布団干しの時間や頻度はどれくらい?干し方のポイントや注意点も紹介
公開日:2023.05.08
最終更新日:2024.04.16
乾燥や消臭を目的に、布団を天日干しにする家庭は多いのではないでしょうか。布団干しには季節ごとに適した時間帯や、素材によって適切な干し時間や頻度があるため、注意点を解説します。また、天日干しだけでは、ダニを完全に駆除することはできません。天日干しと併せて使用したい布団クリーナーや布団乾燥機についても紹介します。
INDEX
- 布団干しが必要な理由
- カビ・ダニを防ぐ
- 嫌なニオイを防ぐ
- 布団干しの時間帯はいつがおすすめ?
- 【素材別】布団干しの時間と頻度
- 木綿(コットン)
- ポリエステル
- 羽毛
- 羊毛
- 真綿(まわた)
- 布団干しのポイントと注意点
- カバー類をつけたまま干す
- 布団の両面干す
- 干した後にクリーナーをかける
- 干した後に布団を冷ます
- 長時間干さない
- 布団を叩かない
- 季節やタイミングによって布団乾燥機を使用する
- アイリスオーヤマの布団乾燥機&布団クリーナー
- ふとん乾燥機 ハイパワーツインノズル ホワイト/FK-WH2
- 布団クリーナーハイパワー/FCA-22H
- 超吸引ふとんクリーナー/IC-FAC2
- ふとん乾燥機 カラリエColors/FK-RC3/FK-RW2
- ふとん乾燥機/FK-D2
- 布団干しの時間やコツを意識して清潔な布団で眠ろう
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布団干しが必要な理由
毎日使っている布団はキレイにみえても、定期的に干すことが必要だと言われています。まずは、布団干しが必要な理由を解説します。
カビ・ダニを防ぐ
布団を干す最大の理由は、布団の湿気を飛ばすことです。人は寝ている間に約コップ1杯分の汗をかくと言われ、その汗は布団に吸収されています。寝汗を吸収した布団は多湿になり、放置するとカビやダニの温床に。一度布団にカビやダニが発生すると取り除くのは難しいため、湿気を溜めないようにすることが大切です。
嫌なニオイを防ぐ
寝汗や皮脂汚れがついた布団を放置すると、雑菌が繁殖して嫌なニオイの原因となります。天日干しをすることで、ニオイ防止につながると言われています。また、シーツやカバーの交換、洗濯表示に沿った布団本体の洗濯もニオイ予防に効果的です。
布団干しの時間帯はいつがおすすめ?
布団干しは、晴れた日の日中がおすすめです。適度な日差しがあり湿度が低い時間帯に干すと、カビの発生・ダニの繁殖を抑え、ニオイ予防にも効果的です。朝方や夕方は空気中の湿度が高く、布団が湿気を吸い取ってしまうのでおすすめできません。
また、季節により日差しの強い時間は変わるので、布団干しにおすすめの時間帯も変わります。前日に雨が降った場合は湿度が高いため、晴れていても布団を干すのは控えましょう。梅雨などの雨が多い時期は、布団乾燥機を利用し湿気を溜めないようにするのがおすすめです。
<季節別のおすすめ時間帯>
夏 | 9〜11時頃 |
春・秋 | 10〜14時頃 |
冬 | 11〜14時頃 |
【素材別】布団干しの時間と頻度
布団干しの時間や頻度の目安は、布団の素材によっても変わります。代表的な布団の素材ごとに、目安を紹介します。
木綿(コットン)
木綿の布団は湿気がこもりやすい特徴があり、他の素材よりも長めに干す必要があります。特に敷布団はカビが生えやすいため、こまめに干しましょう。
<干す頻度と時間の目安>
掛布団:1~2週に1回の頻度、夏は2時間、冬は3時間が目安
敷布団:週に1~3回の頻度、夏は3時間、冬は4時間が目安
掛布団:1~2週に1回の頻度、夏は2時間、冬は3時間が目安
敷布団:週に1~3回の頻度、夏は3時間、冬は4時間が目安
ポリエステル
ポリエステルは吸湿性が低く湿気が溜まりにくいため、干す時間は短めで構いません。
<干す頻度と時間の目安>
掛布団:1~2週に1回の頻度、夏は1.5~2時間、冬は2~3時間が目安
敷布団:週に1回の頻度、夏は2時間、冬は3時間が目安
掛布団:1~2週に1回の頻度、夏は1.5~2時間、冬は2~3時間が目安
敷布団:週に1回の頻度、夏は2時間、冬は3時間が目安
羽毛
羽毛もポリエステル同様に湿気を溜めにくく、干す時間は短くて済みます。ただし、傷みやすいので直射日光に当てないように注意してください。干す時はシーツやカバーをかけたり、風通しの良い室内で陰干しをしたりすることが大切です。
<干す頻度と時間の目安>
掛布団:月に1~2回くらいの頻度、夏は30分~1時間、冬は1~2時間が目安
敷布団:月に1回くらいの頻度、夏は1~2時間、冬は2時間が目安
掛布団:月に1~2回くらいの頻度、夏は30分~1時間、冬は1~2時間が目安
敷布団:月に1回くらいの頻度、夏は1~2時間、冬は2時間が目安
羊毛
羊毛も羽毛と同じく直射日光に弱い特徴があります。干す時はカバーやシーツをかけたり、陰干ししたりするのがおすすめです。
<干す頻度と時間の目安>
掛布団:2週に1回の頻度、夏は30分~1時間、冬は1~2時間が目安
敷布団:1~2週に1回の頻度、夏は2時間、冬は2~3時間が目安
掛布団:2週に1回の頻度、夏は30分~1時間、冬は1~2時間が目安
敷布団:1~2週に1回の頻度、夏は2時間、冬は2~3時間が目安
真綿(まわた)
真綿は蚕が作る繭(まゆ)を処理して成型したものです。通気性が良く、湿度を放出しやすい特徴があります。一方、紫外線に弱く、直射日光に長時間当たると変色する恐れがあります。
干す際は、風通しの良い日陰に数時間陰干しするか、どうしても天日干ししたい場合は、シーツやカバーをかけて短時間だけ干すようにしましょう。
<干す頻度と時間の目安>
掛布団:月に1~2回の頻度、日陰で2~3時間が目安
敷布団:月に1~2回の頻度、日陰で2~3時間が目安
掛布団:月に1~2回の頻度、日陰で2~3時間が目安
敷布団:月に1~2回の頻度、日陰で2~3時間が目安
<素材別の干す頻度と時間まとめ>
素材 | 布団の種類 | 頻度 | 時間 | |
夏 | 冬 | |||
木綿(コットン) | 掛布団 | 1〜2週/回 | 2時間 | 3時間 |
敷布団 | 3〜7日/回 | 3時間 | 4時間 | |
ポリエステル | 掛布団 | 1〜2週/回 | 1.5〜2時間 | 2〜3時間 |
敷布団 | 1週/回 | 2時間 | 3時間 | |
羽毛 | 掛布団 | 0.5〜1ヵ月/回 | 0.5〜1時間 | 1~2時間 |
敷布団 | 1ヵ月/回 | 1〜2時間 | 2時間 | |
羊毛 | 掛布団 | 2週/回 | 0.5〜1時間 | 1~2時間 |
敷布団 | 1〜2週/回 | 2時間 | 2〜3時間 | |
真綿(まわた) | 掛布団 | 0.5〜1ヵ月/回 | 2〜3時間 | 2〜3時間 |
敷布団 | 0.5〜1ヵ月/回 | 2〜3時間 | 2〜3時間 |
布団干しのポイントと注意点
布団干しをする時は、干し時間の他にも押さえておきたい干し方のポイントや注意点があります。ちょっとしたコツで、布団干しの効果をより高められます。
カバー類をつけたまま干す
布団を干す際はカバーやシーツ類をつけたまま干しましょう。日に当たって表面が色褪せたり、中の繊維が傷んだりするのを防げます。また、花粉やP.M2.5といった空気中の汚れの付着を防ぐには、専用の布団袋やシートを利用するのがおすすめです。干す時に気になるベランダや手すりの汚れ移り対策にも効果的です。
布団の両面干す
布団は両面干すのが基本です。表面を先に干し、その後裏面を干します。肌が触れて湿気がこもりやすい表面は、少し長めに干すのがおすすめです。
ただし、冬は布団と床に温度差ができて結露で湿りやすいので、裏面も表面と同じ時間干しましょう。日差しが出ている時間も考えて、裏表の干し時間を配分しましょう。
ただし、冬は布団と床に温度差ができて結露で湿りやすいので、裏面も表面と同じ時間干しましょう。日差しが出ている時間も考えて、裏表の干し時間を配分しましょう。
干した後にクリーナーをかける
布団を干した後は布団クリーナーや掃除機をかけ、布団表面のハウスダストやダニの死骸、フンを取り除きましょう。布団に付着したハウスダストやダニは非常に小さいため、クリーナーはゆっくり丁寧にかけるのがコツです。片面90秒程度が目安です。
また、掃除機を使う場合は、布団専用のヘッドに交換するようにしてください。床の汚れが付着したヘッドを使用すると、布団が汚れてしまう可能性があります。
干した後に布団を冷ます
布団を干した後はすぐに収納せずに、しばらく室内に放置して熱を逃がしましょう。取り込んだ直後の布団は内部に熱がこもっています。そのまま収納すると冷めた後に湿気が生じ、結露の原因となってしまいます。
長時間干さない
布団を長時間干すと、日光で生地を傷める原因となります。また、夕方以降は湿度が高くなり布団が湿気を吸ってしまうため、早めに取り込みましょう。
布団を叩かない
布団を叩くと傷むのでやめましょう。布団を叩くとホコリやダニが出るように感じますが、実は布団の繊維が壊れて舞っているだけです。布団は叩かず、表面のホコリを軽く払うようにするのがポイントです。
季節やタイミングによって布団乾燥機を使用する
梅雨や花粉が飛んでいる時期など、外に布団を干せない時は、布団乾燥機の使用がおすすめです。布団乾燥機を使えば、天日干しと同じように布団を乾燥でき、天候や時間を気にせず使えて便利です。また、干す場所を必要とせず、天日干しだけでは難しいダニ退治にも効果的です。日中は外出が多く布団干しが難しい人にも便利なアイテムです。
アイリスオーヤマの布団乾燥機&布団クリーナー
布団を清潔に保つには、定期的な布団干しとともに布団乾燥機や布団クリーナーを併用するのが効果的です。特に、ダニは天日干しだけですべて退治することはできず、布団内部を50度以上にすることが必要と言われています。最後に、アイリスオーヤマおすすめの布団乾燥機と布団クリーナーを紹介します。
ふとん乾燥機 ハイパワーツインノズル ホワイト/FK-WH2
ツインノズルで、2枚の布団を同時に乾燥・暖めが可能なふとん乾燥機。液晶モニターで「あたため」「夏(送風仕上げ)」「冬」「ダニ」といったモードを選択できます。ホースの長さが800mmあるため、足下まで暖められるのも嬉しいポイント。
別売りのダニ撃退ふとん乾燥袋(FK-DGB1)を併用すれば、ダニを99%死滅させられます。ダニ退治後はダニの死がいや、フンなどを吸い取ることが大切です。ふとんクリーナーや掃除機のふとん用ヘッドなどを使用しましょう。
布団クリーナーハイパワー/FCA-22H
布団乾燥機と併用したいアイテムが、布団クリーナーです。布団乾燥機を使用した後はダニ退治後の死がいやフンを除去するために、布団クリーナーを使用しましょう。FCA-22Hは、ヘッド幅が広くパワーモーター搭載のため、3分間で99%以上のハウスダストを除去できます。ダニちりセンサーがハウスダストの量をチェックし、ランプでお知らせ。吸い残しの心配もありません。 ダストカップ、フィルターセット、回転ブラシは水洗い可能でお手入れも簡単です。
超吸引ふとんクリーナー/IC-FAC2
軽くて持ちやすいのに、パワフルなクリーナー。可動式ヘッドのためスムーズに作業できるのも嬉しいポイントです。ヘッドの高速振動で繊維の間のダニやちりを浮き上がらせ、内部で発生させたサイクロン気流で掻きだし吸引する仕組み。さらに温風で布団を温め、ダニの繁殖を予防します。
ふとん乾燥機 カラリエColors/FK-RC3/FK-RW2
おしゃれな見た目の布団乾燥機ならこちらがおすすめ。コンパクトでピンクとグリーンのパステルカラーがかわいくインテリアにも彩りをプラス。「ホースを伸ばす・布団を被せる・スイッチを入れる」の簡単ステップで手軽に布団ケアができます。また、便利な衣類乾燥と、くつ乾燥アタッチメント付きなので、雨の日や花粉の季節の室内干しにも活躍してくれます。
ふとん乾燥機/FK-D2
こちらもインテリアになじむふとん乾燥機。落ち着きのあるファブリック生地で、シックなお部屋にぴったりです。約80cmのロングホースで、ベッドサイドからノズルを伸ばして使えます。本体はスリムサイズなので、ちょっとした空間に収納できまるので置き場所にも困りません。
付属のノズルハンガーを使って衣類乾燥もできるので、お洋服の部屋干しにも使える優れもの。シングル/セミダブル/ダブルと幅広いサイズの寝具に対応しています。
布団干しの時間やコツを意識して清潔な布団で眠ろう
布団干しの理想的な時間や頻度は、布団の素材などによっても異なります。布団を干すことで、湿気を飛ばしてカビやダニの予防ができます。さらに、布団乾燥機や布団クリーナーなどの便利なアイテムを活用すれば、ハウスダストやダニを取り除き、より清潔に保てるのでぜひ試してみてください。
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※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。
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