安全な暖房器具の選び方|高齢者も安心して使える種類や注意点を解説
公開日:2026.10.16
最終更新日:2026.10.16
暖房器具は、寒い季節を快適に過ごすために欠かせないものですが、使い方や選び方によっては思わぬ事故につながることもあります。火災ややけど、一酸化炭素中毒などのリスクを知り、安全機能や使いやすさに配慮して選ぶことが大切です。今回は、暖房器具で起こりうる事故や、安全な暖房器具の選び方、おすすめの種類について紹介します。
INDEX
- 高齢者が暖房器具を使う際に気を付けたい事故と対策
- 器具にものが触れることによる「火災」
- ぶつかったり、コードに引っかかったりすることによる「転倒」
- 発熱部に触れることによる「やけど」
- 部屋を閉め切ることによる「一酸化炭素中毒」
- 高齢者にも使いやすい安全な暖房器具の選び方
- 操作が簡単なものを選ぶ
- 安全機能が搭載されている機種を選ぶ
- 表面温度が高くなりにくいものを選ぶ
- 燃焼を伴わない暖房器具を選ぶ
- 高齢者にもおすすめの安全な暖房器具の種類
- エアコン
- オイルヒーター
- パネルヒーター
- セラミックファンヒーター
- こたつ
- アイリスオーヤマの安全に配慮した暖房器具
- 大風量セラミックファンヒーター 首ふりWセンサー付/ACH-LWSW12A
- コンパクトセラミックファンヒーター/ACH-KD12A
- オイルヒーター ストレートフィン/IOH-1208KS
- 高齢者も使いやすい安全な暖房器具を選ぼう
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高齢者が暖房器具を使う際に気を付けたい事故と対策
寒さが厳しい冬に欠かせない暖房器具ですが、使い方や設置場所によっては、思わぬ事故につながることがあります。年齢を重ねると、転倒によるけがや、熱さに気づきにくいことによるやけどなどに注意が必要な場合もあります。暖房器具で起こりやすい事故と、その対策を紹介します。
器具にものが触れることによる「火災」
暖房器具の使用中は、火災に注意が必要です。衣類や布団、カーテンなどの燃えやすいものが暖房器具に接触したり、近づきすぎたりすると、火災につながるおそれがあります。また、古い暖房器具は安全装置が十分に備わっていない場合があるほか、内部にほこりがたまることで発火の原因になることもあります。
就寝時や外出時は暖房器具の電源を切り、周囲に燃えやすいものを置かないようにしましょう。フィルターや吸気口などを定期的に掃除し、使用年数や状態に応じて買い替えを検討することも大切です。
就寝時や外出時は暖房器具の電源を切り、周囲に燃えやすいものを置かないようにしましょう。フィルターや吸気口などを定期的に掃除し、使用年数や状態に応じて買い替えを検討することも大切です。
ぶつかったり、コードに引っかかったりすることによる「転倒」
暖房器具の本体にぶつかったり、電源コードに引っかかったりして起こる転倒にも注意が必要です。特に高齢者の転倒は、骨折や頭部外傷などの大きなけがにつながることがあります。
暖房器具本体が倒れることで、火災の原因になるおそれもあります。本体や電源コードは歩行の妨げにならない場所に配置し、転倒時に自動で運転が停止する機能があるかも確認しましょう。
暖房器具本体が倒れることで、火災の原因になるおそれもあります。本体や電源コードは歩行の妨げにならない場所に配置し、転倒時に自動で運転が停止する機能があるかも確認しましょう。
発熱部に触れることによる「やけど」
暖房器具では、高温の発熱部に直接触れることによるやけどだけでなく、比較的低い温度でも長時間触れ続けることで起こる「低温やけど」にも注意が必要です。加齢に伴って熱さを感じにくくなったり、危険に気づくまでに時間がかかったりする場合もあります。暖房器具との距離を適切に保ち、同じ部位に長時間温風が当たらないようにしましょう。
発熱部に触れにくい設計の製品や、安全ガード付きの製品を選ぶことも対策の一つです。タイマー機能を活用し、長時間の連続使用を避けることも意識しましょう。
発熱部に触れにくい設計の製品や、安全ガード付きの製品を選ぶことも対策の一つです。タイマー機能を活用し、長時間の連続使用を避けることも意識しましょう。
部屋を閉め切ることによる「一酸化炭素中毒」
石油やガスなどを燃料とする暖房器具は、一酸化炭素中毒にも注意が必要です。換気が不十分な状態で使用を続けると、不完全燃焼によって一酸化炭素が発生するおそれがあります。一酸化炭素は無色・無臭のため、発生しても気づきにくく、中毒が重症化する危険があります。
燃焼式の暖房器具を使用する際は、取扱説明書に従って定期的に換気しましょう。
燃焼式の暖房器具を使用する際は、取扱説明書に従って定期的に換気しましょう。
高齢者にも使いやすい安全な暖房器具の選び方
暖房器具は、安全性に加えて、操作のしやすさや設置場所も考慮して選ぶことが大切です。高齢者が使う場合に確認したいポイントを紹介します。
操作が簡単なものを選ぶ
まず意識したいのが、操作のシンプルさです。電源のオン・オフや温度調節などを迷わず操作できるか、日常的な使いやすさを確認しましょう。ボタンが多いものや設定が複雑なものは、誤操作や消し忘れにつながる可能性があります。
文字やボタンが大きく、操作方法がわかりやすい機種がおすすめです。人感センサーや音声ガイドなど、操作をサポートする機能も選ぶ際の参考になります。ただし、人感センサーは人の動きが少ないと反応しない場合もあるため、使用環境に合っているか確認しましょう。
文字やボタンが大きく、操作方法がわかりやすい機種がおすすめです。人感センサーや音声ガイドなど、操作をサポートする機能も選ぶ際の参考になります。ただし、人感センサーは人の動きが少ないと反応しない場合もあるため、使用環境に合っているか確認しましょう。
安全機能が搭載されている機種を選ぶ
思わぬ事故を防ぐためには、暖房器具に搭載されている安全機能も重要です。特に注目したい機能には、以下のようなものがあります。
・転倒時自動オフ機能: 本体が倒れたときに自動で運転を停止する
・過熱防止機能: 本体内部の温度が異常に上昇したときに運転を停止する
・タイマー機能: 設定した時間が経過すると運転を停止し、消し忘れ対策に役立つ
・チャイルドロック機能: ボタンの誤操作や意図しない設定変更を防ぐ
・過熱防止機能: 本体内部の温度が異常に上昇したときに運転を停止する
・タイマー機能: 設定した時間が経過すると運転を停止し、消し忘れ対策に役立つ
・チャイルドロック機能: ボタンの誤操作や意図しない設定変更を防ぐ
表面温度が高くなりにくいものを選ぶ
誤って触れたときのやけどのリスクを抑えるには、本体や発熱部の温度にも注目しましょう。暖房器具に触れてしまったときのリスクを減らすため、発熱部に直接触れにくい設計の製品や、安全カバー・ガード付きの製品を選ぶと安心です。
ただし、表面温度が比較的低い暖房器具でも、長時間触れ続けることで低温やけどを起こす可能性があります。使用中は適切な距離を保ち、同じ部位を長時間暖め続けないようにしましょう。
ただし、表面温度が比較的低い暖房器具でも、長時間触れ続けることで低温やけどを起こす可能性があります。使用中は適切な距離を保ち、同じ部位を長時間暖め続けないようにしましょう。
燃焼を伴わない暖房器具を選ぶ
換気の負担を減らしたい場合は、エアコンなど、使用時に燃焼を伴わない電気式の暖房器具も選択肢の一つです。燃焼式の暖房器具と異なり、暖房運転中に燃焼による一酸化炭素が発生する心配がありません。また、灯油などの燃料を補充する必要がないこともメリットです。ただし、電気式の暖房器具でも火災ややけどのリスクはあるため、製品ごとの注意事項を守って使用しましょう。
高齢者にもおすすめの安全な暖房器具の種類
暖房器具を選ぶ際は、安全性や使いやすさに加え、部屋の広さや使用する時間帯なども考慮することが大切です。ここでは、代表的な暖房器具の種類と、それぞれの特徴を紹介します。
エアコン
主暖房としておすすめなのがエアコンです。部屋全体を暖めやすく、使用時に燃焼を伴わないため、一酸化炭素中毒の心配がありません。夏は冷房としても使えるため、年間を通して活用できます。製品によっては、人感センサーや自動温度調節機能など、快適な室温を保つための機能も搭載されています。一方で、フィルターの定期的な掃除が必要なことや、暖房運転中に空気の乾燥を感じる場合があることには注意しましょう。
オイルヒーター
オイルヒーターは、電気で内部のオイルを加熱し、その熱を放射して周囲を暖める暖房器具です。使用時に燃焼を伴わないため、一酸化炭素が発生せず、燃焼による室内の空気の汚れもありません。温風が出ないため、風が苦手な方にも使いやすく、運転音が静かな点も特徴です。
一方、部屋が暖まるまでに時間がかかることや、本体が重く移動しにくいことはデメリットです。また、本体表面が熱くなるため、直接触れたり、衣類などを近づけたりしないよう注意しましょう。
一方、部屋が暖まるまでに時間がかかることや、本体が重く移動しにくいことはデメリットです。また、本体表面が熱くなるため、直接触れたり、衣類などを近づけたりしないよう注意しましょう。
パネルヒーター
パネルヒーターは、発熱するパネルから放出される熱で、周囲や足元などを暖める暖房器具です。薄型で省スペースな製品も多く、足元など限られた範囲を暖めるのに向いています。製品によっては温風を出さずに暖められ、運転音が静かな点も特徴です。
製品によって暖房能力は異なり、広い部屋全体を暖めるには力不足となる場合があります。使用する場所や目的に合った製品を選び、必要に応じてエアコンなどの主暖房と併用しましょう。
製品によって暖房能力は異なり、広い部屋全体を暖めるには力不足となる場合があります。使用する場所や目的に合った製品を選び、必要に応じてエアコンなどの主暖房と併用しましょう。
セラミックファンヒーター
セラミックファンヒーターは、電気で発熱体を温め、ファンで温風を送り出す暖房器具です。軽量でコンパクトな製品が多く、スイッチを入れると比較的すぐに温風が出るため、脱衣所やトイレなど、限られたスペースを暖めるのに向いています。
寒い場所を暖めて室内との温度差を小さくすることは、ヒートショック対策の一つになります。ただし、セラミックファンヒーターだけでヒートショックを防げるわけではありません。設置場所や使用方法に配慮し、家の中の温度差をできるだけ小さくすることが大切です。
また、温風によって空気が乾燥したように感じたり、ほこりが舞い上がったりすることがあります。吹き出し口に衣類などを近づけないようにしましょう。
寒い場所を暖めて室内との温度差を小さくすることは、ヒートショック対策の一つになります。ただし、セラミックファンヒーターだけでヒートショックを防げるわけではありません。設置場所や使用方法に配慮し、家の中の温度差をできるだけ小さくすることが大切です。
また、温風によって空気が乾燥したように感じたり、ほこりが舞い上がったりすることがあります。吹き出し口に衣類などを近づけないようにしましょう。
こたつ
こたつは、テーブルの下に設置されたヒーターで、足元を中心に暖める暖房器具です。日本の家庭でなじみ深く、使い慣れている方も多いでしょう。部屋全体を暖める暖房器具と比べて、暖める範囲を限定しやすいことも特徴です。
一方、こたつだけでは部屋全体を暖められず、長時間の使用では低温やけどや脱水などのリスクがあります。また、こたつ布団や電源コードにつまずいて転倒するおそれもあるため、周囲の環境を整え、長時間同じ姿勢で使用し続けないようにしましょう。
一方、こたつだけでは部屋全体を暖められず、長時間の使用では低温やけどや脱水などのリスクがあります。また、こたつ布団や電源コードにつまずいて転倒するおそれもあるため、周囲の環境を整え、長時間同じ姿勢で使用し続けないようにしましょう。
アイリスオーヤマの安全に配慮した暖房器具
暖房器具の安全機能や使いやすさは、製品によって異なります。ここでは、アイリスオーヤマの製品から、操作性や安全機能に配慮した暖房器具を紹介します。
大風量セラミックファンヒーター 首ふりWセンサー付/ACH-LWSW12A
スイッチを入れると温風が出る、首ふり機能付きのセラミックファンヒーターです。室温センサーと人感センサーを搭載し、室温や人の動きを検知して運転を調整できます。ターボ・標準・節電の3つの運転モードを搭載しており、使用状況に応じて切り替えられます。軽量・コンパクトで持ち運びやすく、転倒時に自動で運転を停止する機能も備えています。
コンパクトセラミックファンヒーター/ACH-KD12A
足元などを暖めるのに適した、コンパクトなセラミックファンヒーターです。限られたスペースにも置きやすく、使わないときに収納しやすいサイズも特徴です。送風・600W・1,200Wの3つの運転モードを搭載しています。転倒時には自動で運転を停止する機能があり、フィルターのお手入れもしやすい設計です。
オイルヒーター ストレートフィン/IOH-1208KS
電気で内部のオイルを加熱し、放熱によって部屋を暖めるオイルヒーターです。8枚のフィンを採用し、温風や炎を出さずに暖められます。使用時に燃焼を伴わないため、一酸化炭素が発生する心配がありません。一方、本体表面は熱くなるため、直接触れたり、衣類や布団などを近づけたりしないようにしましょう。
高齢者も使いやすい安全な暖房器具を選ぼう
高齢者が使う暖房器具は、安全性や操作のしやすさを重視して選ぶことが大切です。転倒時自動オフや過熱防止などの安全機能に加え、誤操作や消し忘れを防ぎやすい設計かどうかも確認しましょう。ただし、暖房器具の種類にかかわらず、火災ややけど、転倒などへの対策は必要です。使う人の状態や生活スタイル、住環境に合った暖房器具を選び、必要に応じて周囲の人も設置場所や使用状況を確認することで、冬をより安全に過ごしましょう。
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※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。
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