が目安です。環境省によると、冬の室内温度を20℃にすると、節電しながら快適に過ごせるとされています。
ただし、環境省が推奨する20℃はエアコン暖房の設定温度ではなく、室内の温度です。温度計で室温を確認して、20℃にならない場合は、エアコンの設定温度を調整すると良いでしょう。
ただし、環境省が推奨する20℃はエアコン暖房の設定温度ではなく、室内の温度です。温度計で室温を確認して、20℃にならない場合は、エアコンの設定温度を調整すると良いでしょう。
エアコン暖房の設定温度を20℃にしても寒い理由は?
エアコン暖房の設定温度を20℃にしても寒い場合、部屋の湿度が低いことで体感温度が下がっているかもしれません。エアコンの真下は暖かくても窓際は寒いなど、部屋の中で温度差があるケースもあります。
部屋の湿度が低いから
エアコン暖房の設定温度を20℃にしても寒く感じる場合、湿度が低いかもしれません。冬は空気の乾燥により湿度が低下しやすく、体表の水分が蒸発し、気化熱により体感温度が下がってしまいます。湿度が10%上がるごとに、体感温度が約1℃上昇するといわれています。
部屋の中で温度差があるから
エアコン暖房の設定温度20℃でも寒い理由に、部屋の場所ごとの温度差が考えられます。部屋の中でも暖房の吹き出し口付近は暖かく、窓際は寒いなど、場所により温度差が発生しやすいためです。
ほかにも、建物の断熱性が低かったり、天井が高かったりする場合も効率的に暖められず、暖房の効果を実感しにくくなります。特に窓が大きい部屋や窓の多い部屋では熱が逃げてしまい、寒く感じることがあります。
ほかにも、建物の断熱性が低かったり、天井が高かったりする場合も効率的に暖められず、暖房の効果を実感しにくくなります。特に窓が大きい部屋や窓の多い部屋では熱が逃げてしまい、寒く感じることがあります。
暖房設定温度20℃でも快適に過ごす方法5選
暖房設定温度が20℃でも快適に過ごすには、サーキュレーターで暖かい空気を循環させたり、加湿器で湿度を調整したりするのがおすすめです。窓に断熱シートを貼る、エアコンのフィルターを掃除する、こまめに換気することでも、快適な環境を保てます。
①サーキュレーターを併用する
暖房の設定温度20℃でも快適に過ごすには、サーキュレーターを併用するのがおすすめです。暖かい空気は天井に溜まりやすいので、サーキュレーターで下に送るのがポイント。サーキュレーターをエアコンの対角線上に離して置き、斜め上に向けて風を送って、暖かい空気を循環させましょう。
②加湿する
暖房の設定温度が低くても快適に過ごすには、加湿も重要です。加湿器を使う、室内に洗濯物を干すなどして、湿度を40~60%にコントロールしましょう。エアコンと加湿器を併用する場合、加湿器はエアコンの真下に置くと、風を利用して効率的に湿度を上げられます。
③換気をする
暖房がついた部屋で快適に過ごすには、換気も重要です。寒いからといって換気をしないと、ウイルスやホコリ、二酸化炭素がこもりやすくなります。
換気の際は、暖房をつけたまま窓を開けると、エアコンの立ち上げ時の消費電力がかからず節電につながります。家に24時間換気システムがある場合は冬もオンにし、吹き出し口は塞がないようにしましょう。
換気の際は、暖房をつけたまま窓を開けると、エアコンの立ち上げ時の消費電力がかからず節電につながります。家に24時間換気システムがある場合は冬もオンにし、吹き出し口は塞がないようにしましょう。
④窓の断熱性を上げる
窓の断熱性を上げると暖房効率が高まり、20℃の設定温度でも快適に過ごせます。窓に断熱シートを貼ったり、カーテンを厚手のものにしたりするのがおすすめです。
⑤フィルター掃除をする
エアコンの暖房を使用している場合、フィルターをこまめに掃除すると暖房効率が高まります。ホコリや汚れでフィルターが詰まると、空気が暖まりにくくなる原因に。自動清掃機能付きのエアコンでも、定期的にフィルターの汚れを確認し、必要に応じて掃除しましょう。
エアコンの暖房は電気代がかかる?
冬にエアコン暖房を使うと、電気代が気になるという人も多いのではないでしょうか。エアコン暖房はほかの暖房器具に比べて消費電力が少なく、部屋全体を暖める場合は効率が良いといえます。ただし、エアコンに限らず、暖房は冷房より消費電力が大きい点には注意が必要です。
ほかの暖房器具に比べるとエアコンはコスパが良い
エアコン暖房の電気代は、ほかの暖房器具と比べるとコスパが向上しています。エアコンとほかの暖房器具の消費電力比較は以下の通りです。
| 種類 | 定格消費電力 |
| エアコン 6畳用 | 400~500W |
| エアコン 10〜15畳用 | 750〜1100W |
| 電気カーペット 3畳用 | 200〜400W |
| ファンヒーター | 550~1200W |
| オイルヒーター | 500〜1200W |
| ハロゲンヒーター | 400~1200W |
| 電気ヒーター | 550〜1200W |
電気カーペットはエアコンより消費電力が少ないものの、暖まる場所は限定的です。ヒーターも同様で、部屋全体を暖めるまでに時間がかかり、その結果電気代が高くなってしまうこともあります。部屋全体を暖める場合は、エアコンのほうがコスパに優れているといえるでしょう。
冷房に比べると暖房は電気代がかかる
エアコンだけではなく、暖房は冷房と比べて光熱費が高くなる傾向にあります。冬は夏より室内と外の気温差が大きく、パワーが必要になるためです。例えば夏に外気温が32℃なら、設定温度28℃の場合、4℃下げるだけで済みます。対して、冬の外気温が3℃なら、20℃に設定しても17℃上げる必要があります。
エアコン暖房の電気代の節約方法
エアコン暖房の電気代を節約するには、短時間の離席ならつけっぱなしにして、電源のオンオフ回数を減らすのがおすすめです。自動運転モードの活用や、省エネ機能が搭載されたモデルを選ぶのも良いでしょう。
電源を頻繁に切らない
エアコン暖房の電気代を節約するには、電源のオンオフを最小限にするのがポイントです。エアコンの消費電力が最も大きくなるのは、電源をオンにしたときです。少し部屋を移動するくらいなら、つけっぱなしのほうが節電になります。
自動運転モードを活用する
エアコンの自動運転モードを活用すると、快適な環境を保ちながら節電しやすくなります。自動運転モードは人の動きを感知したり、外気温や室温の変化を検出したりして、常に最適な設定をしてくれます。つけはじめは強風でその後は微風など、風量の自動調整も行ってくれるので節電に効果的です。
省エネ機能が付いたエアコンを選ぶ
AI搭載型など、最新のエアコンには省エネ機能が付いたものが多く、より電気代を節約しやすくなっています。年間の期間消費電力量が小さいものほど省エネになるので、選ぶときの参考にしてみてください。
冬の節電におすすめのアイリスオーヤマのエアコン
暖房の電気代を節約したいなら、省エネ機能を搭載したエアコンに買い替えるのもおすすめです。冬の暖房代を節約できる、アイリスオーヤマのエアコンを紹介します。
エアコン 10畳 2025年モデル 節電 2.8kw 100V対応/IRA-2806R
省エネ機能を搭載した最新モデルの10畳用エアコンです。「いたわりエコモード」機能で暖めすぎを防ぎ、消費電力を抑えられます。温度センサーがリモコンとエアコン本体の2ヵ所にあり、より体感に近い室温を保てます。リビング、寝室、子ども部屋などの暖房としておすすめです。
エアコン 12畳 2025年モデル 節電 3.6kw 100V対応 /IHF-3609G
暖房の電気代が気になるときにおすすめの、省エネ機能付きエアコンです。暖めすぎや冷やしすぎを防ぐ「いたわりエコモード」で効果的に節電が可能。「快適おやすみタイマー」搭載で、睡眠時間に合わせた運転ができ、寝室の設置にも最適です。12畳の部屋に対応しているため、リビングやダイニング、寝室用などに検討してみてはいかがでしょうか。
エアコン 6畳 節電 フィルター自動清掃 2.2kw 100V対応/IAF-2207M
節電機能を搭載した6畳用エアコンです。リモコンに内蔵されている温度センサーが、室温を自動で調整してくれます。リモコンを身近に置けば、より体感温度に近い温度調節が可能です。停止中に温度や湿度を検知して自動で冷房運転する「みはりモード」や、2種類の就寝用タイマーなど、便利な機能も満載です。
エアコン暖房の適切な設定温度を知り、快適に過ごそう
エアコンの暖房は設定温度を20℃前後にすると、快適さを保ちながら省エネにつなげられます。窓には厚手のカーテンを設置して断熱性を高め、サーキュレーターや加湿器を活用すると、さらに効率よく部屋を暖められます。紹介した節電方法を取り入れて、電気代を抑えつつ心地良い空間を作りましょう。
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※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。
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