フライパンの寿命は何年?素材・加工別の買い替え目安や長持ちする4つの方法

フライパンの寿命は何年?素材・加工別の買い替え目安や長持ちする4つの方法

毎日の料理に使うフライパン。丈夫でなかなか壊れないため、同じものをずっと使っている方も多いと思いますが、焦げ付きが気になり始めたら寿命のサインかもしれません。フライパンは商品によって素材や加工に違いがあり、それぞれ寿命は異なります。素材や加工別の寿命や買い替え目安について知っておきましょう。また、フライパンを長持ちさせる方法についても紹介します。

フライパンの寿命は何年?素材・加工別の買い替え目安や長持ちする4つの方法

+1 Day 編集部

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素材別|フライパンの寿命

フライパンと調理器具
フライパンの寿命は素材によって違いがあります。使い方によっては半永久的に使用できたり、10年以上長持ちしたりする素材も。まずは、素材ごとの寿命と特徴を見ていきましょう。

鉄|数十年〜半永久

鉄のフライパンは、傷つきにくく丈夫なので耐久性に優れており、使用方法によっては数十年〜半永久的に使えます。調理時には鉄分が食材に溶け出すため、自然に補給できるのも特徴です。

洗い方や保管方法などは他の素材に比べると手間がかかりますが、調理をするたびに油がフライパンになじみ、焦げ付きにくいようにコーティングしてくれます。

銅|数十年〜半永久

銅フライパンは、鉄フライパンと同様に数十年〜半永久的に使えるといわれています。熱伝導率が高く、すばやく全体を加熱するので、卵焼きのような全体にふっくら仕上げたい料理に向いているフライパンです。

特徴は調理中に微量の銅が溶け出すため、ミネラルが補給できること。鉄に比べると腐食しづらいものの、変色しやすいので注意が必要です。IH調理機器には対応していないものも多くあります。

アルミニウム|約10年

手入れにもよりますが、アルミニウムフライパンの寿命は10年ほどです。他の素材に比べると軽量かつリーズナブルなので、一般家庭でも使いやすいのが魅力。熱伝導も良く、火加減の調整もしやすいのが特徴です。

ただし油がなじみにくいため、コーティングしていないとこびりつきやすくなります。また高温調理や、IH調理機器に未対応のものもあります。

ステンレス|約10年

ステンレスフライパンの寿命は、10年ほどといわれています。金属の中でも錆びにくく、丈夫で長持ちな上、見た目も高級感があります。

熱すると冷めにくいので余熱調理が得意ですが、熱伝導は高くありません。そのため温まるまでに、少し時間がかかります。素材の値段が高い分、他のフライパンに比べると価格帯も上がる傾向にあります。

加工別|フライパンの寿命

3種類のフライパン
家庭では、手入れのしやすいアルミニウム合金などの金属製フライパンに加工を施したものが多く使われています。テフロンやダイヤモンドコートなど、加工の種類によってもフライパンの寿命は異なります。食材がこびりつきにくく、調理しやすいメリットがある反面、平均2年と寿命が短いのがデメリット。それぞれの寿命と特徴を紹介します。

テフロン|約1〜2年

フッ素樹脂で表面を加工したテフロンのフライパンの寿命は約1〜2年といわれています。油の量が少なくても、焦げ付きにくいためお手入れが簡単です。ただし熱や摩耗に弱く、使用中に傷がついてしまうとフッ素樹脂が剥がれやすくなります。

セラミック|約1〜2年

セラミック加工が施されたフライパンの寿命は約1〜2年。摩擦に強いのでコーティングの剥がれが少なく、赤外線効果で食材に火が通りやすいのが特徴です。耐熱性は高いですが、急激な温度変化には弱いため、ゆっくり熱する必要があります。

マーブルコート|約1〜3年

マーブル加工の寿命は約1〜3年です。大理石模様が特徴でフッ素樹脂の中に鉱物を混ぜています。表面には鉱物の小さな凹凸があり、接地面積が少ないから摩耗しにくく、食材の滑りが良いのが特徴です。

ダイヤモンドコート|約2〜3年

ダイヤモンドコートが加工されたフライパンの寿命は約2〜3年。フッ素樹脂の中に「ナノダイヤモンド」という人口ダイヤモンドを混ぜて加工しています。硬度が高い物質を配合しているため、摩耗に対して優れた耐久性を発揮します。

寿命を迎えたフライパンの買い替え目安

古いフライパンとキッチンツール
フライパンの寿命が近づくと、さまざまなサインが現れます。買い替え時期の目安にしてください。

焦げが気になる

料理の焦げ付きが気になってきたら、寿命のサインです。使用はできますが、調理時に支障が出てきます。今まで通りの火加減や油の量でも焦げ付くことが増えたら、買い替えを検討してください。

加工が剥げている

加工が目に見えて剥げてきた場合は、買い替えのタイミングです。使用はできますが、剥がれた加工物質と食材が混ざる可能性があります。コーティング剤には有害物質が含まれているので、加工が剥げて表面が見えたら買い替えしましょう。

錆びてきている

特に鉄製のフライパンで錆が気になる場合は、買い替えを。ひどい場合は錆び取りのときに穴を開けてしまう恐れがあります。お手入れや修理で改善は見込めますが、手間がかかるので買い替え時期の目安にしてください。

持ち手が壊れている

取っ手がぐらついていたり、取れたりしたら買い替えのサインです。そのまま使うと火傷のリスクがあります。大切なフライパンなら着脱式取っ手の代用や修理に出すのがおすすめ。そうでない場合は、この機会に買い替えを検討しましょう。

買い替えにおすすめ!アイリスオーヤマのフライパン

アイリスオーヤマでは素材や加工など豊富な種類のフライパンを取り扱っています。買い替えにおすすめのフライパンを紹介します。

ダイヤモンドコートフライパン 26cm /DIS-F26

アイリスオーヤマのダイヤモンドコートフライパン
ダイヤモンド微粒子をコーティングした、丈夫で長持ちするフライパンです。側面を薄くして軽量化しているので、片手でもラクに調理可能。こびりつきにくいため、少ない油でヘルシーに調理ができます。

TERACOAT 深型6点セット

キッチン台で調理をしている二人の人間
傷や摩擦に強く、耐久性もアップしたフライパン深型6点セットです。独自技術で生まれたTERACOATで滑りやすさを実現。焦げない、錆びない、くっつかないので料理もしやすく、汚れもスルッと落とせます。取っ手が外せるので、すっきりと収納ができるのも魅力です。

セラミックカラーパン6点セット

IHコンロで白いフライパンを使って調理している女性
熱変形に強い厚めの底面と軽量化を実現した薄い側面で、軽さと丈夫さを兼ね備えたセラミックカラーパン6点セットです。高い熱伝導性と遠赤外線効果で、食材をしっかり加熱。目玉焼きもするんとお皿に盛れるほどくっつきにくい仕様です。可愛らしく、やさしい色合いで調理も楽しくなるでしょう。

フライパンの寿命を延ばす4つの方法

キッチンでフライパンを使ってピラフを作る人
フライパンの扱いを少し工夫するだけで、寿命を延ばせる可能性があります。フライパンを長持ちさせるためにも、ぜひチェックしてください。

1.空焚きや強火での調理をしない

強火での調理、空焚きはコーティングを早く傷めてしまい、こびりつきを悪化させます。特にフッ素加工のフライパンは、空焚きをすることにより有害な気体を発生させる原因に。強火にしなくても食材には火が通るため、弱火や中火での調理を心がけてください。

2.金属や硬いツールを使わない

表面を傷つけないやわらかい素材のツールを使うのも、フライパンを長持ちさせるポイントです。金属や硬いツールはコーティングを剥がしたり、傷つけたりする恐れがあります。比較的やわらかいシリコンや木製など、フライパンを傷つけない素材のものを使用するようにしましょう。

3.料理を放置しない

料理を作ったら放置せずに、すぐにお皿に盛りつけるのも寿命を延ばす方法です。フライパンには表面に小さな穴がたくさんあり、その穴から油が入るとコーティングを剥がす恐れがあります。料理をした後はフライパンを丁寧に洗い、しっかり乾燥させてから保管します。

4.摩擦を与えない

フライパンを洗うときや保管するときは、強い摩擦を与えないようにします。強い摩擦を与えると、コーティングを傷つける恐れがあるためです。フライパンは、やわらかいスポンジや中性洗剤でやさしく洗うのがコツです。どうしても取れない焦げ付きは、キッチンペーパーややわらかい素材のヘラを使います。

保管するときはフライパンを重ねて保管するのは避けましょう。置き場所が狭くて重ねる場合は、フライパンの間に布を挟むのがおすすめです。

フライパンが寿命を迎えたら買い替えを

キッチンに置かれたフライパン
フライパンの寿命は素材や加工によってさまざま。使い方によっては早めに寿命がきてしまい、買い替えが必要になります。長持ちさせるためにも日頃から扱い方に気を付け、寿命を迎えたら、自分に合ったフライパンに買い替えましょう。
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