

エアコンの試運転はシーズン前に!詳しい方法とチェックポイントを解説
公開日:2023.04.04
最終更新日:2025.03.28
エアコンの試運転をシーズン前に行うことで、不調を早期に発見し、故障のリスクを軽減できます。暑い時期や寒い時期にいきなりエアコンを使用すると、負荷がかかり、故障の原因となる可能性があります。快適に過ごすためにも、早めに試運転を行い、暑さ・寒さに備えましょう。エアコンの試運転の方法とチェックポイント、トラブル時の対処法について詳しく解説します。
INDEX
- エアコンの試運転が必要な理由とは?
- エアコンの試運転の目的
- エアコンの試運転のベストシーズン
- エアコンの試運転の方法とチェックポイント
- 手順1. 電源周り(プラグやコンセント)を確認する
- 手順2. 設定温度を調整して試運転する
- 手順3. エアコンの動作に不具合がないか確認する
- エアコンの試運転でよくあるトラブルと対処法
- ①風が出ない、すぐに止まってしまう
- ②風が臭う
- ③エアコンや室外機から異音がする
- ④異常ランプが点灯している
- ⑤リモコンが動作しない、液晶画面がおかしい
- ⑥エアコン本体から水が漏れる
- 2週間に1回がおすすめ!エアコンフィルターのお手入れ方法
- 手順1. 掃除機でフォルターのホコリを取る
- 手順2. フィルターを水洗いする
- 手順3. フィルターを乾燥している間に本体を掃除する
- アイリスオーヤマおすすめのエアコン3選
- ポータブルクーラー2.2kW/IPP-2225U
- エアコン 6畳 2.2kw/IHF-2209G
- フィルター自動清掃エアコン/IAF-2207M
- エアコンの試運転はシーズン前に!早めの準備で快適に過ごそう

+1 Day 編集部
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エアコンの試運転が必要な理由とは?

エアコンを本格的に使う時期を迎える前に試運転を行うことで、負荷の軽減やトラブルの早期発見が可能になります。まずは、エアコンの試運転の目的と最適な時期について解説します。
エアコンの試運転の目的
エアコンの試運転は、使用する時期に正常に動作するかを確認し、故障を防ぐために行います。本格的な暑さや寒さが到来してからいきなり稼働させると、負荷がかかり故障の原因となることがあります。また、不具合が見つかった場合、真夏や真冬は修理の依頼が集中し、対応に時間がかかることも少なくありません。そのため、シーズン本番を迎える前に動作確認をしておくことが重要です。
エアコンの試運転のベストシーズン
エアコンを夏に使用する場合は5月~6月前半、冬に向けては10月中旬~11月までに試運転を行うのがおすすめです。早すぎると外気が動作確認に適した温度になっておらず、反対に遅すぎると修理や買い替えの需要が増えてしまいます。また、ピーク時に修理を依頼すると、ピーク時に修理を依頼すると2週間くらい待たなくてはならないケースもあるため、シーズン本番の約2カ月前を目安に試運転を行うと安心です。
エアコンの試運転の方法とチェックポイント
エアコンの試運転の方法を解説します。チェックポイントを押さえて、万全の準備をしましょう。
手順1. 電源周り(プラグやコンセント)を確認する

まず、エアコンを使用する部屋のブレーカーがオンになっているか確認しましょう。次に、電源プラグがしっかり差し込まれているか、またプラグやコンセント周りにホコリが溜まっていないかをチェックします。ホコリがついたまま電源を入れると、発火の原因になる可能性があるため、汚れがあればしっかり掃除しておきましょう。
手順2. 設定温度を調整して試運転する
電源周りの確認が終わったら、エアコンの電源を入れ、適切な温度設定で稼働させます。夏場は運転モードを「冷房」にし最低温度(16~18℃)に設定、冬場は「暖房」モードにし、最高温度(30℃)に設定します。エアコンは設定温度に達すると動作が停止してしまうので、試運転中に停止しないよう温度設定するのがポイントです。
手順3. エアコンの動作に不具合がないか確認する

エアコンの試運転は、以下のチェックポイントを確認しましょう。
<試運転時のチェックポイント>
□しっかりと風は出ているか
□異常ランプが点灯していないか
□異音・異臭はしないか
□室外機から異音がしていないか
□水漏れはないか
□リモコンの液晶表示や動作に問題はないか
□異常ランプが点灯していないか
□異音・異臭はしないか
□室外機から異音がしていないか
□水漏れはないか
□リモコンの液晶表示や動作に問題はないか
エアコンが異常を検知するには10分程度かかるため、最低10分以上運転して様子を見ましょう。特に水漏れなどを念入りにチェックしたい場合は、30分ほど運転するのがおすすめです。万が一、試運転中に問題が発生した場合は、取扱説明書を確認し、必要に応じて修理や点検を依頼しましょう。
エアコンの試運転でよくあるトラブルと対処法

エアコンの試運転中によくあるトラブルと対処法を紹介します。なお、いずれの方法でも改善しない場合は、購入店やメーカーに問い合わせ、修理を依頼してください。
①風が出ない、すぐに止まってしまう
エアコンの風が出ない場合、設定温度が室内温度に近すぎて、すぐに設定温度に達してしまっている可能性があります。一度設定温度を見直し、再度運転させてみましょう。
<対処法>
・設定温度を下げる(夏場)、もしくは上げる(冬場)
・リモコンの「本体リセット」ボタンを押して再運転する
・電源プラグを抜き差しして再運転する
・ブレーカーをオフ/オンして再運転する
・リモコンの「本体リセット」ボタンを押して再運転する
・電源プラグを抜き差しして再運転する
・ブレーカーをオフ/オンして再運転する
なお、風が弱い場合は、フィルターの汚れや室外機のガス漏れの可能性があります。フィルターや室外機に異常がなければ、エアコンの起動時に不具合が発生していることも考えられます。
②風が臭う
エアコン内部でカビや雑菌が繁殖していると、風が臭うことがあります。フィルターの掃除をして、再度試運転をしてみましょう。フィルター掃除のやり方については、次の章で詳しく解説しています。
③エアコンや室外機から異音がする

エアコンの異音については、基本的に日常生活に支障がない程度の小さな音であれば問題ありません。「ポコポコ」や「プシュッ」といった音は、運転上発生するものであり、心配は不要です。しかし、テレビの音が聞こえないほどの大きなノイズが発生している場合は、購入店やメーカーに問い合わせることをおすすめします。
④異常ランプが点灯している
エアコン本体に異常が見つかると、タイマーランプが点滅したり、リモコンにエラーが表示されたりします。エラーの内容は取扱説明書やメーカーのホームページで確認できます。不具合が発生しているようであれば、購入店やメーカーに確認・修理を依頼しましょう。
⑤リモコンが動作しない、液晶画面がおかしい
リモコンのボタンを押してもエアコンが動かない、または液晶画面が見えにくい場合は、電池の消耗が考えられます。まずは電池を交換し、改善するか確認しましょう。それでも改善しない場合は、電池を抜き、どのボタンでも良いので10秒以上押し続けることでリモコンをリセットできます。その後、電池を入れ直して正常に操作できれば問題ありません。
⑥エアコン本体から水が漏れる

水漏れの箇所によって原因と対処法が異なります。
■吹出口から水が漏れる場合
ドレインホースの排水不良やフィルターの汚れによる結露の可能性が高いと考えられます。まずはドレインホースから水が出ているか確認しましょう。水が出ている場合は、エアコン内部の汚れを取るため、フィルター掃除を試してみてください。水が出ていない場合は、ドレインホースの詰まりや折れ曲がりがないか確認し、必要に応じて対処します。
■吹出口に水滴がつく
部屋を冷やしながら換気をしたり、設定温度を19℃以下に設定したりすると、結露が発生しやすくなります。温度設定を20℃以上にし、風向きを上向きや自動に設定して様子を見てください。
■本体背面から水漏れしている
故障やトラブルの可能性があるため、購入店舗やメーカーに点検・修理を依頼しましょう。
2週間に1回がおすすめ!エアコンフィルターのお手入れ方法
エアコンを使用している間は、2週間に1回程度のフィルター掃除を行いましょう。フィルター掃除をすれば、エアコンの負荷を軽減できるだけではなく、トラブルの防止や節電にもつながります。詳しいお手入れの手順をチェックしておきましょう。
手順1. 掃除機でフォルターのホコリを取る

感電しないようにエアコンの電源プラグを抜いてから、前面パネルを開けそっとフィルターを取り外します。汚れ対策とホコリの吸い込み防止には、ゴム手袋とマスクを着用しておくのがおすすめです。
外したフィルターは広げた新聞紙に表面が上になるように置き、掃除機を使ってフィルターに付着したホコリを吸い取ります。
手順2. フィルターを水洗いする

フィルターをお風呂場に運び、丁寧に水洗いします。カビが生えている場合は、胞子を撒き散らさないようにそっと運びましょう。
水洗いの仕方は、シャワーの水圧で汚れを落とすイメージで、フィルターの裏側から水をかけます。頑固な汚れには、中性洗剤を使うと落ちやすくなります。
手順3. フィルターを乾燥している間に本体を掃除する

フィルターはタオルや雑巾を使って水気を拭き取ります。その後、陰干ししてしっかり乾燥させます。
フィルターが完全に乾くまで、エアコン本体のお手入れをしておくと効率的です。本体の上や横、内部も手が届く範囲で拭き掃除をして、見える範囲に掃除機をかけます。その際、エアコン本体に水気が残らないように注意してください。
アイリスオーヤマおすすめのエアコン3選
万が一エアコンが故障してしまった場合は、修理か買い替えを検討する場合がほとんどでしょう。場合によっては、修理よりも買い替えた方が消費電力を抑えられ、節約につながることもあります。ここでは、アイリスオーヤマのおすすめエアコンを紹介します。
ポータブルクーラー2.2kW/IPP-2225U

設置工事不要のポータブルクーラーで、置くだけで使用できます。エアコンを設置できない場所を涼しくしたいときや、エアコンの故障で交換まで時間がかかる際に便利です。付属の窓パネルを使用して室外へ熱を排出し、快適な空間を作ります。涼をとる「冷風」、衣類乾燥にも使える「除湿」、扇風機代わりや換気に使える「送風(換気)」の3つの運転モードに加え、梅雨時期に役立つ「除湿モード」も搭載しています。
エアコン 6畳 2.2kw/IHF-2209G

寝室、子ども部屋、リビングなど、さまざまな部屋に対応するルームエアコンです。リモコンと室内機の2つの温度センサーにより消費電力を抑える「いたわりエコモード+」を搭載し、冷えすぎや暖めすぎを防いで「身体」と「家計」を守ります。
さらに、快適に過ごすための機能も充実。「自動・手動内部清浄モード」「みはりモード」「おやすみタイマー」「快適モード」「エコモード」など、ボタンを押すだけで簡単に切り替えが可能です。上下左右の自動ルーバーを搭載し、効率よく空気を循環させます。
さらに、快適に過ごすための機能も充実。「自動・手動内部清浄モード」「みはりモード」「おやすみタイマー」「快適モード」「エコモード」など、ボタンを押すだけで簡単に切り替えが可能です。上下左右の自動ルーバーを搭載し、効率よく空気を循環させます。
フィルター自動清掃エアコン/IAF-2207M

フィルター自動清掃機能付きで、掃除の手間を減らしながら時短と節電を実現するエアコン。専用アプリをスマホにインストールするだけで、外出先からでも操作できます。部屋の温度・湿度を検知し、自動で熱こもりを防ぐ「みはりモード」や、睡眠時間に合わせて温度を調整する「快適おやすみタイマー」を搭載。昼も夜も快適な空間を作ります。さらに、温度センサー内蔵のリモコンを身近に置くことで、体感温度に近い温度調節が可能です。
エアコンの試運転はシーズン前に!早めの準備で快適に過ごそう

シーズン前にエアコンの試運転をしておくと、故障が見つかっても早く修理でき、使いたい時に使用できます。トラブルの改善が見られない場合にも、ゆっくりと買い替えを検討できるでしょう。早めの準備で、快適に夏・冬本番を迎えましょう。
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