

冷蔵庫の電気代はどのくらい?サイズ別の年間目安と節約方法を解説
公開日:2025.06.19
最終更新日:2025.06.19
毎日の生活に欠かせない冷蔵庫は、一年中電源を入れっぱなしなので、電気代がどれくらいかかっているのか気になる方も多いでしょう。冷蔵庫の電気代はサイズや使い方で大きく変わりますが、ちょっとした工夫で節約することも可能です。冷蔵庫の電気代について解説し、節約方法を紹介します。
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冷蔵庫が冷える仕組み

冷蔵庫は「気化熱」の原理を利用して庫内を冷やしています。冷蔵庫内部にある「冷媒」と呼ばれる液体が冷却器で気化するときに周囲の熱を奪い、冷気が発生します。気化した冷媒はコンプレッサーで圧縮され、再び液体に戻りながら外部に熱を放出します。この循環を繰り返すことで、庫内の温度を一定に保っているのです。
冷蔵庫の電力消費割合

冷蔵庫は家庭の電力消費量の中で、夏・冬ともにエアコンに次いで2番目に多い家電です※。その理由は、冷蔵庫は24時間365日稼働し続けるため、他の家電より使用時間が長く、電力消費量が多くなるからです。特に古いモデルを使っている場合は、冷却効率が悪く、無駄に電力を消費していることがあります。そのため、冷蔵庫は電気代の節約を考える上で、見直しておきたい家電のひとつです。
※出典元:経済産業省資源エネルギー庁
※出典元:経済産業省資源エネルギー庁
冷蔵庫の電気代はどれくらい?

冷蔵庫の電気代の計算方法、冷蔵庫のサイズ別で比較した、年間電気代について解説します。お使いの冷蔵庫の年間電気代を確認してみましょう。
冷蔵庫の電気代の計算方法
冷蔵庫の電気代は、次の計算式で金額を算出できます。
電気代=年間電力消費量(kWh)×1kWhあたりの電気料金単価(円/kWh)
年間電力消費量は冷蔵庫本体や取扱説明書、メーカーのウェブサイトなどで確認できます。電気料金単価は、契約している電力会社やプランによって異なりますが、ここでは目安として1kWhあたり31円※で計算しています。使用状況によって実際の電気代は変動するため、参考としてチェックしてみてください。
※出典元:公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会
電気代=年間電力消費量(kWh)×1kWhあたりの電気料金単価(円/kWh)
年間電力消費量は冷蔵庫本体や取扱説明書、メーカーのウェブサイトなどで確認できます。電気料金単価は、契約している電力会社やプランによって異なりますが、ここでは目安として1kWhあたり31円※で計算しています。使用状況によって実際の電気代は変動するため、参考としてチェックしてみてください。
※出典元:公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会
【サイズ別で比較】冷蔵庫の1年間の電気代
冷蔵庫の年間電気代は、サイズやモデルによって異なります。意外かもしれませんが、大容量の冷蔵庫のほうが電気代が安くなる傾向にあります。庫内に余裕があることで冷却効率が高まりやすく、さらに高価格帯のモデルは省エネ性能にも優れているため、結果的に電気代の節約につながります。
冷蔵庫のサイズ | 年間消費電力 (平均値)
|
1年間の電気代 |
141~200L | 295kWh | 9,145円 |
201~250L | 305kWh | 9,455円 |
251~300L | 312kWh | 9,672円 |
301~350L | 337kWh | 10,447円 |
351~400L | 350kWh | 10,850円 |
401~450L | 289kWh | 8,959円 |
501L以上 | 279kWh | 8,649円 |
大容量の冷蔵庫は本体価格が高価になってしまいますが、ランニングコストが抑えられるのが大きなメリットです。冷蔵庫を買い替える際には、サイズと電気代も考慮しながら選ぶのがおすすめです。
※出典元:2025年4月1日 省エネ性能カタログ電子版
※出典元:2025年4月1日 省エネ性能カタログ電子版
冷蔵庫の電気代を節約する方法

冷蔵庫の電気代は、日々のちょっとした工夫で抑えることができます。生活の中で実践しやすい節約方法を6つ紹介します。
設定温度を変更する
冷蔵庫の適切な温度は約0〜10℃とされています。消費電力を抑えたい場合は、庫内の温度を少し高めに設定してみましょう。ただし、夏は設定温度が高すぎると庫内が十分に冷えず、食材が傷む可能性があるので注意が必要です。季節に合わせて温度設定を変更してみてください。
熱いものは冷ましてから冷蔵庫に入れる
カレーや肉じゃがなど、熱いものをそのまま冷蔵庫に入れると、庫内温度が上がり余計な負荷がかかってしまいます。熱い料理は、しっかりと室温まで冷ましてから冷蔵庫に入れることが大切です。
冷蔵庫内に食品を詰め込みすぎない

冷蔵庫内に食材を詰め込みすぎると、冷却効率が低下します。食材を保存する量は、冷蔵庫の容量の7割程度が理想です。庫内を整理して、適度なスペースを確保するのがおすすめです。
冷蔵庫のドアの開閉を減らす

冷蔵庫のドアの開閉を減らすことで、庫内の冷気が逃げるのを防げます。不要なときはドアを開けないこと、開けている時間を短くすることが、節電につながります。
冷蔵庫を壁から離して設置する
冷蔵庫は熱を放出しているため、壁に密着させて設置すると効率的に放熱できません。冷蔵庫は壁や食器棚などから離し、スペースを適度に空けて設置しましょう。
冷蔵庫を買い替える
古い冷蔵庫は消費電力が高いため、省エネ性能の高い機種に買い替えることも有効です。長期的に見れば、電気代の節約につながります。もしも小さな冷蔵庫に食材を詰め込みすぎている場合は、大きめの冷蔵庫に買い替えることで冷却効率が改善され、電気代の節約にもつながります。
アイリスオーヤマのおすすめ冷蔵庫
最後に、電気代節約にもつながる、アイリスオーヤマのおすすめ冷凍冷蔵庫を4つ紹介します。買い替えを検討している方は参考にしてみてください。
冷蔵庫153L/IRSN-HF15A

冷凍室が60Lあり、冷凍食品や作り置きもたっぷり保存できる153Lの冷凍冷蔵庫です。庫内の操作パネルから温度調節や急冷モードの設定ができ、最適な温度で使用できます。
急冷モードは、食材を素早く冷やして鮮度を保ち、素材や料理のおいしさをキープ。自動霜取り機能付きで、お手入れの手間も軽減できます。カラーはホワイトとブラックの2色展開です。
急冷モードは、食材を素早く冷やして鮮度を保ち、素材や料理のおいしさをキープ。自動霜取り機能付きで、お手入れの手間も軽減できます。カラーはホワイトとブラックの2色展開です。
冷蔵庫235L/IRSN-HF24A

冷凍室が全体の半分以上を占める、最大冷凍容量123Lの235L冷凍冷蔵庫です。冷蔵/冷凍を切り替えられるセレクトルーム(33L)を搭載しており、食材に合わせて適切な温度で保存できます。温度調節やモード変更はタッチパネルで直感的に操作でき、使いやすさも魅力です。カラーはホワイトとブラックの2色から選べます。
冷蔵庫371L/IRSN-37A

2段構造の冷凍室(計97L)は、まとめ買いや作り置きもたっぷり収納できる引き出し式。アイスや氷用スペース付きの1段目と、高さのある食材が入る2段目で使い分けが可能です。冷蔵室(204L)は3エリアに分かれ、ガラス棚や調整可能な仕切りで整理しやすく、深めの鍋も収納OK。真ん中に配置された野菜室(70L)は出し入れしやすく、クリアケース付きで仕分けも便利。急冷モードや自動霜取り機能、庫内操作パネルなど機能も充実しています。
冷蔵庫428L/IRSN-SX43A

驚きの収納力で毎日を豊かにする428Lの冷凍冷蔵庫。スリムな奥行き設計で奥まで手が届きやすく、食品の見落としを防げます。冷凍室は5段の引き出し付きで、食材を細かく分類でき、隙間なく空間を有効活用できます。
野菜室の「うるうま鮮度キープ」は、冷気が直接当たらず、乾燥を防いで鮮度をキープ。高さ調節可能なガラス棚は、お手入れがしやすく、臭い移りも防ぎます。カラーはシルキーホワイトとノーブルグレーの2色展開です。
野菜室の「うるうま鮮度キープ」は、冷気が直接当たらず、乾燥を防いで鮮度をキープ。高さ調節可能なガラス棚は、お手入れがしやすく、臭い移りも防ぎます。カラーはシルキーホワイトとノーブルグレーの2色展開です。
冷蔵庫の電気代を把握し、節約を実践してみよう

冷蔵庫は、家庭内で多くの電力を消費する家電のひとつですが、使い方を工夫することで電気代を大きく節約することが可能です。例えば、冷蔵庫のサイズや設置場所、温度設定などを見直すだけでも節約効果が期待できます。また、古い冷蔵庫を使用している場合は、省エネ性能の高いモデルに買い替えることで、ランニングコストを減らせます。無駄な電力を減らして、効率良く節電しましょう。
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※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。
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