

サーキュレーターの電気代はいくら?効果的な節約方法や選び方を解説
公開日:2025.04.30
最終更新日:2025.04.30
サーキュレーターは室内の空気を循環させるための家電ですが、冷暖房と併用することで電気代の節約にも効果的です。この記事では、サーキュレーターと扇風機の違いに触れながら、サーキュレーターを使った電気代の節約術や活用法、選び方について解説します。
INDEX
- サーキュレーターと扇風機の違い
- サーキュレーターの2種類のモーター
- 【種類別】サーキュレーターの電気代
- 【基本】サーキュレーターの電気代
- 【モーター別】サーキュレーターの電気代
- サーキュレーターと扇風機の電気代比較
- サーキュレーターを使った電気代の節約術
- ①エアコンと併用する
- ②DCモーターを選ぶ
- ③タイマー機能を使う
- 【シーン別】サーキュレーターの活用法
- ①衣類の乾燥
- ②浴室の乾燥
- ③部屋の換気
- 節電できるサーキュレーターの選び方
- ①省エネ性能
- ②サイズ
- アイリスオーヤマのおすすめサーキュレータ
- DCボール型サーキュレーター/PCF-BD15TEC
- DC円柱型サーキュレーター15cm/PCF-CD15TECA
- サーキュレーターを上手に使って電気代を節約しよう

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サーキュレーターと扇風機の違い

サーキュレーターと扇風機は、見た目が似ていても使用目的が異なります。それぞれの主な違いは以下のとおりです。
特徴 | サーキュレーター | 扇風機 |
目的 | 室内の空気を循環させる(空気循環用) | 体に風を当てて涼しさを得る(涼感用) |
風の届け方 | 一方向に直線的な風を遠くまで送る | 広範囲に風を届けるが、遠くまで届かない |
風向き調整 | 広範囲に調整可能 | 主に首振りで調整 |
サーキュレーターは空気の循環、扇風機は涼をとるための風を送ることを目的としており、使用シーンに合わせて適切に選ぶことが大切です。それぞれの使い方や活用法については、以下の記事で詳しく紹介しています。
サーキュレーターの2種類のモーター

サーキュレーターに搭載されているモーターは、大きく分けて「ACモーター」と「DCモーター」の2種類です。
モーターの種類 | メリット | デメリット |
ACモーター | ・耐久性があり、経年劣化しにくい ・購入しやすい価格帯
・長時間使用する場所に向いている
|
・消費電力が大きい ・風量調節の段階が少ない
|
DCモーター | ・消費電力が少なく、省エネ性能が高い ・小型化が可能
・風量調節の段階が多い
・運転音が静かで寝室にも置ける
|
・本体価格がやや高め |
【種類別】サーキュレーターの電気代

サーキュレーターを使ううえで気になるのが電気代です。1時間あたりの電気代は、以下の計算式で求められます。
電気代(1時間)=消費電力(kW)× 電気料金単価(円/kWh)
この記事では、平均的な電気代単価である31円※をもとに、種類別の電気代について紹介します。
※公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会
電気代(1時間)=消費電力(kW)× 電気料金単価(円/kWh)
この記事では、平均的な電気代単価である31円※をもとに、種類別の電気代について紹介します。
※公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会
【基本】サーキュレーターの電気代
一般的なサーキュレーターの消費電力はモーターによっても異なりますが、15~50W程度です。電気代を算出するには、単位をkW(1kW=1000W)にして計算します。1時間・8時間・1日8時間×30日使用した際の電気代をシュミレーションしてみましょう。
W数 | 1時間 | 8時間 | 1日8時間×30日 |
15~25W | 0.5 ~0.8円
|
3.8~6.2円 | 113~187円 |
25~35W | 0.8~1.1円 | 6.2~8.7円 | 187~261円 |
35~45W | 1.1~1.4円 | 8.7~11.2円 | 262~336円 |
45~55W | 1.4~1.7円 | 11.2~14円 | 336~417円 |
【モーター別】サーキュレーターの電気代
ACモーターは25~50W程度、DCモーターが15~25W程度とモーターによって消費電力が異なります。モーターの種類別に、1時間・8時間・1日8時間×30日使用した際の電気代をシュミレーションしてみましょう。
種類 | 消費電力 | 1時間 | 8時間 | 1日8時間×30日 |
ACモーター | 25~50W | 0.8~1.6円 | 6.2~12.4円 | 187~372円 |
DCモーター | 15~25W | 0.5~0.8円 | 3.8~6.2円 | 113~187円 |
サーキュレーターと扇風機の電気代比較
扇風機はサーキュレーターと比較されやすい家電であり、どちらの方が電気代が高いのか気になる方も多いのではないでしょうか。扇風機とサーキュレーターとでは、同じ種類のモーターを使っている場合、電気代もおおよそ同じくらいになります。
サーキュレーターを使った電気代の節約術

室内の空気を効率良く循環させるサーキュレーターですが、使い方によっては電気代の節約にもつながります。サーキュレーターを使った電気代の節約方法を紹介します。
①エアコンと併用する
サーキュレーターをエアコンと一緒に使うことで、冷暖房効率がアップし、節電効果が得られます。
冷房時:冷たい空気は下にたまりやすいため、サーキュレーターを床と平行にエアコンに背を向ける向きで設置し、空気を循環させます。空気の流れによって体感温度が低下し、エアコンの設定温度を上げても涼しさをキープできるでしょう。
暖房時:暖かい空気は天井付近にたまるため、サーキュレーターをエアコンの対角線上に置き、エアコンに向けて風を送って空気を攪拌します。天井付近に滞留している暖かい空気を部屋中に循環させることで、設定温度を下げても暖かさのキープが可能です。
適切な場所にサーキュレーターを置き、エアコンと併用することで温度ムラが解消され、節電効果が期待できるでしょう。
冷房時:冷たい空気は下にたまりやすいため、サーキュレーターを床と平行にエアコンに背を向ける向きで設置し、空気を循環させます。空気の流れによって体感温度が低下し、エアコンの設定温度を上げても涼しさをキープできるでしょう。
暖房時:暖かい空気は天井付近にたまるため、サーキュレーターをエアコンの対角線上に置き、エアコンに向けて風を送って空気を攪拌します。天井付近に滞留している暖かい空気を部屋中に循環させることで、設定温度を下げても暖かさのキープが可能です。
適切な場所にサーキュレーターを置き、エアコンと併用することで温度ムラが解消され、節電効果が期待できるでしょう。
②DCモーターを選ぶ
消費電力の少ないモーターを使用したサーキュレーターを選ぶと、より電気代を節約できます。ACモーターよりもDCモーターの方が消費電力が少ないため、購入する際には「DC方式」を表示されたサーキュレーターを選ぶと、電気代の節約につながります。
③タイマー機能を使う
サーキュレーターのタイマー機能を使うと、スイッチの切り忘れを防げるため節電につながります。エアコンの運転に合わせてタイマーをセットし、必要な時にだけ稼働させれば、効率良く空気を循環でき、必要の無い電力消費を抑えられます。また、外出時や就寝時など、必要のない時はこまめに電源をきるのもおすすめです。
【シーン別】サーキュレーターの活用法

サーキュレーターは強い風を送れるため、エアコンと併用する以外にもさまざまな活用方法があります。サーキュレーターの特性を活かした活用方法を紹介します。
①衣類の乾燥
梅雨時期や冬など、外に洗濯物を干せないときにサーキュレーターを使えば、室内干しの乾燥時間を短縮可能です。閉め切った部屋に洗濯物を干すと、湿気がこもり衣類の乾燥に時間がかかるため、ニオイがつく原因となります。
衣類の下からサーキュレーターの風を送り、空気を循環させることで乾燥時間を短縮。さらに窓を少し開けて外気を取り入れながらサーキュレーターを使用すると、湿度が下がり乾燥を早めます。
衣類の下からサーキュレーターの風を送り、空気を循環させることで乾燥時間を短縮。さらに窓を少し開けて外気を取り入れながらサーキュレーターを使用すると、湿度が下がり乾燥を早めます。
②浴室の乾燥
浴室の乾燥にもサーキュレーターがおすすめです。浴室は湿気が多いため、換気扇や窓を開けるたけではスッキリしないことも。サーキュレーターの枷を浴室内へ送ることで、乾いた空気が循環し乾燥しやすくなります。浴室乾燥機に比べて、サーキュレーターの方が消費電力が少ないため、併用することで電気代の節約にもつながるでしょう。
③部屋の換気
サーキュレーターで空気を循環させれば、効率的に部屋全体を換気できます。外気を入れて換気をする際にサーキュレーターを併用して、室内の空気を外気に排出し、換気を行いましょう。湿度が高くなる梅雨時期の換気にもサーキュレーターを使えば、部屋の隅々まで空気が循環しカビの発生を防げます。
節電できるサーキュレーターの選び方

サーキュレーターを使う際に気になるのが電気代です。節電につながるサーキュレーターの選び方を紹介します。
①省エネ性能
省エネ性能の高いサーキュレーターを選べば、電気代の節約が可能です。サーキュレーターはモーターによって消費電力が異なります。消費電力が少ないDCモーターのサーキュレーターを選べば、電気代を抑えられます。
②サイズ
サーキュレーターのサイズによっても消費電力は異なるため、電気代の節約にはサイズ選びも重要です。サーキュレーターのサイズが大きければ、消費電力も大きくなります。使用する部屋のサイズに合ったサーキュレーターを選ぶことで、電気代を抑えながら効率で空気を循環させ、快適な空間を作れるでしょう。
アイリスオーヤマのおすすめサーキュレータ
アイリスオーヤマでは、節電効果を高めるサーキュレーターを販売しています。さまざまな機能を活用して冷暖房の効果を高めながら、節電につながるおすすめのサーキュレーターを紹介します。
DCボール型サーキュレーター/PCF-BD15TEC

消費電力が少ないDCモーター搭載のボール型サーキュレーター。換気や衣類乾燥など、オールシーズン活躍できます。部屋の隅々まで風を届けてくれる3Dランダム送風と、パワフルな風量調節(5段階)で冷暖房効率を高めるため、省エネ性能も抜群です。切タイマーや簡単お手入れ、軽量コンパクトで持ち運びもラクラクです。
DC円柱型サーキュレーター15cm/PCF-CD15TECA

左右360度×上下90度の首振りにより全方位送風が可能なサーキュレーターです。衣類の下から送風することで乾燥時間を自然乾燥に比べて約56%短縮できます。狙い撃ち送風機能は、左右4段階×上下6段階の首ふり角度調整により最大24パターンの送風エリアが指定でき、リモコンの上下左右ボタンで細かな首の動きを調節可能です。
サーキュレーターを上手に使って電気代を節約しよう

サーキュレーターを上手に使えば、電気代の節約や衣類乾燥、効率的な換気が可能です。モーターの種類やサイズ、必要な機能を選ぶことが重要です。使う部屋の大きさや目的・用途に合ったサーキュレーターを選び、電気代を節約しながら快適な空間を作りましょう。
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※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。
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