【貼る・貼らない】カイロの正しい使い方。効果的に温める方法と注意点も

【貼る・貼らない】カイロの正しい使い方。効果的に温める方法と注意点も

寒い時期の外出や屋外でのアクティビティに活躍するのが使い捨てカイロです。使い勝手が良く、冬のあったかアイテムとして重宝します。カイロをより効果的に使うためには、正しい使い方をすることがポイントです。使い捨てカイロの正しい使い方や、効果的に体を温める方法、注意点について紹介します。

【貼る・貼らない】カイロの正しい使い方。効果的に温める方法と注意点も

+1 Day 編集部

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使い捨てカイロの仕組みと種類

鉄と酸素が結びつくことで温まる使い捨てカイロについて、まずはその温まる仕組みと種類について説明します。

カイロが温まる仕組み

カイロの袋の中には、鉄粉のほかに水や食塩などいくつかの成分が含まれており、急速に化学反応を起こすように作られています。これらの成分が空気中の酸素と結びつき、酸化鉄、つまり鉄がさびるときに発生する熱を利用して温かさが生まれます。

貼るタイプ

貼るタイプのカイロを持つ男性の手
貼るタイプの使い捨てカイロは、外袋を開封すると、カイロの袋の中の鉄粉が空気中の酸素と反応し、温かくなる仕組みです。不織布面から酸素を取り込む特殊な素材が使用されています。温かさの平均持続時間は約10時間です。鉄粉の量が少なく、衣類に貼るために薄く作られているため、持続時間が比較的短いのが特徴です。腰やお腹など、ピンポイントで温めたい場合には、貼るタイプをおすすめします。

貼らないタイプ

使い捨てカイロを手に持つ女性
貼らないタイプの使い捨てカイロは、外袋を開封して数回振ることで酸化反応が起こり、次第に温かくなる仕組みです。カイロ本体には空気を取り込むための小さな穴が開いており、その穴から少しずつ空気が入るように設計されています。商品によって持続時間は異なりますが、貼るタイプよりも温かさの持続時間が長く、温度も高いのが特徴です。手に持って温めたり、ポケットに入れて指先を温めたりする場合は、貼らないタイプがおすすめです。

種類別|使い捨てカイロの正しい使い方

ピンクの背景と使い捨てカイロ
使い捨てカイロは種類によって使い方に違いがあります。正しい使い方をすることで、より効果を発揮できるでしょう。

貼るタイプ|揉まずに服の上に貼り付ける

貼るタイプの使い捨てカイロは、外袋から出したら服の上に貼り付けます。カイロを揉むと中身が片寄ってしまうので、揉まずにそのまま貼り付けましょう。素肌に直接触れると低温やけどの原因になるため、必ず服の上に貼って使用してください。

貼らないタイプ|振ってから使う

貼らないタイプは、外袋から取り出して数回振ると発熱が始まります。カイロを揉むと中身の粉が目詰まりを起こし、発熱しにくくなることがあるため、揉まずに振るのが正しい使い方です。よく揉んでも早く温まるわけではないので、注意しましょう。

効率よく体を温める使い捨てカイロの使い方

ベッドの上で冷たい足をさする女性
カイロを使って効率的に体を温めるには、大きな血管や筋肉のある首や背中、足首にカイロを当てます。
おへその下にある「気海(きかい)」や、腰にある「名門(めいもん)」「腎兪(じんゆ)」をカイロで温めてみましょう。

カイロで効率よく体を温めるポイントについては、こちらの記事で紹介しています。

使い捨てカイロを長持ちさせる方法

ジップロックと青い背景
使い捨てカイロへの酸素を遮断すると、保温効果が長持ちします。実は温まったカイロでも、空気を抜いて密閉保存すれば、発熱を止めることができ、保温効果を持続させることが可能です。その後、再び袋から取り出すことで、継続時間内であれば何回でも使えます。使用頻度によっては、2日以上保温効果が持続することもあるので、長持ちさせたい方はぜひ試してみてください。

使い捨てカイロを使用する際の注意点

使い捨てカイロとニット帽
体を温めるのに便利なカイロですが、使い方を間違えると低温やけどの原因になるなど、いくつかの注意点があります。使い捨てカイロを使用する際の注意点を4つ紹介します。

①低温やけどに注意する

カイロを直接肌に当てていると、低温やけどになる恐れがあります。カイロは直接肌に当てず、必ず衣類の上から使用しましょう。低温やけどとは、体温より少し高い温度のものが肌に長時間触れ続けることで起こるやけどです。皮膚の表面に問題がなくても、皮膚の奥をじわじわと痛めるため、気づきにくいので注意が必要です。

服の上からでも長時間同じ場所に使用しないことが、低温やけどを防ぐポイントです。使い捨てカイロを使用する際は、1時間に1回程度肌の様子を確認し、異常があればすぐに剥がして使用を中止してください。

②就寝時には使用しない

就寝時は低温やけどを起こしやすいため、使い捨てカイロを使用してはいけません。寝るときに手足を温めたくなるかもしれませんが、布団の中や暖房器具と一緒に使うと高温になりやすくなります。低温やけどを起こす危険性があるため、就寝時には使用しないようにしましょう。

③小さい子どもが使う際はしっかり見守る

小さい子どもが使用する場合は特に注意が必要です。子どもが自分で使い捨てカイロを剥がせないと、気づかないうちに低温やけどを起こしている可能性があります。子どもに使用させる際は、大人がしっかり様子を見守る必要があります。また、カイロの袋が破れて中身が目や口に入らないよう、十分に注意してください。

④処分方法を確認する

使い捨てカイロの処分方法は自治体によって異なります。自治体のホームページやゴミ収集カレンダーを確認し、適切に処分しましょう。カイロを処分する際は、念のため熱が冷めていることを確認してから捨ててください。未使用のカイロを捨てる場合は、一度開封して発熱が終わってから捨てるとより安全です。温かいままや未開封のままだと、ふとしたはずみで発熱し、発火の原因になることがあります。

アイリスオーヤマのおすすめ使い捨てカイロ

ここからは、アイリスオーヤマのおすすめカイロを紹介します。使いたいシーンに合わせて、最適なものを選びましょう。

貼るカイロ レギュラーサイズ

衣類に貼るカイロのパッケージ
衣類に貼れるタイプの使い捨てカイロです。最高温度は63℃で、40℃以上の温かさが約12時間持続します。サイズは12.5cm×9.5cmのレギュラーサイズで、広範囲を温めたい時に効果的です。通勤・通学、レジャー、スポーツ観戦などに活躍します。数量は10枚、30枚、60枚、120枚、240枚、480枚から選べて、便利です。

貼れないカイロ レギュラーサイズ

貼れないカイロレギュラーのパッケージ
衣類に貼らないタイプのカイロです。最高温度は68℃で、40℃以上の温かさが約16時間持続します。柔らかいため、ポケットにも入れやすく、気になる場所を温めるのにおすすめです。数量は10枚、30枚、60枚、120枚、240枚、480枚から選べます。

貼れないカイロ 激熱家族

貼れないカイロ激熱家族のパッケージ
寒い日の屋外での使用に適した、温度が約10℃高い屋外専用の貼らないタイプのカイロです。最高温度は79℃、平均温度は62℃で、約9時間温かさが持続します。寒い季節にすぐに暖かくなりたい方や、通常のカイロでは物足りない方におすすめです。

貼るカイロ くつ下用

貼るカイロくつ下用のパッケージ
くつ下に貼るタイプのカイロです。サイズは幅約9cm×奥行約7cm×高さ約1cmで、温かさが約5時間持続します。足先がいつでもポカポカなので、冬の通勤通学やレジャーにぴったりです。数量は15足、30足、45足、90足、240足から選べます。

貼るカイロ レギュラーサイズ 低温タイプ

貼るカイロ低温タイプのパッケージ
室内使用にちょうど良い温度の低温タイプの貼るカイロです。最高温度57℃、平均温度47℃で、約16時間持続します。中身が片寄りにくく作られているため、服に貼っても目立ちません。数量は30枚、90枚、120枚から選べます。

カイロの正しい使い方を守り、寒い冬を乗り切ろう

冬の屋外で防寒具を着込む親子
使い捨てカイロにはそれぞれ特徴があります。首やお腹、腰などにカイロを当てることで、効率的に体を温めることができます。ただし、間違った使い方をすると低温やけどの恐れがあるため、特に子どもが使用する場合は注意が必要です。安全に使用して、寒い冬を元気に過ごしましょう。
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