アイリス史上最強クラスの洗浄力&パーソナライズできる洗濯機「OSH(オッシュ)」とは?

アイリス史上最強クラスの洗浄力&パーソナライズできる洗濯機「OSH(オッシュ)」とは?

アイリスオーヤマが近年、力を入れている洗濯機や冷蔵庫などの大型白物家電。その中でも今回は新商品が発売される縦型洗濯機にスポットライトを当て、最近のトレンドやニーズを家電王の中村剛さんと担当者がそれぞれの視点から解説します。

アイリス史上最強クラスの洗浄力&パーソナライズできる洗濯機「OSH(オッシュ)」とは?

+1 Day 編集部

理想の暮らしをさがす、つくる。
“ちょっといい”生活のヒントが見つかるライフスタイルマガジン
家電好きなメンバーを中心に、DIY やアウトドア、ペット関連など、衣食住にまつわる理想の暮らしにちょっと近づくアイデアや商品情報が詰まったコンテンツをお届けします!

今回の座談会の参加者

家電王 中村剛

家電王 中村剛

東京電力エナジーパートナー株式会社 勤務。2002年に『TVチャンピオン』スーパー家電通選手権で優勝し、銀座にて体験型ショールーム「くらしのラボ」の開設と運営にあたった。現在は“家電王”として動画『くらしのラボ』をYouTubeとFacebookで毎週配信している他、テレビや雑誌、新聞などのさまざまなメディアで暮らしに役立つ情報を発信中。無類のネコ好き!
大型家電事業部 洗濯機事業部 副事業部長 岩本高

大型家電事業部 洗濯機事業部 副事業部長 岩本高

2018年に入社し、2023年から大型家電事業部 洗濯機事業部副部長を務めている。

近年ニーズが高いのは、大容量で節水節電モデルの洗濯機

-縦型洗濯機について、最近のトレンドやニーズの変化などがあれば教えてください

アイリスオーヤマの洗濯機

岩本:お客様が選ぶ洗濯機の容量サイズがアップしていると感じています。これまで新生活で購入される洗濯機の容量は、4.5~5kgくらいが多かったのですが、今年は、6~7kgの洗濯機がよく売れている印象ですね。

容量による洗濯機本体価格の価格差が縮まってきていますし、まとめ洗いで節水・節電にもなるので、大きい容量を求めるユーザーが増えているのかもしれません。

中村さん:コロナ禍を経て暮らしぶりが変化してきて、忙しい家庭が増えているんですね。食事も作り置きが流行っているし、洗濯も毎日ではなくまとめ洗いする家庭が増えてきています。これは節水、節電にもなって、エコロジーの観点からも良い傾向です。

また、在宅勤務の定着もあって、家にいる時間が長くなってきています。そうすると、カーテンなどの汚れが気になるんですよね…。コインランドリーに行くのも大変なので、カーテンなどの大物も家で洗えるようにと大きめの容量の洗濯機のニーズが増えているのだと思います。

さらに、洗濯機は4.5kgタイプだからと4.5kgの洗濯物をぎゅうぎゅうに詰めるよりは余裕があった方がおススメです。そういったことも加味して、大容量の洗濯機の需要が増えているのでしょう。

-スペックの高さや節水・節電などのユーザーニーズの変化はありますか

岩本:節水や節電へのニーズは特に感じています。以前は「スペックが高くて良い商品」つまりはインバーターモデル中心に家電量販店で売れていましたが、最近ではノーインバーターモデルが売れているとの情報も耳にします。ノーインバーターモデル自体がハイスペックというわけではありませんが、今は「最低限の機能で水の量を抑えられるもの・安くて良いもの」のニーズが高まっていると感じています。

中村さん:日本全体で昔から、モノを長く使う=良いことというイメージがあります。それで、家電などは長く使うためにハイスペックになって、高くなってしまっている一面もあります。

そのため、技術としては洗濯機のモーターを動かすのに静かなインバーターモデルが良いとされてきました。もちろんインバーターモデルにも利点はありますが、多少音があっても良いから、価格を抑えながら他の性能を重視することもバリエーションとしてはありで、ノーインバーターモデルにも目が向けられてきていると感じます。

岩本:今回発売した新商品の洗濯機「OSH(オッシュ)」も、4連タンクはインバーターモデル、もう1つはノーインバーターモデルと、ユーザーニーズに合わせた選べる品揃えで展開をしています。

中村さん:大手家電メーカーの洗濯機はインバーターモデルが多いですが、ユーザーが今求めているのは高いスペックだけでなく、より電気代や水道代の節約ができる洗濯機なのではないかと思います。

若い人を中心にコスパ・タイパ重視の人が増えていて、自分のニーズを満たして暮らしの質をアップするために洗濯機を選びたいという人が多いと感じます。

ターゲットと機能を絞った、コスパ◎なアイリスオーヤマの洗濯機

洗濯機を見る家電王

-お手頃価格なアイリスオーヤマの洗濯機ですが、価格を抑えるための工夫や秘密があるのでしょうか

岩本:当社はユーザーイン発想での商品開発をモットーに、不満を解決できる商品の開発に取り組んでいます。とはいえ、いくら機能が優れていてもユーザーの求める価格にハマらなければ売れませんよね。

そこで当社は商品を開発する上で機能ではなくまず「価格」から検討していきます。

他の家電メーカーの販売価格は、機能による積み上げ式で決められることが多いと思いますが、当社では、先に売価を決めて、その価格を外さない中でユーザーの不満を解決できる機能を盛り込めないかと考えるんです。

当社ではこれを「引き算の発想」と呼んでいます。 この価格決めが、当社が競合他社の中に白物家電で参入していくための強みですね。

-家電王・中村さんから見てアイリスオーヤマの洗濯機はどんな印象をお持ちですか?

中村さん:家電全般にいえることですが、安ければ良いというわけではなく、安かろう悪かろうはもちろん求められていません。
大切なのは、機能と価格が釣り合う「コスパ」です。必要な機能を兼ね備えていて購入しやすい価格というのが、アイリスオーヤマの家電の特徴ではないでしょうか。

アイリスオーヤマはユーザーが本当に欲しいものは何なのか、しっかりお客様のプロファイリングしていると思いますね。
すべての人が欲しい商品を作るのは難しいです。欲しい機能や大きさは人によって異なるので。そんな中「どんな人に買って欲しいのか」を考え、新しいものにトライしているからこそ、良い商品が生まれているし、ファンも増えるのでしょう。

おっしゃる通りで、先程の我々の商品開発における引き算の発想がこの「コスパ」を実現できているのだと思います。当社の家電は、他のメーカーよりも手軽な価格で買えるというイメージを持って頂けていると感じており、高スペックで高価格帯の商品をいきなり世に出してもユーザーに受け入れられにくいと考えています。

そのため、今回の新商品も当社では転勤が多いなどライフスタイルの変化がある人、ある程度の機能は必要だけど手ごろな価格の洗濯機が欲しい人をターゲットにした商品開発・価格設定をしました。

中村さん:ターゲットをしっかり決めてないと、家電は過剰スペックになりがち。きちんとターゲットを決めて、どんな機能が必要なのか明確になっている方が良いでしょう。求める機能がメリハリ良くちゃんとついていれば、ユーザーとしては十分なんです。

最強クラスの洗浄力!アイリスオーヤマの縦型洗濯機「OSH(オッシュ)」とは?

アイリスオーヤマの縦型洗濯機「OSH」

-今回の新商品・縦型洗濯機「OSH(オッシュ)」について教えてください

岩本:当社がイチから設計・開発した洗濯機です。今回の洗濯機開発にあたって想定したユーザーは、二人暮らしの20代共働き夫婦。結婚して新居を購入したので、洗濯機も良いもの、これまでより大きめのものを新調したいと考えている人たちです。
ドラム式洗濯機が気になるものの価格的には難しい、でもデザインにもこだわりたい人をイメージし、もちろん洗浄力にもこだわりました。
洗濯機のなか

岩本:「OSH(オッシュ)」はデザインはもちろん、使いやすさ、取り出しやすさ、投入口の高さなど細かい使用感までかなりこだわって作りました。

洗浄力にも自信があります。今回パルセーターの構造にも特徴を持たせた中で「ガチ落ち極渦洗浄」と名付け、洗浄力もアップしました。見た目、使用感、洗浄力、値ごろ感にこだわって作られた、当社の自信作です。
OSHの4連タンク

岩本:さらにユーザーイン発想から、開口部のドア部分が落ちないよう立てられる仕様にしたり、夫婦間で洗剤や柔軟剤を使い分けている家庭があると知って業界初の4連タンクを搭載しました。

中村さん:最近は家電も含めてパーソナライズ化が進んでいますよね。夫婦間で使う洗剤や柔軟剤が違っても、手間なく洗濯ができるというのはニーズにマッチしています。他社にはないニッチなニーズに応えてくれるところが、アイリスオーヤマの魅力ですね。

-家電王・中村さんから見た「OSH(オッシュ)」のおすすめポイントを教えてください

洗濯機のメモリ画像

中村:やはりデザイン性の高さですね。カーテンやテーブルなどインテリアにこだわっている人は、洗濯機選びにもこだわりたいのだと思います。そして、「OSH(オッシュ)」はドラム式のようなフタが目を惹きますが、これは開口部が広くて洗濯物が入れやすいという機能面に紐づいているデザインです。デザインがただおしゃれなだけでなく、プロダクトとしての機能が紐づいている点もおすすめしたいポイントです。

アイリスオーヤマの洗濯機、今後の展望は?

-今後、アイリスオーヤマの洗濯機にあったら良いという機能はありますか

家電王:中村剛さん
中村さん:最近は水の量が少なくても洗えるのを売りにしている洗濯機が多いですが、水の量が少ない=汚れが落としにくい、洗浄力が低いということではないんですよね。洗浄力は、洗剤と洗濯機の力で決まります。そのため、今後、洗剤メーカーとも協力して、この洗剤でこの洗濯機を使ったら汚れが落ちるといったコラボも良いかもしれませんね。

-アイリスオーヤマとして、今後の商品展開についてビジョンがあれば教えてください

アイリスオーヤマ:大型家電事業部 商品企画チーム リーダー 岩本高さん
岩本:まずは「OSH(オッシュ)」をベースに、当社の洗濯機は「この汚れに強い!」という商品を出していきたいと思っています。中村さんのおっしゃるように、洗剤メーカーとのコラボも良さそうです。

洗濯機に求められる要素の高い、洗浄力、節水、時短、運転音。この辺りにより特徴を持たせられるような商品開発を進めています。

当社では、日常のフラッシュアイデアが商品に反映されることが多いんです。そこが当社らしさでもあります。社員から「使ってみた」というフィードバックやひらめきをもらうこともあります。縦型洗濯機のニーズは高いので、さまざまな声を聞いて固定観念にとらわれずに商品開発していきたいと思っています。

\ シェアする /