冷房と除湿の違いって?エアコンの効率的な使用方法や気になる電気代を解説
公開日:2023.04.04
最終更新日:2024.04.30
暑い夏に欠かせないエアコン。エアコンには冷房と除湿(ドライ)の機能がありますが、2つの違いをご存知ですか?それぞれの違いを理解して使い分けることで、効率良く電気代を抑えられるメリットがあります。この記事では、梅雨や夏に向けたエアコンの上手な使い方を紹介します。
INDEX
- 冷房と除湿の違いとは
- 仕組みは一緒だが目的が異なる
- 【冷房】室内の温度を下げるのが目的
- 【除湿】室内の湿度を下げるのが目的
- 冷房と除湿の使い分け方
- 【冷房】室温が高い時
- 【除湿】ムシムシする時
- 冷房と除湿の電気代はどうやって決まる?
- 同じ条件下における電気代は「弱冷房除湿<再熱除湿」
- 実際の電気代は室温と設定温度で決まる
- 冷房と除湿を効率的に使用する方法
- サーキュレーターや扇風機を活用する
- エアコンのフィルターを掃除する
- アイリスオーヤマの冷房・除湿におすすめの商品
- ルームエアコン(音声操作)/IAF-4006GV
- 内部清潔エアコン/IAF-4005GF
- 空気清浄機付除湿機/ IJCP-M120
- サーキュレーター衣類乾燥除湿機/IJD-I50
- サーキュレーター扇風機/STF-DC15T
- 冷房と除湿を使い分けて快適に過ごそう
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冷房と除湿の違いとは
最初に、エアコンの冷房と除湿の違いを解説します。それぞれの目的と仕組みについて確認してみましょう。
仕組みは一緒だが目的が異なる
冷房と除湿の基本的な仕組みは同じです。どちらも室内の空気を取り込んで冷やし、空気中の水分を結露させて水にしてから室外に排出します。両者の違いは「温度」と「湿度」のどちらを重視するのかという点なので、目的に応じて冷房と除湿を使い分けましょう。
【冷房】室内の温度を下げるのが目的
冷房の目的は部屋の温度を下げることです。
冷房を行うと、エアコンの室内機と室外機をつなぐパイプの中を循環する冷媒ガスが熱交換機(フィン)を通して取り込んだ空気の熱を奪い、冷えた空気を室内に戻すことで部屋の温度を下げます。空気が冷やされる際、温度低下により空気中の水蒸気が飽和して結露水となり室外に排出されます。
冷房を行うと、エアコンの室内機と室外機をつなぐパイプの中を循環する冷媒ガスが熱交換機(フィン)を通して取り込んだ空気の熱を奪い、冷えた空気を室内に戻すことで部屋の温度を下げます。空気が冷やされる際、温度低下により空気中の水蒸気が飽和して結露水となり室外に排出されます。
【除湿】室内の湿度を下げるのが目的
除湿(ドライ)は部屋の湿度を下げることを目的としており、弱冷房除湿と再熱除湿といった方式があります。
弱冷房除湿は、一般的なエアコンに備わった機能です。冷房と同じ仕組みで室内の湿度を下げながら、急激に部屋の温度を下げないように「弱冷房」で運転します。
再熱除湿は一部のエアコンについている機能です。いったん空気の温度を下げることで湿度を下げ、再び元の温度に温め直して部屋に戻します。その分、弱冷房除湿より消費電力は大きくなり、電気代は高くなります。
弱冷房除湿は、一般的なエアコンに備わった機能です。冷房と同じ仕組みで室内の湿度を下げながら、急激に部屋の温度を下げないように「弱冷房」で運転します。
再熱除湿は一部のエアコンについている機能です。いったん空気の温度を下げることで湿度を下げ、再び元の温度に温め直して部屋に戻します。その分、弱冷房除湿より消費電力は大きくなり、電気代は高くなります。
冷房と除湿の使い分け方
続いて冷房と除湿の上手な使い分け方を説明します。状況に応じて使い分けることで、快適に過ごせるだけではなく、電気代を節約することもできます。
【冷房】室温が高い時
冷房は、真夏の気温が高い時など、部屋の温度を下げたい時に使用します。設定温度を下げすぎると電気代がかかってしまうので、室温26〜28℃程度に保つと電気代を抑えられます。
なお地球温暖化対策の一環として、2005年度より政府が提唱している「クールビズ」では冷房の設定温度の目安は28度とされています。
なお地球温暖化対策の一環として、2005年度より政府が提唱している「クールビズ」では冷房の設定温度の目安は28度とされています。
【除湿】ムシムシする時
除湿は梅雨の時期のようにムシムシする時に、部屋の湿度を下げる目的で使用します。洗濯物を室内に干している場合も、除湿を使えば乾燥時間の短縮に繋がります。
湿度は低すぎても高すぎても不快に感じるもの。湿度40%以下では乾燥を感じるとともに、インフルエンザウイルスなども活動が活発化します。また湿度60%以上になると、汗が乾きづらく、カビが繁殖しやすくなります。そのため、湿度は40〜60%程度になるように設定しましょう。一年を通して湿度が50%程度に保たれるのが理想的な状態だと言えます。
前述の通り、弱冷房除湿は冷やした空気をそのまま室内に送り込むため、湿度を下げるだけではなく、室温も少し低くしてくれるので、ムシムシした暑い時に使うのに向いています。再熱除湿は冷風を出さず、室内気温を下げずに除湿するので、肌寒い時に最適です。
冷房と除湿の電気代はどうやって決まる?
冷房と除湿で電気代が高いのはどちらなのか? と気になる人も多いはず。ここでは、電気代について解説します。
同じ条件下における電気代は「弱冷房除湿<再熱除湿」
エアコンの使用環境や設定温度、設定湿度によって消費電力は変わるため、一概に冷房と除湿のどちらが高い・安いとは言えません。また除湿モードによっても電気代は異なります。
弱冷房除湿モードなら、弱めの冷房とほとんど変わらないので、電気代は抑えられるでしょう。一方、湿再熱除湿は一度冷やした空気を再度暖めるので、その分電気を消費します。同じ条件下で使用するなら、電気代は再熱除湿より弱冷房除湿の方が安くなります。
実際の電気代は室温と設定温度で決まる
実際にかかる電気代は、主に室温と設定温度によって決まります。室温と設定温度の差が大きいほど、エアコンの消費電力は大きくなり、電気代は上がる傾向に。それ以外にもフィルターのつまりなど、さまざまな原因が電気代に関係します。
冷房と除湿を効率的に使用する方法
冷房と除湿を効率的に使うには、サーキュレーターとの併用やフィルターの掃除がおすすめです。気温によっては、エアコンの連続運転(つけっぱなし)が効果的です。
サーキュレーターや扇風機を活用する
サーキュレーターや扇風機を活用するとエアコンを効率的に使用できます。
冷たい空気は下にたまりやすい性質です。サーキュレーターや扇風機を使って空気を循環させ、部屋の温度のムラをなくすことでエアコンの効率を上げることができます。扇風機の場合は、サーキュレーターよりも循環能力はないものの、風が体に当たることで体感温度が下がるので、より涼しく感じられる効果もあります。
エアコンのフィルターを掃除する
フィルターやエアコン内部のホコリをこまめに掃除することで、風量が十分に出るようになります。その結果、快適な状態で過ごせる上に節電にもつながるでしょう。
フィルターにホコリがついていると空気の通りが悪くなるので、エアコンの風量がダウンします。それによって余計な負荷がかかってしまい、電気代も高くなります。さらにフィルターの目詰まりは、異常音や臭いなどの原因になることも。
また、ホコリはカビの繁殖の原因にもなり、カビの胞子がエアコンから吹き出されて空気中にまき散らされることも考えられます。フィルターを洗ったからと言ってカビが繁殖しないわけではありませんが、エアコンを使う頻度や時期に合わせ、2週間に1度を目安に掃除をしましょう。
また、ホコリはカビの繁殖の原因にもなり、カビの胞子がエアコンから吹き出されて空気中にまき散らされることも考えられます。フィルターを洗ったからと言ってカビが繁殖しないわけではありませんが、エアコンを使う頻度や時期に合わせ、2週間に1度を目安に掃除をしましょう。
アイリスオーヤマの冷房・除湿におすすめの商品
ここからはエアコンや除湿機といった、冷房や除湿に関するおすすめの商品を紹介します。効率的に冷房や除湿を行うためのサーキュレーターも紹介しますので、参考にしてみてください。
ルームエアコン(音声操作)/IAF-4006GV
エアコンが停止していても、高温多湿になると自動で冷房運転をする、「みはりモード」を搭載したエアコンです。熱中症リスクの高まる高温多湿を防げるので、子どもや高齢者の部屋にも最適です。音声操作リモコンが付属しており、声による操作もできます。手がふさがっている時や、手元にエアコンがないときでも操作ができるのが嬉しいポイント。
内部清潔エアコン/IAF-4005GF
独自開発の高性能フィルターを搭載しており、カビや汚れ、ウイルスを吸着し、エアコン内部の汚れを防ぎます。カビが発生しにくいため、掃除の手間が省けるのも魅力。また、空気清浄機能も搭載しているため、空気中の菌やウイルス、ニオイを集じん・脱臭してキレイな空気を保ちます。除湿モードではお部屋のジメジメを取り除き、カラッと快適にしてくれます。
空気清浄機付除湿機/ IJCP-M120
除湿+空気清浄のダブル機能を持つ空気清浄機能付除湿機です。高性能集じんフィルターで花粉、PM2.5、黄砂など99.97%集じんします。活性炭フィルターで気になるニオイもしっかり吸着、脱臭。空気をキレイにしながらパワフルに除湿するので、花粉の多い時期の室内干しや梅雨時期の湿気対策にも大活躍します。
溜まった水を何度も捨てずに済む約4Lの大容量タンクは、引き出しやすくスムーズに排水することができます。
溜まった水を何度も捨てずに済む約4Lの大容量タンクは、引き出しやすくスムーズに排水することができます。
サーキュレーター衣類乾燥除湿機/IJD-I50
サーキュレーター搭載の衣類乾燥除湿機です。衣類乾燥機と除湿機を別々に用意しなくて済むため、置くスペースにも困りません。乾燥剤フィルターに湿気を吸着させて除湿するデシカント方式を採用しているので、大風量で湿気を効果的に除湿します。
サーキュレーター単独運転も可能なので、空気を循環させて、冷房・暖房の効率アップやにも使用できます。
サーキュレーター扇風機/STF-DC15T
1台2役のサーキュレーター扇風機です。扇風機の穏やかな涼しさとサーキュレーターのパワフルなかくはん能力を併せ持ちます。
上下と左右の自動首振りを立体的に組み合わせた「3Dランダム送風」でさまざまな角度から送風が可能。特許登録済みのスパイラルドームグリルが風を集め、より遠くまで届くスパイラル気流を発生させます。底面積がコンパクトで、置き場所に困らないのもポイント。
冷房と除湿を使い分けて快適に過ごそう
エアコンの冷房は気温を下げるため、除湿は湿度を下げるためと、それぞれの使用目的が異なります。快適に過ごすためにも、温度と湿度のバランスをとりながら使い分けることが大切です。使用方法によって電気代も変わってくるので、サーキュレーターと併用したり、こまめにフォルター掃除をしたりすると良いでしょう。冷房と除湿を使い分けながら、快適に過ごしてください。
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※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。
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