トップメッセージ
なぜアイリスオーヤマがロボティクスなのか?
変化をチャンスに
変えるアイデア。
“ロボット”でかなえます。
これまでアイリスオーヤマは、社員自らが生活者視点に立ち本当に必要なニーズを見つけ出す「ユーザーイン発想」でモノづくりをしてきました。私たちの提供する製品やサービスを通じて、お客さまが快適で安心して暮らせる社会になることは、結果として会社の繁栄にもつながります。それはビジネスシーンにおいても同様で、多くの企業へ、ひいてはそこで働く方々にとって有益なアイデアを発想し、価値あるサービスや製品に具現化して提供することが当社の使命だと考えております。
いま、ビジネスを取り巻く環境は大きな変化を迎えています。少子高齢化による労働人口減少、円安や不安定な世界情勢に端を発した原材料費の高騰、そして多様な人材やライフスタイルに即した柔軟な働き方の実現など、乗り越えるべき課題が山積しています。当社は「変化はチャンス」をポリシーに、これまでの常識にとらわれない新しい発想や着眼点をもってチャレンジすることで、お客さまのビジネスの発展や市場創造につながるアイデアを提供してまいります。
アイリスオーヤマは2020年にソフトバンクロボティクス社と提携し、ロボティクス事業に参入しました。当社では、これからの生産労働人口の減少を見据え、効率的かつ安定的な生産・供給を行うため、自社工場内の生産ラインでのロボット導入を積極的に進めてまいりました。そして、実際にロボットを使用して蓄積した経験や知見から、ロボットの普及を推進することこそが、人手不足などの社会課題に最も貢献できるアイデアではないかと考えます。現在、提供するのは清掃ロボット1種と配膳・運搬ロボット2種の計3機種※です。従来、人がやってきた清掃や配膳、運搬などの業務をロボットが代わりに行うのではなく、ロボットの力を活用することで、人は人にしかできないサービス業務や創造的な発想に注力できる環境を構築し、人とロボットが共に手を取り合い共働する社会を実現していきます。
ロボットを取り入れることで生まれる付加価値は、店舗の活性化やサービスアップ、健康的に働ける職場環境の整備、本質業務の生産性向上など可能性は計り知れません。その過程で得られたノウハウやアイデアを次につなげ、例えば医療機関や工場での配膳・運搬ロボットの活用や、清掃ロボットを使った店舗での販売促進など、さらなるアイデアを創造し、市場全体のDXを拡大していきます。
ロボットをただ販売するだけでなく、みなさまと共にロボットの強みを引き出し、導入効果を最大化できるよう、当社ならではの「ユーザーイン」のアイデアを持って取り組んでまいります。
※ 2022年6月28日現在
アイリスオーヤマ株式会社
代表取締役 社長
大山 晃弘