自動なのに本格的!炒め料理がおいしく仕上がる「シェフチャオ」をレビュー

自動なのに本格的!炒め料理がおいしく仕上がる「シェフチャオ」をレビュー

毎日の料理をもっとおいしく、かつ簡単に仕上げたい……。そんな思いを抱えている人におすすめなのが自動調理家電です。特に食材を自動でかき混ぜることができる「自動調理鍋」は、作れる料理の幅がグッと広がり、仕上がりもワンランクアップします。そこで、料理に精通した家電ライターがアイリスオーヤマの「自動調理鍋」を実際に使用。調理の仕上がりや使い勝手、お手入れのしやすさなどを、プロの視点でレビューします!

自動なのに本格的!炒め料理がおいしく仕上がる「シェフチャオ」をレビュー

ライター:金山 靖

使う人の生活を豊かにするものが大好物で、日用品、ガジェット、家電、インテリア、文房具、グルメ、ファッションなど年間200以上のアイテムについて記事を執筆。ものへのこだわりを持つブランドへの取材経験も豊富。

家電ライターが自動調理鍋「Chef Chao(シェフチャオ)」をレビュー

キッチンのシェフチャオ
「Chef Chao」(以下、シェフチャオ)は、アイリスオーヤマから発売されている自動調理鍋。炒め物・煮物・パスタ・ご飯ものなど120種類以上のメニューが自動で調理できます。その中でも、シェフチャオが得意とするのが炒め料理。商品名は、「炒」の中国語読みである「チャオ」を採用しています。

なぜ炒め料理かというと、アイリスオーヤマが自動調理鍋に関する調査を行ったところ、実際によく作る料理は「炒め物」が約35%と最多であることがわかったから。ここからは、シェフチャオの実機をチェックします。

デザインとサイズ感をチェック

正面からのシェフチャオ
前後左右の凹凸が少なく、設置がしやすそうというのが第一印象。一般的な自動調理鍋や圧力鍋、炊飯器の延長線上にあるデザインなので、自宅に設置するイメージが湧きやすいはず。アイボリーのナチュラルなカラーは、幅広い雰囲気の部屋になじみそう。
真上からみたシェフチャオ
サイズは、約幅26.6×奥行33.9×高さ26.3cm(突起部除く)、重さは約4.5kg(かくはん棒・ガラスフタを含む)。サイズ・重さともに一般的な自動調理家電とほぼ同じぐらいです。ただ、トップのデザインはユニーク。
シェフチャオのサイズ
トップカバーのヒンジ部などがあるため、奥行が幅よりも大きい構造になっています。
シェフチャオのサイズ
横に凹凸が少ないので、キッチンやダイニングに置きやすそう。
シェフチャオのかくはん棒
個性的だと感じたのは、かくはん棒が3本搭載されていること。一般的な調理家電は2本のことが多いので、よりしっかりと食材をかき混ぜてくれそう。

3本のかくはん棒の役割をアイリスオーヤマに聞いたところ、外側の2本は主に食材を鍋の外側から内側へ、内側の1本は主に食材を内側から外側へかくはんさせる役割を担っているとのこと。また、3本のアームは太さだけでなく横棒の長さも異なり、それぞれ異なる回転軌道を描くことで、鍋全体をまんべんなくかくはんする一助になっているようです。
シェフチャオのふた
トップカバーからフタを取り外して使えるのもユニーク。また、フタは透明なので調理中でも中の様子がわかるのは意外とうれしいポイント。

炒め料理を実際に作ってみた

調理中のシェフチャオ
それでは、シェフチャオを使って料理を作ってみました。炒め物に特化しているので、ホイコーローとチャーハンにチャレンジ!

初期設定・準備は簡単?

かきまぜ棒を持っている手
ここではホイコーローの作り方をメインにレビューします。マニュアルの事前設定には「【フタ】なし かくはん棒【あり】」と書かれているので、その状態を作ります。

まず、かくはん棒を取り外し、その後にフタを取り外します。そして、かくはん棒を再び取り付けます。一見、複雑そうに感じるかもしれませんが、どちらも簡単に付け外しできるので、初めて使うときも安心。

メニュー選びはわかりやすい?

シェフチャオの操作パネル
操作部は、数字を選んで調理設定を行うタイプ。基本的な操作は、「<」・「>」ボタンと「スタート・決定」ボタンの3つを押すだけ。自動調理メニューなら、レシピブックに書かれているメニュー番号を入力するだけで、わずか3ステップで調理開始できます。ボタンや数字の表示も大きく、直感的に操作ができそう。

実際に触って感じた操作性

野菜を入れたシェフチャオ
鍋部分は、自動調理家電とほぼ変わりません。ちょっと独特だったのは、フタとかくはん棒が付いているトップカバーの構造。ロックなどは付いておらず、下げるだけでした。ですが、トップカバーの先端が本体と密着するまで下がるとしっかり安定し、調理中に浮き上がることはありませんでした。

ロックボタンなどのひと手間が省かれており、操作をより簡潔にしていると感じました。

材料を入れてボタンを押すだけで本当に完成する?

完成した回鍋肉
レシピブックを見ながらホイコーローを作ってみました! 調理開始ボタンを押して約12分で完成します。できあがったホイコーローは、均一に火が通っており、焦げつきなどは見られません。調味料もまんべんなく絡まっていました。しっかりとかくはんしていたのに食材の崩れがなかったのはすごい!
シェフチャオで作ったチャーハン
同じくチャーハンを作りました! シェフチャオでの調理時間は約11分。チャーハンは事前に一部の食材と調味料を混ぜてから鍋に入れる作業が発生しますが、その後は自動で炒めてくれるのでとても楽ちん。レシピブック通りに作ると美しい黄金チャーハンができあがります。

完成した料理は、食材の崩れはなく全体に火が通っており、パラパラでした。火力が強くないとここまで水分は飛ばないです。調理家電でこの高火力は便利。ただし、ほんの一部のご飯が軽いおこげのような状態に。調理する際のご飯の温度や炊き具合によってできあがりが変わりそうなので、数回チャレンジすればベストな設定がわかりそうです。

ライターが感じた「ここが便利ポイント!・おいしく仕上がる理由」

かきまぜ棒が動いている様子
調理中、ほったらかしにできるのはやはり便利です。火加減を気にすることもなく、調理開始ボタンを押したら後は好きなことをしていられるので、下準備の後片付けや器の準備などが調理と同時進行でき、料理の手間と時間が大幅に削減されます。もちろん、シェフチャオが調理している間にもう一品作ることも可能です。この高タイパこそ、自動調理鍋の魅力でしょう。

肝心の味もよく、満足のいく完成度でした。なぜおいしいのか? その秘密はかくはん棒の回転システムと内釜にあるようです。調理中にかくはん棒の動きを見ていると、3本のかくはん棒が右回りと左回りを交互に繰り返すことで、食材をしっかりとかき混ぜていることがわかりました。
シェフチャオの内釜

厚みのある内釜は熱が全体にまわりやすく、食材へ均一に熱を伝えられます。

これによって火の通りや調味料の染み込みが均一になっています。特に炒め物は、味のばらつきをなくすことがおいしさの秘訣となるため、シェフチャオのかくはん力の強さがおいしく仕上がる理由だと思います。
予熱中の操作パネル

操作パネル。手動調理の際は、炒めのときはかき混ぜの回転頻度を選べる。煮込みでも、回転のあり・なしを選べる。

予熱は調理時間には含まれませんが、予熱をしている間は、操作パネルがゆっくり回転点滅するので、わかりやすいです。試しに計測したところ、今回ホイコーローとチャーハンを作るときの予熱時間は、どちらも約2分でした。また、手動調理の際は、かき混ぜの頻度が選べるほか、煮込み料理でもかくはんのありなしが選べるのも便利ポイント。こだわりの調理をしたい人にはうれしいはず。

気になったポイントも正直レビュー

ふたの開いているシェフチャオ
フタなしで炒め調理をするとき、湯気が結構出るのが気になりました。フタをしないことで調理中に水分をとばすメリットはあるものの、湯気と一緒に調理中のニオイも多少出るので、インテリアにニオイ移りが気になる人は、換気扇の近くで使用するのがおすすめです。
ふたを持ち上げたシェフチャオ
また、上でも触れましたがトップカバーはロックがないため、しっかり下げられているかわかりづらい場合があります。今回、炒め物調理で最後にかくはん棒が付いたトップカバーを下ろしたとき、食材にかくはん棒がひっかかり、一番下までしっかり下げられなかったことがありました。

ただし、トップカバーが下がりきっていない状態で調理開始ボタンを押しても調理はスタートしませんでした。そんなセーフティー機能が付いているとわかったのは大きな発見でした。

個人的な意見ですが、かくはん棒がついたトップカバーを下げるときは、かくはん棒の真ん中の棒が正面に来る状態で下げると、うまく食材を避けて下げやすいです。

【レビューまとめ】おうち専属のシェフと言っていい一台

シェフチャオのカレー
今回使用した感想をまとめると、シェフチャオは家庭内の専属シェフになり得ます。炒め料理はおかずの定番ですが、炒め料理に特化したかくはん棒と高火力によって本格的な味が楽しめるのがとてもよかった。しかも、調理中にそばにいる必要もなく、他の家事が進められるとなれば、毎日使いたくなるのではないでしょうか。生活を変えてくれる魅力あふれる一台だと感じました。

毎日の料理負担を軽減したい人におすすめ

キッチンの上に置かれたシェフチャオ
自動調理の便利さは忙しい人ほど実感できるはず。お互いに帰りが遅い共働き家庭、まだまだ子どもから目が離せない子育て世代にとっては、時間をより有意義に使えるようになるのは、とてもありがたいはず。また、料理が苦手な自炊初心者の方や、体力が落ちてきて料理をするのが面倒になってきたシニア世帯にもシェフチャオは心強い存在になります。それ以外に、時間の使い方を変えたい、もっとタイパを上げたいという方にもシェフチャオは断然おすすめです!

Chef Chao(シェフチャオ)|アイリスオーヤマ

炒めものがおまかせでこんなにおいしい。ムラなしかき混ぜ×高火力でシャキッと本格炒め。
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