厚生ビル管理株式会社 様(秋田県)
除塵と水拭きのロボットを同時運用。
人手不足の中でも安定した清掃を実現。
- 清掃に手が回らない
- もっとキレイな環境にしたい
- 人手不足で困っている

毎日必須の清掃を、ロボット導入で確実に実行
清掃ロボットは毎日稼働できるため、急に休むこともなく、清掃シフトを毎日確実に実行するという課題を解決できた。
ロボット2機種を併用し、清潔度アップと時間短縮を実現
除塵と水拭きロボット2機種を曜日別に運用。毎日稼働させて清掃し、清掃品質の向上と人による清掃時間を短縮。
*「Whiz i アイリスエディション」は、ソフトバンクロボティクスの「Whiz i」に、業界ニーズに合わせたアイリスオーヤマ独自のオプションの追加を可能にしたDX清掃ロボットです。
お話を伺った方
厚生ビル管理株式会社 斉藤 様
施設・会社概要
厚生ビル管理株式会社は、秋田県秋田市に拠点を置き、施設管理、環境衛生管理、警備業務をはじめ幅広いビル管理サービスを提供。現在では音楽、美術、教育関連の施設における指定管理者となるなど、多方面で事業を展開している。

課題
- 人手不足により、清掃スタッフの業務負担が大きくなっていた。
- 医療施設では高い清潔度が求められるが、それに対応するための清掃スタッフの業務負担が大きかった。
効果
- ロボットが定期的に床清掃を行うことで、スタッフはさまざまな清掃箇所に注力でき、施設全体の清掃品質が向上。
- 除塵を行う「Whiz i アイリスエディション(以下、「Whiz i」)と、水拭きできる「Phantasアイリスエディション」(以下、「Phantas」)の2機種を併用することで、清掃品質の向上と省力化を実現。
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1965年の設立以来、秋田県全域で施設・設備管理、環境衛生管理、警備、人材派遣など幅広い事業を展開する厚生ビル管理株式会社 様。受託施設の一つである秋田県内の総合病院の清掃業務に、除塵ができるWhiz i と、水拭きができるPhantasの2種の清掃ロボットを導入しました。導入前の課題と2機種の清掃ロボットを導入したいきさつ、同時運用の効果についてお話を伺いました。
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人手不足の中で清潔度の維持が大きな課題に
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清掃ロボットのことはどのようにして知りましたか?
斉藤様
他の営業所の所長から紹介されたのがきっかけです。実際にロボットが稼働している様子を見て、具体的に導入の検討を始めました。
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導入前は、どのような課題をお持ちでしたか?
斉藤様
やはり人手不足ですね。スタッフの人数が限られている中で、各フロア担当の清掃スタッフの業務負担が大きいのが課題でした。特に医療施設では高いレベルの清潔さが求められるため、非常に頭を悩ませていました。
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毎日の確実な清掃と負担軽減をロボットに期待
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導入の決め手は何だったのでしょうか?
斉藤様
人手不足を少しでも解消したかったのが第一の理由ですが、加えてロボットの安全性の高さも安心材料でした。実際に人と接触することもなく、自律的に動いてくれるので、病院という環境でも安心して導入できました。
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ロボットにどのような役割を期待していましたか?
斉藤様
清掃業務を受託しているのが病院のため、最優先の課題は清掃品質を毎日高いレベルで維持することでした。秋田県北部の広域をカバーする総合病院で、毎日多くの方が出入りされます。 そのため、こまめに清掃しないとすぐに床が汚れてしまうのですが、人力だけで床をきれいにするのは大きな負担となっていました。清掃ロボットの導入によって、毎日確実にきれいに掃除してくれること、施設の美観を保ってくれること、そして清掃スタッフの作業負担を軽減してくれることを期待しました。
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施設全体の清掃品質が向上。雪国特有の床汚れも克服
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ロボットの導入で、どのような変化がありましたか?
斉藤様
雪国ならではの悩みなのが、冬場の融雪剤による床のベタつきでした。靴底に付いた融雪剤が施設内に持ち込まれることで、床材がベタついてしまい、汚れが付着したり気持ちよく歩けなくなったりします。 限られた人員で清掃業務を行っているため、これは大きな負担となっていました。 異なる機能を備えた2機種のロボットを導入したことで、毎日確実に除塵と水拭きの両方ができるようになり、ベタつきが大幅に軽減されました。 これまで対策に追われていたスタッフが、他の清掃箇所に手をかけられるようになり、施設全体の清掃品質が上がった実感があります。
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異なる2機種のロボットを導入することで得られたメリットを教えてください。
斉藤様
Whiz i による除塵と、Phantasの水拭きという異なる2つの清掃を時間差で行うことで、効率よく清掃できています。除塵と水拭き両方の機能を兼ね備えたロボットだと、1周目は除塵、2周目は水拭きというように2周させなくてはなりません。 これだと清掃完了まで時間がかかってしまいますが、2機種を併用すれば大幅に時間を短縮できます。さらにWhiz i の除塵機能によって空気まできれいになるという副次的な効果もあり、作業負担の大きかった水拭きも楽になりました。
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2機種のロボットを、どのように運用していますか?
斉藤様
除塵ができるWhiz i は、朝の時間帯に2Fの手術室前などの通路を約35分間清掃し、夕方は1Fエントランスホールなどで約35分間稼働しています。一方、Phantasは、患者さんが来院する前の早朝に、エントランスホールをはじめとした1F部分を約2時間水拭き清掃し、午後2時半からは、2F外来通路などの場所で約1時間10分稼働しています。
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スポット的な清掃にも時間が使えるようになり、作業が効率化
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実際に現場や社内での評判は、いかがですか?
斉藤様
これまで以上に、スポット的な清掃にも時間が使えるようになり、スタッフからも作業の効率が上がったと好評です。 また、病院のスタッフや来院者の方々にも認知されてきており、導入当初はロボットの前に立って本当に止まるのか試していた方々も、今では自然に避けてくれるほど、存在が知られてきています。 作業効率アップや清掃の負担軽減など、ロボット導入によるさまざまな効果が社内でも認められ、今では他の病院や施設での導入も進んでいます。評判はとても良いですね。
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ありがとうございました。