神奈川工科大学 様(神奈川県)
膨大な敷地の清掃作業に
効率化の切り札となる「Whiz i アイリスエディション*」
- 生産性をもっと高めたい
- 清掃に手が回らない
*「Whiz i アイリスエディション」は、ソフトバンクロボティクスの「Whiz i」に、業界ニーズに合わせたアイリスオーヤマ独自のオプションの追加を可能にしたAI除菌清掃ロボットです。
導入理由は業務効率化と人材不足解消
床面積が10万平方メートルを超える広大なエリアを限られた時間で清掃するため、業務を効率化する必要がありました。また、清掃業務の人材確保も大きな課題でした。
清掃体制を見直し、より効率的な体制を構築
広い空間の床清掃はWhiz i アイリスエディションに完全に任せているため、清掃のスタッフは人の手で行わなければならない消毒などの作業に注力できるようになりました。
お話を伺った方
学校法人幾徳学園神奈川工科大学
経営管理本部 管財担当部長 (学生ECO推進チーム「みどり」顧問)
久保田 昌彦 様
経営管理本部 管財課 課長代理 和田 美賀子 様
施設・会社概要
神奈川工科大学
神奈川県厚木市に位置し、工学部、創造工学部、応用バイオ科学部、情報学部、健康医療科学部の5つの学部を設置している大学。約4万坪の敷地に講義棟や研究棟などのほか、体育館やスタジアムなど数多くの施設がある。
課題
- 清掃時間が短時間しか確保できず、
作業の効率化が必要だった - 清掃スタッフの人材確保が困難
効果
- 少人数で清掃作業をするためWhiz i アイリスエディションで床掃除を自動化
- スイッチを押すだけの簡単操作で特別な教育が不要
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自動化の効果を調べるため
モニタープログラムを使って検証 -
「Whiz i アイリスエディション」を導入した背景や経緯を教えてください
和田様
当校には30を超える建物があり、延べ床面積は10万平方メートルを超えています。非常に広いエリアですが、パートタイムと神奈川工科大学の学生アルバイトの50名が清掃しています。
講義が始まるまでに清掃を終わらせる必要があるため、清掃時間は午前7時から9時30分までの間。作業時間が短いため非常に忙しい作業です。
たとえばジュースの飲みこぼしなどがあるとその除去に時間がかかりますが、他の部分の清掃をおろそかにすることはできません。決まった時間内にすべての清掃作業を終わらせるためには、清掃業務を効率化する必要がありました。
また、パートタイムの人材確保も大きな課題で、清掃時間帯が学生の通学時間と重なってしまうため、募集してもなかなか集まらないというのが実状でした。 -
和田様
少ない人数で効率的に清掃をしていくためには、ロボット掃除機による自動化が適していると考えました。
家庭でもロボット掃除機が使われており、掃除の自動化ができていますよね。それと同じことが本学の清掃作業でもできるのではないかと考えたからです。
しかし、ロボット掃除機を導入しても、本当に効果があるのかは分かりません。実際に試してどれだけの効果があるのかを検証する必要がありました。
そのような中、Whizのモニターキャンペーン*について知り、本格的に導入する前にモニターとしてWhizを試せるのであれば、実際の効果を検証した上で導入を検討できるので申し込むことにしました。*現在はAI除菌清掃ロボット無料お試しキャンペーンを実施しています。
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検証の結果はいかがでしたか?
和田様
実際に清掃させてみるときちんと床掃除でき、想定通りの効果が上がっていることが分かりましたし、清掃の効率は上がっています。
操作は、スイッチを押すだけなので、特に清掃スタッフへの教育などは必要ありませんでした。現場でも特に混乱がなく、すぐに運用できました。
実際の効果が確認できたので、モニター終了と同時に導入を決めました。 -
機能強化された
「Whiz i アイリスエディション」
を導入へ -
導入されたのは最新型の「Whiz i アイリスエディション」ですね
和田様
おっしゃるとおり、導入したのは最新型の「Whiz i アイリスエディション」です。
モニター終了時に新製品としてリリースされたモデルを選定しました。
Whizと使い方は変わりませんが、清掃性能も向上していますし、音もかなり静かになったと感じています。 -
どこの清掃を担当させていますか?
和田様
現在、学生サービス棟の清掃を「Whiz i アイリスエディション」で行っています。
清掃時間の関係から1日1フロアずつを清掃している状況です。
椅子と机の間の狭い通路も障害物を除けて掃除をしてくれるので、とても助かっています。
もちろん、ロボット掃除機なので日中や深夜帯に動かすことも可能ですが、フロアの移動には人の手が必要なので、早朝の時間帯のみの稼働としています。 -
「清掃」以外の効果とは
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日中に自律清掃は検討されていないのですか?
久保田様
日中の清掃をさせるためには、少し工夫が必要になると考えています。「Whiz i アイリスエディション」は人や障害物があれば、回避したり停止したりするので安全性は問題ありませんが、高さが低いため、歩行者の死角になってしまうリスクがあると考えています。「のぼり」など高さを出すことができれば、日中稼働させてもいいかもしれませんね。
実は、ロボットが稼働している姿を学生たちにも見てもらいたいということも考えています。というのも、当学は工科大学ということもあり、ロボットに興味がある学生も多いですからね。
実際に大学内では自動搬送ロボットのテストなども行われており、自動運転に興味を持つ学生も少なくありません。 -
和田様
外部から訪問されるお客様に対して、当校のアピールにもつながると考えています。 工夫しながら、なんとか日中の清掃も今後は実施していきたいですね。
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コロナ禍で増える清掃業務
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現場では「Whiz i アイリスエディション」をどのように捉えていますか?
和田様
清掃作業が効率化されて喜んでいるようです。
設定を適切に行うことで、壁際もきれいに清掃してくれています。
床に関しては「Whiz i アイリスエディション」が掃除できない部分だけを掃除すればよくなり、効率は上がっていますね。
今後は、タイムテーブルで作業の割り当てなどを変えることで、より効率化が進むと思います。 -
コロナ禍において、教室の清掃作業などが増えていると聞きますが、いかがですか?
久保田様
その通りですね。
実は、新型コロナウイルス感染防止対策のため、使った教室のアルコール消毒や手すり・ドアノブの消毒などの清掃作業は増えています。
「Whiz i アイリスエディション」で清掃作業を効率化していなければ、とても対応できなかったと思います。 -
今後の機能強化にも大きく期待
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今後の予定を聞かせてください
久保田様
現在「Whiz i アイリスエディション」は1台しか導入していませんが、予算が許せば各棟に配置したいですね。
それだけ効果を発揮してくれています。和田様
Whiz i アイリスエディションは障害物などがあっても手軽にルートを変更できるのがメリットです。当校には多くの施設があるので、それらの清掃業務の効率化ができるのは本当にありがたいですね。
これからもWhiz i アイリスエディションを活用していきます。
編集後記
神奈川工科大学は、工科大学ということもあり、ロボットへの理解が深く、自律運用するための工夫や現場スタッフの理解なども他の現場よりも進んでいると感じました。
近い将来、同校から「Whiz i アイリスエディション」をつかった新しい運用提案なども出てきそうです。
今後も、同校の活用事例を定期的に取材したいと思いました。