株式会社 ホームセンターバロー 様(岐阜県)

2機種を同時に複数導入!
人手不足を解消し、コスパと清潔感維持も両立

商業施設・店舗
  • 人手不足で困っている
  • 清掃に手が回らない
  • もっとキレイな環境にしたい
株式会社 ホームセンターバロー 様(岐阜県)

人とロボットの協働で、人手不足を解消

人の手による清掃をロボットが代替。人の手による清掃頻度も下げることができ、省人化につながった。

ロボット2機種を併用し、コスパと清潔感維持を両立

清掃ロボ除塵ロボットと水拭きロボット2機種を、店舗の特性に合わせて配置。コスパと清潔感の維持を両立できた。

*「Whiz i アイリスエディション」は、ソフトバンクロボティクスの「Whiz i」に、業界ニーズに合わせたアイリスオーヤマ独自のオプションの追加を可能にしたDX清掃ロボットです。

お話を伺った方

株式会社 ホームセンターバロー
営業部長 古田明仁 様(当時 営業部長)

施設・会社概要

岐阜県に本社を構える株式会社 ホームセンターバローは、東海地方を中心にホームセンター事業とペットショップ事業を展開。近年では、生活スタイルの変化や地域社会のニーズに応じた新たなサービスを創出することにより、製造小売業へと進化している。

株式会社 ホームセンターバロー 様

課題

  • 従業員の高齢化に伴って、定年退職者が増加。人手不足が深刻化していた。
  • 店舗によっては、水拭きもできる清掃ロボットが求められていた。

効果

  • 除塵ができる「Whiz I アイリスエディション(以下、「Whiz i」)と、水拭き機能も搭載された「Phantas アイリスエディション」(以下、「Phantas」)の2機種を併用。省人化と清掃品質の向上を実現した。
  • 店舗の特性に合わせて、Whiz iとPhantasを運用。店舗ごとに異なる清掃の課題を解決した。

1958年の設立以来、東海地方を中心に事業を展開する株式会社 ホームセンターバロー 様。スーパーマーケット、ドラッグストア、ペットショップ、ホームセンター、スポーツクラブと、地域のニーズに応えて事業の多様化を進めてきました。近年では生活支援サービスや、惣菜専門店「デリカキッチン」を展開するなど、生活スタイルの変化や地域社会の課題に応じた新サービスを創出し、製造小売業へと進化しています。このように事業拡大を続ける中で株式会社 ホームセンターバロー 様は、除塵ができるWhiz iと、除塵も水拭きもできるPhantasの2種の清掃ロボットを導入しました。導入前に抱えていた課題と2機種の清掃ロボットを導入した経緯、併用の効果についてお話を伺いました。

高齢化による定年退職者の増加で、人手不足に

清掃ロボットの導入を決めた背景を教えてください。

古田様

従業員の高齢化による定年退職者の増加です。パートスタッフを含めると毎年100人前後の退職者があり、人手不足が深刻化していました。

導入前は、清掃ロボットにどのような印象をお持ちでしたか。

古田様

家庭用お掃除ロボットのイメージが強かったです。

さまざまな清掃ロボットの中から、なぜWhiz iを選んでいただいたのでしょうか。

Whiz iとPhantasの稼働イメージ

古田様

他社に先駆けて、一番初めにアイリスオーヤマさんから導入をご提案いただいたからです。その後、インターネットで情報を収集して、トライアル導入を行いました。このとき、トライアル導入を実施した店舗での効果検証にもご協力いただき、現場の信用を得られたことから導入を決めました

Whiz iの導入後、水拭きできるPhantas も追加導入

現在はWhiz iだけでなくPhantasも導入、運用していただいています。

古田様

2022年にはWhiz iを19店舗に30台、2024年にはWhiz i39台とPhantas7台を33店舗に導入しました。

Whiz iを導入した中で、Phantasの追加導入を検討したきっかけは何ですか。

古田様

初めにWhiz iを導入した当初から、スーパーからは水拭き機能をもつ清掃ロボットも導入してほしいと要望があったんです。その後、水拭き機能搭載のPhantasが商品ラインアップに追加されたと聞き、導入を検討しました。期待した効果は、水拭きによる清掃レベルの向上と、雨天時は水拭き清掃ロボットに自動的に床の吸水をしてもらい、お客さまの転倒事故を撲滅することです。

Phantasの追加導入では、何が決め手となりましたか。

古田様

Whiz i同様に、小牧岩崎店でトライアル導入を行いました。その検証結果と店長の声をもとに、導入を決断しました。

Whiz iを再配置して、Phantasを大型店に導入

異なる2機種のロボットを導入することで得られたメリットを教えてください。

古田様

すでに導入済みだった30台のWhiz iを有効活用するために、店舗へのロボットの振り分けを見直しました。使用中のWhiz iを契約解除したくない一方で、どうしても大型店にPhantasを導入したいという思いがありました。Phantasの水拭き機能は、ペット生体の出入りが多くて軒下売場も広い大型店でこそ有効活用できるという判断に基づいて、再配置を行いました。

Whiz iとPhantasの画像

具体的に、どのように再配置したのでしょうか。

古田様

まだWhiz iを導入していなかった小型店舗に、大型店で使用中のWhiz iを移設できないかと考えました。アイリスオーヤマさんの担当者に相談して了承を得られたので、Phantas 7台を大型店に新規導入しました。その際には、少数のスタッフで運営している小型店では、清掃後に毎日メンテナンスが必要なPhantasの導入が難しいという点も考慮しました。

アイリスオーヤマのサポートや、営業担当者の対応はいかがでしたか。

古田様

トライアル導入時の効果検証では、親切に対応してもらいました。その後の本格導入時には、使用方法やトラブル発生時の対応について丁寧に説明していただき、実際にトラブルが発生した際には店舗に足を運んで対応していただけました。また、追加導入したPhantasは電源の場所や水の量によって清掃可能エリアが決まるので、効率の良い稼働ルートを一緒に考えていただきました

Phantasの清掃効果で、ワックスの塗膜が長期間持続

Whiz iとPhantasの2機種を、どのように使い分けていますか。

古田様

Whiz iは、人の手でドライモップをかける代わりに運用しています。かなり有効です。Phantasは大型店で運用しています。Whiz iでも取り除き切れない細かい砂やホコリまで、しっかり清掃してくれますね

Whiz iとPhantasWhiz iとPhantasを併用している店舗もあります。どのように運用していますか。

古田様

併用する場合はWhiz iを先行して稼働させ、その後をPhantasが追いかけて清掃するルート設定が効果的だと感じています。除塵→水拭きの順で清掃することにより、清掃品質が向上しました

導入後の具体的な成果について、お聞かせください。

Phantasの画像

古田様

スタッフの定年退職に伴う人手不足を解消できたのはもちろん、定期的なワックス清掃の回数を最大で1/3にまで削減できました。Phantasは細かい砂まで清掃できるため、ワックスの塗膜が長期間持続します。ロボットに搭載したスピーカーでの販促効果は検証できていませんが、走行するロボットのおかげで情報が身近に届くので、店内放送だけよりは効果があると感じています。

清掃品質も使い勝手も大好評。コスパもかなり良い

清掃ロボットの使い勝手や清掃品質について、スタッフの反応を教えてください。

古田様

清掃品質も使い勝手も、スタッフからは大好評です。音がとても静かで、手順を一度覚えれば誰でも簡単に操作できます。設定した時間に自動運転してくれる手軽さも、助かっています。運転後のメンテナンス以外に人を必要とせず、そのメンテナンスも5~10分で終わるので、コスパもかなり良いですね。ただ、Phantasは一度に清掃できるエリアがもっと広くなるとありがたいです。

清掃ロボットの導入を未検討の方、迷っている方にメッセージをお願いします。

古田様

人間とロボットの協働によるコストパフォーマンスや清潔感の維持効果は、想像以上です!ロボットが店内を自動清掃することで、人の手による日々の床清掃や、定期的なワックス清掃の回数を減らしても床の清潔感を維持できます。Phantasの水拭き機能については清掃後、ロボットのメンテナンスをするたびに、除去できた汚れを見て「こんなに汚れていたのか」とびっくり。床がきれいになっていることを実感できます。特に、清掃品質の向上に効果的だと感じるのが、Whiz iとPhantasの併用です。先にもお話しましたが、Whiz iを先行させて除塵し、その後をPhantasが追いかけて水拭きするという使い方です。悩んでいる方は導入店舗の床を見ればその効果を実感し、きっと納得できますよ

Whiz iとPhantasの画像

ありがとうございました。