

除湿機はコンプレッサー式がおすすめ?選び方やデシカント式との違いをチェック
公開日:2024.03.01
最終更新日:2024.03.01
部屋の湿度を下げてくれる除湿機には、コンプレッサー式とデシカント式、ハイブリッド式の3種類があります。なかでも気温が高い時期の使用に向いているのが、除湿にヒーターを使わないコンプレッサー式。除湿機の種類や特徴と、コンプレッサー式のメリット・デメリット、選び方やおすすめの機種を紹介します。
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除湿機の種類

除湿機はコンプレッサー式とデシカント式、ハイブリッド式の3種類に分けられます。まずは、それぞれの特徴を押さえておきましょう。
コンプレッサー式
コンプレッサー式の除湿機は水分を含んだ空気を取り込んで冷やし、水滴に変えることで除湿する仕組みです。室温が高いときは除湿能力が上がり、低いときは低下する性質を持ちます。除湿にヒーターを使わないので、電気代はデシカント式・ハイブリッド式より安くなります。
デシカント式
デシカント式は乾燥剤のデシカントに空気中の水分を吸い取らせて、ヒーターで暖めてから冷やし水にする仕組みです。ヒーターを使うので寒い季節でも除湿能力が保てる、使うと室温が上昇するので冬場の使用に向いているのがメリットです。冬に洗濯物が乾かないときに活躍しますが、ヒーターを使うため電気代が高くなる傾向にあります。
ハイブリッド式
ハイブリッド式はひとつの除湿機にコンプレッサー式とデシカント式を両方搭載したタイプです。両方のメリットを併せ持ちます。コンプレッサー式・デシカント式より本体価格は高くなりますが、一年中パワフルに除湿することができます。
ハイブリッド式除湿機が気になる方は、こちらのレビューも参考にしてみてください。
コンプレッサー式除湿機のメリット・デメリット

コンプレッサー式除湿機の特徴は、気温が高い時期の使用に向いていること。他のタイプと比べて電気代が抑えられるのも嬉しいメリットです。一方で運転音が大きい、寒い時期の使用に向いていないなどのデメリットもあります。
メリット
コンプレッサー式除湿機は気温が高いほど除湿能力が上がるので、梅雨や夏の使用に最適です。デシカント式・ハイブリッド式と比べると消費電力が少なく、電気代の節約になるのもメリットです。
本体価格はデシカント式の方が若干安くなりますが、使用の度にかかる電気代のことを考えると、コストパフォーマンスはコンプレッサー式の方が優れていると言えるでしょう。
デメリット
コンプレッサー式は振動するので運転音が大きくなる傾向にあります。また、デシカント式・ハイブリッド式と違いヒーターを搭載していないので、気温が低い季節は除湿しにくくなることも。部屋が暖かければ除湿能力が下がらないので、冬場は暖房と併用すると良いでしょう。
コンプレッサー式除湿機の選び方

除湿機を選ぶ際は除湿能力をチェックするのがポイント。コンプレッサー式除湿機は他のタイプと比べて運転音が気になりやすいので、使用する場所によっては静音性の高いものを選ぶのがおすすめです。コンプレッサー式除湿機を選ぶ際にチェックしておきたいポイントを解説します。
除湿能力で選ぶ
コンプレッサー式除湿機を選ぶ際は、最初に除湿能力をチェックします。「〇畳」など、除湿可能面積の目安が記載されているので、使う部屋の広さに合ったものを選びましょう。「〇L/日」などの表記は、1日あたりに除湿できる水分量を表し、数値が大きいほど除湿能力が高くなります。
住宅の構造によっても適した除湿能力は変わり、一般的に気密性のない木造住宅は鉄筋住宅よりも高い除湿能力が必要となります。
衣類乾燥に役立つ機能の有無で選ぶ
除湿機を衣類乾燥用として使うなら、適した機能が付いているかを確認します。衣類乾燥専用の機能が付いていたり、風の強弱や向きを変えられたりすると、より効率的に洗濯物を乾かせるでしょう。ルーバーを動かせるものだと、衣類に直接風を当てられるので早く乾燥させやすくなります。
静音性で選ぶ
運転音が気になる場合は静音性も見ておきたいところです。除湿の際に振動するコンプレッサー式除湿機は、比較的運転音が気になりやすいタイプ。在宅時や就寝時に使用するなら、できるだけ静音性の高いものを選びましょう。
お手入れ方法の簡単さで選ぶ
除湿機は除湿された水がタンクに溜まるので、定期的な掃除が必要。タンクのお手入れのしやすさも確認しておきたいポイントです。タンクの付け外しが簡単で、形がシンプルだと洗いやすいでしょう。また、タンクに持ち手が付いていると持ち運びしやすく便利です。加えて、できるだけタンクの容量が大きい除湿機を選ぶと水を捨てる手間が減ります。ホースをつないで連続排水できるものを選べば、排水自体が不要です。
アイリスオーヤマのおすすめコンプレッサー式除湿機
アイリスオーヤマでは、少ない電力で強力に除湿できるコンプレッサー式除湿機を豊富に取り扱っています。衣類乾燥用や湿気対策用に便利な機能を搭載した機種も多いので検討してみてはいかがでしょうか。
除湿機 コンプレッサー式 16畳 6.5L/DCE-6515

電気代を抑えつつパワフルな除湿ができるコンプレッサー式除湿機です。フラップで風向きを調節できるので、部屋干しの洗濯物に風を当てて短時間で乾かせます。部屋干しの他にクローゼットや下駄箱などの湿気対策にも活躍するでしょう。
除湿可能面積の目安は16畳。目標湿度を40~60%の範囲で設定して自動運転できます。本体にハンドルが付いていて持ち運びしやすい形状です。
除湿機 コンプレッサー式 18畳 7.3L/IJC-P70

コンパクトながらもパワフルな除湿能力を持つコンプレッサー式除湿機です。シンプルかつおしゃれなデザインなので、部屋のインテリアになじみやすいのもポイント。おまかせ・強・弱の3段階にモードを設定し、自動運転で湿度を保ってくれます。
除湿可能面積の目安は18畳です。ルーバーは手動で調節でき、部屋干しの洗濯物に直接風を当てられます。約2.5Lのタンクは取り外ししやすくお手入れも簡単です。
除湿機 コンプレッサー式 30畳 12.0L/IJCP-M120

1台で除湿・空気清浄・衣類乾燥の3役がこなせるコンプレッサー式除湿機です。除湿可能面積の目安は最大30畳※で、広い部屋でも強力に除湿してくれます。大容量の約4Lタンクなので、水を捨てる回数が最低限で済みます。市販のホースをつなげば連続排水も可能です。
空気清浄機能には花粉やPM2.5、カビをキャッチするHEPAフィルター搭載しています。ルーバーは上下左右に動き、洗濯物に風を当てることで衣類の乾燥速度をアップ。移動に便利なキャスター付きです。
※鉄筋コンクリートの場合
コンプレッサー式除湿機の特徴を理解して湿度を快適に保とう

気温が高いほど除湿能力が上がるコンプレッサー式除湿機は、梅雨や夏の使用におすすめです。購入の際は部屋の広さや構造に合った除湿能力のものを選ぶのがポイント。用途に合わせて衣類乾燥機能や静音性にも注目すると、より快適に使えるでしょう。自宅にぴったりの1台を選んでみてください。
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※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。
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