アース線とは?接続しないリスクや正しい取り付け方、アース端子がない時の対処法

アース線とは?接続しないリスクや正しい取り付け方、アース端子がない時の対処法

アース線とは、電化製品などの漏電による感電のリスクを減らすものです。家電の電源プラグに付いているのは知っていても、接続方法がわからない方も少なくありません。この記事ではアース線の概要と接続方法、接続しないリスクを解説。コンセントにアース端子がなくて困っている方に向けた対処法も紹介します。

アース線とは?接続しないリスクや正しい取り付け方、アース端子がない時の対処法

+1 Day 編集部

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アース線とは

電源プラグについたアース線
アース線とは、電源プラグに付いている細長いケーブルを指します。アース線の概要とケーブルが付いていることが多い身近な家電の例を紹介します。

外部に電気を逃す進路

アース線とは外部に電流を流して、感電のリスクを減らす電気の進路のことです。万が一感電しても、電気が流れやすいアース線に大半の電流が流れるため、人体へ及ぼす影響を小さくしてくれます。アース線から流れる電流は、コンセントにある端子から大地に埋め込んでいるアース棒へと流れる仕組みです。

アース線が必要な家電

アース線を取り付けるように定められている電気機器は以下の3つです。
・水気や湿気の多い場所で使用する機器
・屋外で使用する機器
・200Vで使用する機器
アース線を使う家電例は、下記の通りです。
・洗濯機
・衣類乾燥機
・電子レンジ
・電気給湯器
・エアコン(室内機・室外機)
・温水洗浄便座(ウォシュレット)
・食器洗い機
・冷蔵庫
・テレビ
・パソコン
水回りで使う電化製品をはじめ、OA機器もデータを守るためにアース線が付いている場合があります。

アース線を接続しないと起こりうるリスクは?

火花が散っている電源タップ
安全に使用するために付いているアース線を接続しないと、重大な事故に巻き込まれる可能性があります。ここでは、アース線を接続しないと起こりうるリスクを3つ見ていきましょう。

電流が人体に流れる感電

アース線を接続しないとコードの老朽化や破損をした場合、電流が外部へ漏れ出るリスクがあります。漏れ出た電気が人体へ流れると感電し、火傷や心肺停止などの重大なケガを引き起こす恐れも。特に水気や湿気を多く含んだ場所では、絶縁するものがなく電気が流れやすくなります。濡れた手での作業が多いキッチン家電や洗濯機などは、アース線を接続するようにしましょう。

トラッキング現象による火災

アース線を使用しない場合、トラッキング現象によって火災が起こる危険性も高まります。トラッキング現象とは、電源プラグとコンセントの隙間に溜まったホコリや可燃物が、漏電により発火する現象です。火花が大きくなれば、火災へつながる恐れもあります。
適切にアース線を取り付けることで漏電した電気を逃し、感電や火災事故を防ぎやすくなります。なお、コンセントを差し込んだままにしているキッチン家電は、定期的にホコリ取りなどをして清掃することが大切です。

電磁ノイズによる被害

電磁ノイズが周辺の電子機器や通信機器などに干渉すれば、誤作動や性能劣化の原因になりかねません。特にパソコンや洗濯機などから、電磁ノイズが発生することがあります。また電話の時に聞こえる雑音や、インターネットを使うための無線LANがつながりにくいなどトラブルが起こることも考えられます。電磁波による被害を未然に防ぐためにも、アース線は正しく接続しましょう。

アース線の取り付け方

アースが取り付けられたコンセント
アース線は簡単に取り付けができます。実際にどのように取り付けるのか、主に日本で使われている2タイプで解説します。

ワンタッチタイプ|アース線を差し込み口に入れる

ワンタッチタイプは、コンセントにあるアース端子(差し込み口)に穴が空いているタイプです。
<必要なもの>
・アース線の付いた電源プラグ
・アース端子の差し込み口があるコンセント
<手順>
①家電の電源プラグを抜く
②アース線を端子に差し込む
感電を防ぐためにあらかじめ、家電の電源プラグを抜きます。アース線のビニールカバーがないむき出しの銅線を端子の奥までしっかりと差し込みます。感電の危険があるため、むき出し部分はしっかりと奥まで差し込みましょう。

ネジタイプ|アース線を曲げてネジに引っ掛ける

ネジタイプは、コンセントのアース端子にネジが付いているタイプです。ワンタッチタイプと比べると、難易度が上がります。
<必要なもの>
・プラスドライバー
・アース線の付いた電源プラグ
・アース端子の差し込み口があるコンセント
<手順>
①家電の電源プラグを抜く
②アース線の銅線を半円を描くような形に曲げる
③コンセントの端子のネジを少し緩める
④銅線を曲げたアース線をネジの隙間にかける
⑤アース線を巻き込んだ状態でネジを締める
アース線の先端を曲げると、コンセント内部に引っ掛けやすくなります。緩めすぎてネジを外さないように注意してください。

アース線のトラブル対処方法

工具が並べられたテーブル
アース線を取り付けたいのに、コンセントにアース端子がなかったり、線が届かなかったりするケースもあるでしょう。ここでは、そんなトラブルの対処方法を解説します。取り付けが難しいと諦めていた方も試してみてください。

コンセントにアース端子がない

アース端子が足りない場合は、専門資格を持った電気工事士へ依頼する必要があります。賃貸物件では勝手にコンセント増設工事ができないため、必要に応じて家主や物件の管理会社へ相談します。
複数の家電製品を取り付けたい場合は、1つの端子に複数のアース線を取り付けても問題ありません。ただし、落雷のリスクがある電話用のアースは複数の家電と一緒に接続することが法令で禁止されていますので、注意しましょう。

コンセントにアース線が届かない

コンセントにアース線が届かない場合は、長いアース線を家電量販店やホームセンターなどで購入します。この場合、特に資格は必要ないため、市販のアース線を付け替えて取り付けられます。

アース線を接続して安全に使えるアイリスオーヤマの家電

アイリスオーヤマの家電には、安全に使用できるようアース線が取り付けられています。家のコンセントの配置やアース線の有無を確認して、家電購入の参考にしてみてください。

洗濯機 8kg OSH/ITW-80A02

アイリスオーヤマのITW-80A02
デザイン性と使いやすさを重視して作られた8kg全自動洗濯機。手前を低く斜めにしたラクとれLOW設計で、毎日の洗濯がラクに。Wシャワー×立体水流のガチ落ち極渦洗浄で、衣類にこびり付いた頑固な油汚れやシミ汚れもしっかり落とします。

洗濯機 8kg OSH 洗剤自動投入 2連タンク/ITW-80A01

洗濯をしようとしている人
液体洗剤や柔軟剤が自動投入できる2連タンクの8kg全自動洗濯機です。液体洗剤(400ml)と柔軟剤(500ml)を保管できる大容量タンクで、詰め替えの手間を軽減できます。洗濯機のフタを閉めても、洗剤の残量を確認できるのも魅力。また、タンクは取り出して丸洗いできるので、いつでも清潔に保てます。
複数の洗剤や柔軟剤を使いたい方には、洗剤400ml×2、柔軟剤500ml×2で洗剤やおしゃれ着用洗剤、柔軟剤を個別にセットできる4連タンクモデルがおすすめです。
おしゃれで使いやすいデザインを備えた洗濯機「OSH(オッシュ)」の魅力は、こちらの記事で紹介しています。

洗濯乾燥機 ドラム式 8.0kg 洗剤自動投入/HDK852Z

白い背景の窓辺に置かれている洗濯機
洗剤自動投入機能が付いた洗濯8kg、乾燥5kgまで対応できるドラム式洗濯乾燥機です。洗濯容量の半分しか乾燥できないのが一般的ですが、それを上回る乾燥容量5kgを実現しました。
またアイリスオーヤマ独自の5つのセンサーを組み合わせた乾燥検知方法「ファイブセンシング」を搭載。温風管理、庫内温度、吸気温度、衣類量、運転時間の管理ができます。
ドラム式洗濯機の魅力が知りたい方には、こちらの記事で詳しく解説しています。

洗濯乾燥機 ドラム式 8.0kg 乾燥5.0kg/FLK852

アイリスオーヤマのFLK852
大容量でもしっかり乾くアイリスオーヤマ独自の乾燥技術を搭載した洗濯8kg、乾燥5kgのドラム式洗濯乾燥機。約106.5cmのハイタイプと、約90.8cmのロータイプの2種類を展開しているため、使いやすいサイズから選べます。ハイタイプであれば洗濯物の取り出しもスムーズに、ロータイプならばコンパクトなので設置がしやすいでしょう。

フィルター自動清掃機能付エアコン2.2kW /IAF-2207M

家族が集まっているリビングルームにある白いエアコン
フィルター自動清掃機能付でラクにお手入れができるエアコンです。ダストボックスを取り外して、掃除機で汚れを吸い取るだけと、簡単に掃除ができます。専用アプリを使えば、外出先でもエアコンの操作が可能です。エアコンの切り忘れや留守番中の家族の温度管理にも役立ちます。
エアコンは室内機または室外機にアース線を取り付ける必要がありますが、施工は専門業者が行います。アイリスオーヤマのエアコン取付工事では、アース線の工事も行っています。

アース線の役割を知って正しく取り付けよう

アース線を取り付けようとしている人
アース線とは、安全に家電を使うために必要不可欠なもの。身近な家電に付いているアース線は、誰でも簡単に取り付けができるような仕組みで、私達を感電や火災などの危険から守ってくれます。家のコンセントにあるアース端子の有無を確認して、安全な家電購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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