エアコンの暖房、電気代の平均は?節約方法、他の暖房器具との組み合わせ方

エアコンの暖房、電気代の平均は?節約方法、他の暖房器具との組み合わせ方

部屋全体を効率良く暖めてくれるエアコン。しかし、寒い冬にエアコンをつけっぱなしにした場合、電気代がどれくらいになるのか気になる方も多いのではないでしょうか。エアコンの暖房にかかる電気代、電気代を抑える使用方法について解説します。また、エアコンと一緒に使うことでより、効率的に部屋を暖めてくれる家電も紹介するので、電気代節約の参考にしてみてください。

エアコンの暖房、電気代の平均は?節約方法、他の暖房器具との組み合わせ方

+1 Day 編集部

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エアコン暖房の電気代はいくらかかる?

光熱費を計算する人
エアコンの暖房は、電気代が高いイメージを持っている人も多いかもしれません。実際にどの程度かかるのか見ていきましょう。また、他の暖房機器の電気代がどのぐらいかかるのかも併せて紹介します。

35.03円/1時間が目安

エアコンの暖房の電気代は、消費電力から計算ができます。
エアコンの消費電力(kW)×1kWhあたりの電気料金の単価
(エアコンの消費電力(W)×0.001×1kWhあたりの電気料金の単価)
電気料金の単価目安を「31円/kWh※」とします。エアコンの消費電力(W)は、家庭で使用しているエアコンの取扱説明書などで確認してください。
アイリスオーヤマの「ルームエアコン3.6kW(スタンダード) IHF-3606G」(冷房10~15畳、暖房9~12畳用)を例に計算してみましょう。
消費電力1130w×0.001×31kWh=35.03
計算すると、1時間あたりの電気代は35.03円となります。使っている機種や対応畳数、使用環境、地域や電力会社によっても異なるので、あくまでも目安として参考にしてみてくださいね。
※公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会より

冷房より暖房の方が電気代が高い

同じ消費電力でも、暖房の方が冷房よりも電気代が高いです。理由は、外気温と設定温度との差に関係があります。エアコンは、室内が設定温度になるまでの稼働に電気代がかかります。夏よりも冬の方が外気温との差が大きくなるので、暖房の方が電気代がかかるのです。

エアコン以外の暖房機器の電気代

他の暖房機器の1時間当たりにかかる電気代も見てみましょう。
ファンヒーター (1200W)×0.001×31kWh=37.2円
オイルヒーター (600W)×0.001×31kWh=18.6円
電気カーペット (250W)×0.001×31kWh=7.75円
こたつ (300W)×0.001×31kWh=9.3円
(参考)エアコン (1130w)×0.001×31kWh=35.03円
電気代は使用する環境により異なりますが、使う場所や状況によって他の機器を取り入れるのも良いかもしれません。

エアコン暖房の電気代を節約する方法

エアコンの操作をする人
エアコンの暖房は、使い方や部屋の温度を下げない工夫をすれば、電気代を節約しながら効果的に使用できます。ここでは、電気代を節約するための方法を見ていきましょう。

エアコンの設定温度を見直しする

環境省はエアコンの暖房の設定温度を20度と推奨しています。21度から20度に下げると、年間で約1,650円の電気代節約につながります。また、自動運転に設定するのもおすすめです。設定温度までは電力を使いますが、それ以降は消費しなくなります。節約を意識して「弱」を選ぶと設定温度になるまでに時間がかかり、さらに電力を消費することもあるため注意が必要です。
その他、エアコンのルーバーを下向きに設定するのも電気代の節約につながります。冷たい空気は下に、暖かい空気は上にいく性質があるため、ルーバーが下向きの方が効率的に部屋を暖められます。反対にルーバーが上向きになっていると、温風が上に溜まって下まで届かず、部屋が暖まりません。

エアコン・室外機のお手入れをする

エアコンのフィルターが目詰まりすると風量が弱くなり、余計な電力がかかるため、フィルターは2週間に1回を目安に掃除するのが理想です。また、室外機のまわりに物があると運転の効率がおちてしまうので、室外機まわりも掃除しましょう。まわりに物を置かないようにしたり、雑草などが近くに生えないよう手入れしたりすることも大切です。

窓から冷気を出さないようにする

窓はガラスだけで熱を通しやすいため、暖気を逃がして冷気を取り入れてしまいます。そのため、部屋を暖めようとしても窓から暖気が放出されて部屋が暖まらず、電気代もかかってしまいます。対策として窓に断熱シートを貼ると、暖かい空気を逃がさずに結露も防いでくれるでしょう。
また、カーテンを閉めると暖気が逃げるのを防げます。厚手で床ギリギリの長さのものだと、さらに効果的。断熱カーテンなどを使うのもおすすめです。

他の家電と併用する

エアコンの暖房と他の家電を併用すると、電気代を節約できます。エアコンの暖房は設定温度まで温度を上げるのに電力を使い、設定温度に達すると室温維持の状態になって、あまり電気代がかかりません。そこで、空気を循環させて室温を保ったり、部分的に暖めたりする家電と組み合わせるのが良いです。次の章で、詳しく解説していきます。

エアコン暖房と相性の良い他の暖房機器

エアコンの暖房は他の家電と併用して使用することで、より部屋が暖まりやすく電気代も節約できます。ここでは、エアコンにプラスすることで、効果的に部屋を暖められる家電を紹介します。

エアコン×サーキュレーター

サーキュレーターで天井に向けて風を送り、上に登った暖かい空気を循環させます。その循環により、部屋の空気が一定になり室温を保てます。サーキュレーターの電気代は1時間1円ほどなので、うまく取り入れてエアコンの設定温度を下げられれば、電気代を抑えられます。
▼アイリスオーヤマのおすすめアイテム
サーキュレーターのある部屋
コンパクトで軽量なサーキュレーターですが、パワフルな送風で広い部屋の空気を循環します。直線なら27mも送風が可能です。部屋の角に風を送れば、上に溜まる暖かい空気を循環できます。強力なのに静音設計で音が気にならないのも嬉しいポイント。前面のカバーは外せるのでお手入れもラクです。

エアコン×加湿器

加湿器を併用すると、湿度上昇によって体温を保ちやすくなるため、エアコンの設定温度を少し下げられる可能性があります。反対に湿度が低いと汗が蒸発しやすくなり、体温低下につながります。加湿器の1時間の電気代は1円ほど。喉や肌の乾燥、ウイルス対策にも役立つので、健康のためにも併用してみてはいかがでしょうか。
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サーキュレーター付加湿空気清浄機/KCHA-A55
サーキュレータ付き加湿器のある部屋
サーキュレーターと加湿器、空気清浄機がセットになった便利家電です。連続加湿時間は最大約10時間で、静音、減光モードを搭載しているため、就寝時も使いやすいでしょう。加湿の対応畳数は14畳で、加湿量は1時間で500ml。空気清浄の対応畳数は25畳までと、広い空間の空気をクリーンにしてくれます。
気化ハイブリッド式加湿器 500ml/HVH-500R1
加湿器のある部屋
温風気化式、自然気化式の2つの加湿方式を選べるハイブリット式の加湿器です。加湿量は1時間で500ml、適用床面積は約14畳。最大消費電力時(ターボ+ヒーターON)の電気代は、1時間あたり約8.2円(消費電力266w)です。ヒーターOFF運転時(ターボ+ヒーターOFF)なら、1時間あたり約0.5/0.6円(消費電力15/19W※)で、消費電力を約96%カットできます。
熱くならない気化式なので、子どものいる家庭でも安心して使用できるでしょう。また、5Lのタンクで給水の手間を省けます。                                                            ※50/60Hz
気化ハイブリッド式加湿器 700ml/HVH-700R1
気化ハイブリッド式加湿器 700ml/HVH-700R1
さらに広い室内を加湿したい時には、こちらの加湿器もおすすめです。加湿量は1時間で700ml、適用床面積は約19畳。最大消費電力時(ターボ+ヒーターON)の電気代は、1時間あたり約9.9/10円(消費電力319/325W※)、ヒーターOFF運転時(ターボ+ヒーターOFF)は、1時間あたり約0.7/0.8円(消費電力21/25W※)です。
※50/60Hz

エアコン×こたつ

こたつは暖房機器のなかでも電気料金が安く、1時間約5~8円ほど。暖かい空気は上に上がっていくので、部屋をエアコンで暖め、足元はこたつで温めると良いでしょう。比較的暖かい日には、こたつだけで過ごすのもおすすめです。

※アイリスオーヤマのこたつは、1時間あたり約10~16円
▼アイリスオーヤマのおすすめアイテム
こたつのある部屋
インテリアになじむ、木目の天板とスチール脚の家具調デザインこたつです。石英管ヒーター搭載で、身体の芯まで温まります。セットのこたつ掛布団は暖かさをキープするソフトベロア素材。リバーシブルタイプなので、気軽に模様替えもできます。

エアコン暖房はつけっぱなしとこまめに切るどっちが良い?

エアコンをつける女性
電気代を考慮した際、エアコンの電源をつけっぱなしにするか、こまめに切るのが良いかは場面によって異なります。
【30分程度の外出】
30分くらいの外出なら、エアコンの電源をつけっぱなしにしておくことをおすすめします。電源を切ってしまうと、出かけている間に部屋が冷え、再度室温を上げるために電力がかかってしまうためです。
【長時間の外出や就寝時】
長時間の外出や就寝時は、エアコンの電源を切る方が良いです。電源をつけっぱなしにすると、部屋の室温維持に電気代がかかってしまいます。
【在宅時】
在宅時は、エアコンの電源をつけっぱなしにするのがおすすめです。温度が上がったからと電源をこまめに切ってしまうと、エアコンを稼働させるたびに余計な電力を使ってしまいます。

暖房の電気代節約におすすめのアイリスオーヤマのエアコン

普段の使用方法やお手入れに気を付けても節電の効果が感じられない場合には、エアコンの買い替えや併用する家電の導入も検討してみてはいかがでしょうか。省エネの機能などを搭載した機種を選ぶことで、電気代が節約できるかもしれません。

ルームエアコン 2.5kW(スタンダード)/ IHF-2506G

エアコンのあるリビングルーム
シンプル設計で使いやすいスタンダードなルームエアコンです。リモコン周辺の室温を室内機表示パネルに表示でき、温度を見える化して室温管理しやすくなっています。自動・冷房・暖房・除湿・送風モードを、運転モードボタンで簡単切り替え可能。就寝時の冷やしすぎや暖めすぎを防ぐおやすみモードも搭載されています。

ルームエアコン 2.8kW(Wi-Fi)/IRA-2804W

エアコンをスマホで操作する人
人感センサーを搭載し、人がいない時には自動で省エネ運転が可能なルームエアコンです。スマートスピーカーやスマホで操作ができるため、帰宅途中に部屋を暖めたり、エアコンの切り忘れを確認することもできます。外出中もエアコンを操作できるので、ペットがいる家庭にもおすすめです。また、無線LANが内蔵されているため、アダプターを別途用意する必要もなく、アプリで簡単に設定できます。

エアコン暖房の使い方を工夫して電気代を節約しよう

リビングでくつろぐ男女
エアコンの暖房の電気代を抑えるには、部屋を暖かく保つ工夫と、日頃のお手入れが大切です。こまめにお手入れをして、効率的に部屋を暖められるようにしましょう。それでも効果が感じられないようなら、現在使用しているエアコンの性能を確認してみるのも良いかもしれません。電気代を節約できるエアコンの導入や、エアコンの効果を高めてくれる他の家電との組み合わせも試してみてください。
※こちらに掲載されている商品情報・価格・キャンペーンは掲載日時点での情報です。
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