川崎市をホームとするプロバスケットボールクラブ「川崎ブレイブサンダース」。“EXCITING BASKET PARK”計画と銘打ったプランのもと、来場者を楽しませるさまざまな演出・企画を行い、昨シーズンの来場者数はBリーグ内1位を記録しました。今回、会場づくりに対する思いを元沢社長に語っていただきました。
「アリーナにおいて最も重要なのは『非日常感』だと思います。来場していただいたお客さまに、普段味わえない感動や興奮を届けることを第一に考えています。なかでも空間装飾の与える影響は大きく、装飾一つでファンも選手も気持ちの高ぶりが変わりますから、選手たちの活躍を援護射撃するつもりで会場づくりに取り組んでいます。
ホームアリーナの川崎市とどろきアリーナは市民体育館なので、試合前にどれだけ非日常を演出できるかが課題でした。運営をDeNAに引き継いだ翌年の2019年、壁にLEDリボンビジョンと、仮設椅子を使用していた場所に新しい移動式観覧席を導入しました。導入時にこだわったのは、会場をクラブカラーに染め上げることです。足を踏み入れた瞬間に照明や映像、椅子、壁など全面に『ブレイブレッド』が広がる空間はお客さまのボルテージを一気に押し上げます。観覧席は場内で大きな面積を占めるので、空間装飾としても重要でした。もちろん快適に観戦ができるように椅子同士の幅にもこだわり、多くのお客さまが座れて、かつ窮屈に感じない幅をアイリスさんと相談して決めました。来場者アンケートでは以前より快適になったと大変好評です。この観客席とLEDビジョンの導入でようやくお客さまに満足していただける空間になったのではないかと思います。
私たちの目標は『バスケットボールを文化にする』こと。多くの人々にバスケに触れていただくために、1万人規模のバスケ専用アリーナも計画しています。会場づくりに終わりはありません。変化するニーズや技術の進歩に合わせて、常に新しい驚きと楽しさをお客さまに届け続けたいです。」
掲載内容、製品、サービスは、
下記までお問い合わせください。
022-253-7095
〈受付時間〉平日9:00~17:00(夏季休業、年末年始期間を除く)