

自家製ヨーグルトで健康生活!低温調理もできるアイリスオーヤマのヨーグルトメーカー
公開日:2025.04.30
最終更新日:2025.04.30
毎日続けたいヨーグルト習慣。でもコスパが気になる……。そんな方におすすめなのが、牛乳パックのまま簡単にヨーグルトが作れるアイリスオーヤマのヨーグルトメーカー(IYM-016)!通常のヨーグルトはもちろん、豆乳ヨーグルトや低温調理にも対応し、健康志向の方やお料理が好きな方にもぴったり。今回は、料理が趣味の家電ライター栗山琢宏さんが実際に使ってみた感想とおすすめレシピを紹介します。
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家電ライター 栗山琢宏
家電からPC、デジタルまでさまざまなジャンルに精通し、雑誌、書籍、Webなど幅広いメディアで活躍する。また、料理が得意で、友人や知人に振る舞う機会も多い。
アイリスオーヤマのヨーグルトメーカー「IYM-016」とは?

自宅で簡単に自家製ヨーグルトが作れる、アイリスオーヤマのヨーグルトメーカー「IYM-016」は、幅156×奥行き158×高さ276mmとコンパクトなサイズ。そのため、スリムな本体は場所を取らず、牛乳パックをそのままセットして使える手軽さが魅力です。

専用容器や水切りカップ、レシピブックも付属。

プレーンヨーグルトのほか、甘酒・塩こうじ・低温調理まで多彩な7つの自動メニューを搭載。温度と時間を選ぶだけの簡単操作で、健康志向の食生活をサポートしてくれる一台です。
ボタンひとつで完成!便利すぎる自動メニュー
操作は簡単で、温度と時間を設定するだけです。よく使うメニューには自動メニューが7種類用意されていますので、通常使うメニューについては番号を選ぶだけで、最適な温度と時間を設定できます。用意されているメニューは下記のとおりです。
自動メニュー | 温度設定 | 時間設定 |
---|---|---|
プレーン | 42℃ | 9時間 |
カスピ海ヨーグルト | 29℃ | 9時間 |
甘酒 | 55℃ | 9時間 |
塩こうじ | 55℃ | 8時間 |
飲むヨーグルト | 30℃ | 7時間 |
サラダチキン | 65℃ | 3時間 |
豆乳ヨーグルト | 39℃ | 9時間 |
実際にヨーグルトを作ってみた! 使い方をレビュー

プレーンヨーグルト
まずは定番のプレーンヨーグルトを作ってみましょう。必要な材料は、牛乳と市販のヨーグルトだけ。本機では付属の専用容器だけでなく、牛乳パックをそのまま使ってヨーグルトを作ることもできます。

基本の分量は牛乳900mlにヨーグルト100ml。9:1の割合です。1Lの牛乳パックを使う場合は、はじめに100mlの牛乳を取り出し、代わりに100mlのヨーグルトを加えます。500mlのパックを使う場合は、同じく50mlずつ調整してください。

牛乳パックの注ぎ口をすべて開けてヨーグルトを加えたら、付属の牛乳パック用クリップでふたを閉じます。

本体にパックをセットし、ふたをかぶせて電源を入れます。

自動メニューボタンで「1(プレーン)」を選び、スタート/ストップボタンを押すと、液晶画面に残り時間が表示されます。あとは待つだけ。プレーンヨーグルトなら約9時間で完成するので、夜に仕込んでおけば、朝にはできたてを楽しめます。

液晶に「End」と表示されたら、ヨーグルトが完成。

パックから取り出して器に盛り付け、このときはブルーベリージャムを添えてみました。味は元のヨーグルトと同じで、酸味も口当たりもなめらか。とてもおいしくできました。
これが、たった100mlのヨーグルトと牛乳で1L分も作れるのだから、コストパフォーマンスは抜群です。特に、毎朝ヨーグルトを食べる家庭にはうれしいポイントですね。
なお、自家製ヨーグルトに使うヨーグルトと牛乳は何でもいいわけではありません。ガセリ菌やビフィズス菌を使ったヨーグルト、また「加工乳」や「乳飲料」と表記されている牛乳は、うまく発酵しないことがあります。ヨーグルトと牛乳の組み合わせによって仕上がりが変わるので、いろいろ試して好みの味を見つけるのも、自家製ならではの楽しみです。
これが、たった100mlのヨーグルトと牛乳で1L分も作れるのだから、コストパフォーマンスは抜群です。特に、毎朝ヨーグルトを食べる家庭にはうれしいポイントですね。
なお、自家製ヨーグルトに使うヨーグルトと牛乳は何でもいいわけではありません。ガセリ菌やビフィズス菌を使ったヨーグルト、また「加工乳」や「乳飲料」と表記されている牛乳は、うまく発酵しないことがあります。ヨーグルトと牛乳の組み合わせによって仕上がりが変わるので、いろいろ試して好みの味を見つけるのも、自家製ならではの楽しみです。
飲むヨーグルト

つぎに、飲むヨーグルトを作ってみました。作り方はプレーンヨーグルトとほとんど同じで、1Lの牛乳パックから100mlを出し、同量の飲むヨーグルトを加えるだけ。あとは自動メニューの「5」を選んで、スタート/ストップボタンを押せばOKです。
実は、飲むヨーグルトは温度管理が特に難しいそうです。温度が高すぎると固まってヨーグルトになり、低すぎると発酵が進まず、牛乳のままになってしまうとのこと。とろみ加減に応じて、元のヨーグルトの量を調整することもできるそうです。
今回は取扱説明書のとおりに、規定量で作ってみましたが、とてもうまくできました。なめらかな口当たりと、絶妙なとろみ加減。これが家で作れるなら、「絶対にほしい」と思わせるほどの出来栄えでした。
実は、飲むヨーグルトは温度管理が特に難しいそうです。温度が高すぎると固まってヨーグルトになり、低すぎると発酵が進まず、牛乳のままになってしまうとのこと。とろみ加減に応じて、元のヨーグルトの量を調整することもできるそうです。
今回は取扱説明書のとおりに、規定量で作ってみましたが、とてもうまくできました。なめらかな口当たりと、絶妙なとろみ加減。これが家で作れるなら、「絶対にほしい」と思わせるほどの出来栄えでした。
ギリシャヨーグルト
続いて、ギリシャヨーグルトも作ってみました。これは、最初に作ったプレーンヨーグルトを水切りして作るものです。

付属の水切りカップを専用容器やコップの上にセットし、コーヒーフィルターやキッチンペーパーをのせます。そこにプレーンヨーグルトを入れて、あとは放置するだけ。水分が出なくなったら完成です。

ヨーグルトから出てくる水分「ホエー(乳清)」には、タンパク質などの栄養素がたっぷり含まれています。捨てずにとっておき、ドリンクに混ぜたり、料理に使ったりと活用するのがおすすめです。

できあがったギリシャヨーグルトは、ずっしりとした濃厚さが特徴。フルーツと一緒に食べると、それだけで朝食としては満足感が得られるほどです。プレーンヨーグルトとは違った濃厚なおいしさを味わえます。
ヨーグルトだけじゃない! 低温調理も可能で広がるレパートリー
サラダチキン

本機は25〜65℃の温度設定が可能で、時間は1〜48時間まで設定できます。低温でじっくり加熱する調理にも対応しているので、天然酵母や甘酒などの発酵食品づくりのほか、サラダチキンやローストビーフなどにも活用できます。

今回は、鶏胸肉を使ってサラダチキンを作ってみました。まずは鶏胸肉の皮を取り、砂糖と塩をすり込んで下味をつけます。

それを耐熱保存袋に入れて空気を抜き、専用容器にセット。

袋が浸る程度に熱湯を注ぎ、ふたを閉めたら本体にセットし、自動メニュー「6」を選んでスタート/ストップボタンを押します。

約3時間で調理が完了します。
できあがったサラダチキンはしっとりやわらかく、市販のものよりもずっとおいしく感じられました。調理の手間も少なく、ヨーグルトメーカーにおまかせで、手軽においしく作れました。
できあがったサラダチキンはしっとりやわらかく、市販のものよりもずっとおいしく感じられました。調理の手間も少なく、ヨーグルトメーカーにおまかせで、手軽においしく作れました。
フルーツビネガー

さらに今回は、レシピブックに掲載されていた、フルーツビネガーも作ってみました。材料はフルーツ、砂糖、酢の3つだけ。材料を専用容器に入れたら、お好み設定で40℃・7時間にセットするだけです。あとは本機におまかせ。
液晶画面に「End」と表示されたら、よくかき混ぜて、砂糖が溶けたら冷蔵庫で保存します。水やお湯、炭酸水で割れば爽やかなドリンクに。オリーブオイルと合わせてドレッシングにも活用できます。
液晶画面に「End」と表示されたら、よくかき混ぜて、砂糖が溶けたら冷蔵庫で保存します。水やお湯、炭酸水で割れば爽やかなドリンクに。オリーブオイルと合わせてドレッシングにも活用できます。
楽しみ方いろいろ! アレンジ活用術

ここまでに作ったヨーグルトは、そのまま食べても十分おいしいのですが、さらにアレンジして活用してみました。ヨーグルトはさまざまな料理に応用できるのも魅力です。ここでは、代表的なアレンジ料理を紹介します。
プレーンヨーグルトを使ったライタ

ライタは、インド料理によく登場する、ヨーグルトとスパイスを使ったサラダです。今回はキュウリとトマトで、シンプルなライタを作ってみました。
プレーンヨーグルト200g、キュウリ1/2本、トマト(中)1/2個、クミンパウダー小さじ1杯、塩ひとつまみを用意します。キュウリとトマトは5mm角ほどに切り、すべての材料を混ぜ合わせるだけ。酸味とスパイスがほどよく利いた、さっぱりとしたサラダで肉料理との相性も抜群です。
プレーンヨーグルト200g、キュウリ1/2本、トマト(中)1/2個、クミンパウダー小さじ1杯、塩ひとつまみを用意します。キュウリとトマトは5mm角ほどに切り、すべての材料を混ぜ合わせるだけ。酸味とスパイスがほどよく利いた、さっぱりとしたサラダで肉料理との相性も抜群です。
ホエーを使ったパンケーキ

ギリシャヨーグルトを作ったときに出るホエーを使って、パンケーキを焼いてみました。市販のホットケーキミックスを使いますが、卵や牛乳は使わず、その代わりにホエーを加えます。ホットケーキミックス150gに対して、ホエーを100ml入れて混ぜ、生地を焼くだけです。
仕上げにギリシャヨーグルトやフルーツ、蜂蜜などを添えました。ホエー入りのパンケーキは、表面はカリッと、中はモチモチふわふわ。いつもとは違う、ちょっと特別な食感が楽しめます。
仕上げにギリシャヨーグルトやフルーツ、蜂蜜などを添えました。ホエー入りのパンケーキは、表面はカリッと、中はモチモチふわふわ。いつもとは違う、ちょっと特別な食感が楽しめます。
サラダチキンを使ったオープンサンド

低温調理で作ったサラダチキンは、そのまま食べてもおいしいですが、サンドイッチの具材としても大活躍します。今回は、全粒粉のパンを軽くトーストし、レタス・キュウリ・ミニトマトなどと一緒に、しっとり仕上げたサラダチキンをのせて、オープンサンドにしてみました。香ばしいパンとやわらかなチキンの組み合わせは相性抜群で、食べごたえも十分。満足感の高い一品になります。
フルーツビネガーの炭酸水割り

パイナップルを使った自家製フルーツビネガーを、炭酸水で割って爽やかなドリンクにしてみました。フルーツビネガー1に対して炭酸水4の割合で割るのが目安です。
フルーツの香りとお酢の酸味、炭酸のさっぱり感がミックスしたおいしいドリンクになりました。リフレッシュしたいときや、食後の1杯にもぴったりです。
フルーツの香りとお酢の酸味、炭酸のさっぱり感がミックスしたおいしいドリンクになりました。リフレッシュしたいときや、食後の1杯にもぴったりです。
ヨーグルトメーカーで健康&時短生活を!

自家製ヨーグルトは、簡単に作れておいしく、コストパフォーマンスにも優れていることがわかりました。今回使用した「IYM-016」は、コンパクトで場所を取らず、自動メニューによる操作のしやすさも魅力です。
手作りヨーグルトを毎日食べることで、腸内環境を整えるなどの健康効果も期待できます。さらに、低温調理にも対応しており、ヨーグルトづくりにとどまらない多用途ぶりも高ポイント。
材料をセットすれば、あとはおまかせできる手軽さもあり、忙しい方でも使いやすい一台です。自家製ヨーグルト初心者はもちろん、毎日の食生活にこだわりたい方にもおすすめできる、高コスパな製品をぜひ、試してみてください。
手作りヨーグルトを毎日食べることで、腸内環境を整えるなどの健康効果も期待できます。さらに、低温調理にも対応しており、ヨーグルトづくりにとどまらない多用途ぶりも高ポイント。
材料をセットすれば、あとはおまかせできる手軽さもあり、忙しい方でも使いやすい一台です。自家製ヨーグルト初心者はもちろん、毎日の食生活にこだわりたい方にもおすすめできる、高コスパな製品をぜひ、試してみてください。