

扇風機はサーキュレーターの代わりになる?電気代の比較や使い分けを解説
公開日:2025.06.06
最終更新日:2025.06.11
梅雨時期や夏場に活躍する扇風機とサーキュレーターですが、風の仕組みや使い方には大きな違いがあります。それぞれの違いや、扇風機がサーキュレーターの代わりになるのか、電気代の違いがどれくらいかについて紹介します。さらに、2つを使い分ける場合、どのような場面が適しているのかについても解説します。
INDEX
- 扇風機とサーキュレーターは何が違う?
- 扇風機とサーキュレーターの電気代はどれくらい違う?
- 扇風機の電気代
- サーキュレーターの電気代
- 扇風機はサーキュレーターの代わりになる?
- サーキュレーターの代わりには不向き
- それぞれの機能を備えた機種も登場
- 【使い分け】扇風機が効果的に活躍する場面
- 直接風にあたりたいとき
- エアコンを併用しないとき
- 【使い分け】サーキュレーターが効率的に活躍する場面
- 空気を循環させてエアコンの効率を上げたいとき
- 洗濯物を乾かしたいとき
- 扇風機やサーキュレーターはアイリスオーヤマがおすすめ!
- サーキュレーター扇風機/DC STF-SDC15TEC
- リビング扇風機/LFD-307L
- サーキュレーターや扇風機の特徴を知り、効果的に使い分けよう!

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扇風機とサーキュレーターは何が違う?

扇風機とサーキュレーターの主な違いは、風の届き方と使用目的です。扇風機は広範囲にやわらかい風を送ることを目的としており、主に人に直接風を当てて涼しさを感じてもらうための家電です。夏場の暑さ対策として、体感温度を下げるのに適しています。
一方、サーキュレーターは直線的で強い風を遠くまで届かせるように設計されており、室内の空気を効率的に循環させることが主な目的です。そのため、冷暖房と併用することで、室温のムラを減らし、冷暖房効率を高める役割を果たします。空気の撹拌や換気にも効果的です。
さらに詳しい違いを知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
一方、サーキュレーターは直線的で強い風を遠くまで届かせるように設計されており、室内の空気を効率的に循環させることが主な目的です。そのため、冷暖房と併用することで、室温のムラを減らし、冷暖房効率を高める役割を果たします。空気の撹拌や換気にも効果的です。
さらに詳しい違いを知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
扇風機とサーキュレーターの電気代はどれくらい違う?

扇風機とサーキュレーターは、いずれも空気を動かして涼しさを提供する家電ですが、消費電力や電気代に大きな違いはありません。ただし、搭載されているモーターの種類(AC/DC)や風力によっては差が出るため、製品ごとのスペックに注目して選ぶことが大切です。
1日8時間使用した場合の1ヵ月あたりの電気代を、計算式を用いて比較してみましょう。
【計算式】
消費電力(kW)× 1kWhあたりの電力量料金単価(円/kWh)= 1時間あたりの電気代
電気料金単価は31円/kWhとします。
参考:公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会
1日8時間使用した場合の1ヵ月あたりの電気代を、計算式を用いて比較してみましょう。
【計算式】
消費電力(kW)× 1kWhあたりの電力量料金単価(円/kWh)= 1時間あたりの電気代
電気料金単価は31円/kWhとします。
参考:公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会
扇風機の電気代
扇風機は一般的に消費電力が低く、特にDCモーター搭載モデルは長時間使っても電気代を抑えやすいため、節電に向いています。消費電力の目安は、ACモーター搭載機で25~50W程度、DCモーター搭載機で約15~35Wとされています。
【電気代の計算】
1日8時間使用した場合、1日の消費電力量は
15W × 8時間 = 120Wh(0.12kWh)
50W × 8時間 = 400Wh(0.4kWh)
電気料金単価を31円/kWhとした場合、1日の電気代は
15Wの場合:0.12kWh × 31円 = 約3.72円
50Wの場合:0.4kWh × 31円 = 約12.4円
1ヵ月(30日)では、それぞれ以下の結果となります。
15Wの場合:約111.6円
50Wの場合:約372円
※風量の段階や首振り機能の有無によっても電力消費は変動します。
【電気代の計算】
1日8時間使用した場合、1日の消費電力量は
15W × 8時間 = 120Wh(0.12kWh)
50W × 8時間 = 400Wh(0.4kWh)
電気料金単価を31円/kWhとした場合、1日の電気代は
15Wの場合:0.12kWh × 31円 = 約3.72円
50Wの場合:0.4kWh × 31円 = 約12.4円
1ヵ月(30日)では、それぞれ以下の結果となります。
15Wの場合:約111.6円
50Wの場合:約372円
※風量の段階や首振り機能の有無によっても電力消費は変動します。
サーキュレーターの電気代
サーキュレーターの消費電力は機種によって異なりますが、扇風機と比較して大きな差はありません。そのため、どちらも同程度の電気代で使用できると考えてよいでしょう。
扇風機はサーキュレーターの代わりになる?

扇風機とサーキュレーターは見た目が似ているため混同されやすく、「代わりになるのか」という疑問を持つ方もいるでしょう。扇風機がサーキュレーターの機能を代用できるのかについて解説します。
サーキュレーターの代わりには不向き
扇風機の目的は広範囲に風を送ることで、空気の循環を目的とするサーキュレーターの役割を代用するのには向いていません。サーキュレーターは風を強く直線的に送るため、部屋全体の空気を効率よく循環させる設計になっています。空気の循環を目的とする場合は、扇風機よりもサーキュレーターの方が効果的です。
それぞれの機能を備えた機種も登場
最近では、扇風機とサーキュレーターの両方の機能を備えたモデルも登場し、空気の循環と広範囲への送風の両方に対応できます。季節や使用シーンに応じて使い分けられるため、一台でさまざまな用途に対応できます。
【使い分け】扇風機が効果的に活躍する場面

扇風機は、やわらかい風で心地良く涼むのに最適な家電で、暑い季節の快適な空間づくりに役立ちます。具体的にどのような場面で扇風機を活用すると効果的なのか、適したシーンを紹介します。
直接風にあたりたいとき
扇風機は、広範囲にやわらかい風を送るため、心地良く涼むのに適した家電です。特に暑い季節には、風を直接体に当てることで汗の蒸発が促され、効率よく体温を下げることができます。
エアコンを併用しないとき
気温や湿度によっては、寝室やリビングでエアコンを使わなくても、扇風機の風だけで涼しさを感じられることも。気温がそれほど高くない日や、エアコンの風が苦手な方にとっても、扇風機は頼れる存在です。静音性の高いモデルを選べば、就寝時にも気兼ねなく使えて、心地良い眠りへとつながります。
【使い分け】サーキュレーターが効率的に活躍する場面

サーキュレーターが効果的に活躍する場面は、エアコンと併用して効率を上げる際や、洗濯物を乾燥させるときなどです。それぞれの場面について詳しく解説します。
空気を循環させてエアコンの効率を上げたいとき
サーキュレーターは、直線的で強い風を送り、部屋全体の空気を効率よく循環させるのが特徴です。エアコンと併用することで、冷暖房の効果がまんべんなく行き渡り、室温も安定します。夏は床付近に溜まりがちな冷たい空気を部屋全体に拡散し、冬は天井付近の暖かい空気を足元まで届けて、室内を快適に保ちます。
洗濯物を乾かしたいとき
サーキュレーターの強い直進風は、部屋干しの洗濯物をすばやく乾かすのに役立ちます。湿気を効率よく取り除けるため、乾燥時間が短縮され、生乾き臭の予防にもつながります。浴室乾燥と併用すれば、さらに高い効果が期待できます。
扇風機やサーキュレーターはアイリスオーヤマがおすすめ!
扇風機やサーキュレーターを選ぶなら、機能性とデザイン性に優れたアイリスオーヤマがおすすめです。豊富なラインナップの中から、厳選した商品をご紹介します。ぜひチェックしてみてください。
サーキュレーター扇風機/DC STF-SDC15TEC

サーキュレーターとして空気を強力に循環させ、扇風機としては心地良い風を提供する、サーキュレーター扇風機です。特許取得のスパイラルグリルとDCモーターにより、パワフルで直進性の高い送風が可能です。「3Dランダム送風」で部屋全体に風を届け、風量は10段階×3つのモードでシーンに合わせて調整できます。
工具不要で簡単に分解・水洗いでき、お手入れも簡単。新モードの「扇風機運転」では、首を振りながら円を描くように風を広げ、体に直接あたっても心地良い風を送ります。本体は約2kgの軽量設計で持ち運びもスムーズです。
工具不要で簡単に分解・水洗いでき、お手入れも簡単。新モードの「扇風機運転」では、首を振りながら円を描くように風を広げ、体に直接あたっても心地良い風を送ります。本体は約2kgの軽量設計で持ち運びもスムーズです。
リビング扇風機/LFD-307L

DCモーターを搭載したリビング扇風機です。リズム運転とおやすみ運転に対応し、自然な風を感じたいときや、就寝時の冷え過ぎ対策にも便利です。リモコン付きで遠くからの操作も可能。7枚羽根が空気を細かく分けることで、肌あたりのやさしい、なめらかな風を送り出します。
サーキュレーターや扇風機の特徴を知り、効果的に使い分けよう!

サーキュレーターと扇風機は、いずれも風を送る家電ですが、主な役割には違いがあります。見た目は似ていても、広範囲に風を送る扇風機は空気循環を目的とするサーキュレーターの代わりには向いていません。涼みたいときは扇風機、洗濯物を乾かしたいときはサーキュレーターなど、それぞれの用途に応じて適切に使い分け、効果的に活用しましょう。
※こちらに掲載されている商品情報・価格・キャンペーンは掲載日時点での情報です。
※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。
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