

エアコンのイヤな臭いの原因は?対処法や注意点、予防方法を解説
公開日:2024.03.08
最終更新日:2025.05.08
エアコンを久しぶりにつけたときに、イヤな臭いがした経験がある方も多いのではないでしょうか。エアコンは部屋の空気を取り込んで吹き出す構造のため、内部にホコリや汚れが溜まりやすく、それがイヤな臭いの原因になります。エアコンの臭いの原因や対処法、放置してはいけない理由、予防策について紹介します。
INDEX
- エアコンの臭いの原因
- エアコン内部のカビ
- 部屋に漂う生活臭
- ドレンホースの内外の汚れ
- エアコンの不具合からの臭い
- 新品特有の臭い
- エアコンの臭いを放置するのは厳禁!放置してはいけない3つの理由
- 故障の原因になる
- 電気代がかかる
- 健康に影響を与える
- エアコンのイヤな臭いの対処法
- フィルターを掃除する
- エアコン搭載のお掃除機能を使う
- 冷房機能でドレンホース内を洗い流す
- クリーニング業者に依頼する
- エアコンの臭い対策における注意点
- 消臭スプレーは使用しない
- フィルターは完全に乾かしてから装着する
- フィルターの取り扱いは慎重に
- エアコンの臭いを予防する方法
- 使わない時期も試運転を行う
- 冷房・除湿運転後は1時間以上送風運転をする
- 部屋をこまめに換気する
- 部屋を掃除する
- アイリスオーヤマの“臭い対策に配慮した”エアコン
- エアコン6畳 2.2kw airwill フィルター自動清掃/IAF-2207M
- エアコン 10畳 2.8kw 100V対応 / IHF-2807W
- エアコン 14畳 4.0kw 200V対応/IRA-4006R
- 適切な臭い対策でエアコンを快適に使おう

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エアコンの臭いの原因

エアコンの臭いの主な原因は、ホコリや汚れから発生するカビです。それ以外にも、部屋の空気を取り込んで送風するため、料理やタバコなどの生活臭も原因となります。まずは、エアコンからイヤな臭いがする原因を確認しましょう。
エアコン内部のカビ
エアコン内部に発生したカビが、エアコンの風とともに放出されるとイヤな臭いを感じます。本体内部は、カビが発生・繁殖しやすい適度な温度と湿度が保たれた状態になっています。さらに、室内の空気を吸い込むことでホコリやチリが溜まりやすく、冷房による結露の水分と結びつくとカビが発生します。特に湿度が上がる梅雨や夏に発生しやすいのが特徴です。
部屋に漂う生活臭

料理や汗、タバコ、ペットなど、生活の中で発生する臭いが空気とともに取り込まれ、エアコン内部に付着すると、臭いの原因になります。油やタバコのヤニは、内部が汚れる原因にもなります。
ドレンホースの内外の汚れ
エアコン内部で発生した水分を排出するドレンホースが汚れで詰まったり、ホースの先端周辺に臭いの原因があったりするケースも少なくありません。ドレンホースに溜まった臭いが、エアコンの送風によって部屋の中に吹き出してしまう可能性があります。
エアコンの不具合からの臭い
エアコンから焦げたような臭いがする場合は、内部で故障や火災の危険がある可能性があります。原因としては、電気系統の異常や、ヒーターに付着したホコリが焼けることなどが考えられます。そのまま使用を続けると火災につながる恐れがあるため、すぐに使用を中止し、販売店やメーカーの修理窓口、または専門業者に点検を依頼しましょう。
新品特有の臭い
新品のエアコンを使い始めると、内部のプラスチックや塗料の臭いを感じることがあります。通常は使用するうちに徐々に薄れていきますが、1週間以上経っても臭いが消えない場合は、販売店やメーカーの相談窓口に点検を依頼しましょう。
エアコンの臭いを放置するのは厳禁!放置してはいけない3つの理由

エアコンからイヤな臭いがするのを放置すると、快適な空間を損なうだけでなく、健康やエアコンの性能にも悪影響を及ぼす可能性があります。エアコンの臭いを放置してはいけない3つの理由を詳しく解説します。
故障の原因になる
エアコンからイヤな臭いがする場合、すでに内部にホコリや汚れが蓄積している可能性があります。こうした状態を放置すると、汚れがさらに広がり、風通しが悪くなってエアコンに負荷がかかり、冷暖房の効きが悪くなることも。最終的には部品の劣化や不具合につながり、故障の原因となる恐れがあります。
電気代がかかる
エアコンのイヤな臭いが内部の汚れによる場合、放置することで電気代が高くなる恐れがあります。フィルターや内部にホコリや汚れが溜まると空気の流れが悪くなり、冷暖房の効率が低下。その結果、設定温度に達するまでに余分な電力を消費し、電気代が上昇してしまいます。特に、フィルターの汚れを放置すると消費電力が約25%増えるというデータもあるため、定期的な清掃がおすすめです。
健康に影響を与える
エアコンの臭いは健康に悪影響を及ぼす可能性があります。内部にカビや雑菌が増殖すると、風とともに胞子が室内に広がり、咳や鼻水、くしゃみなどのアレルギー症状を引き起こす可能性があります。特に免疫力の低い乳幼児や高齢者がいる家庭では注意が必要です。
エアコンのイヤな臭いの対処法

エアコンの臭いを解消するには、内部のホコリや汚れを取り除き、カビが生えにくい環境を整えることがポイントです。エアコンのイヤな臭いを解消する方法を紹介します。
フィルターを掃除する
ホコリやチリをキャッチするフィルターは汚れが溜まりやすく、臭いを発しやすいパーツです。定期的なお手入れは欠かせません。
<フィルターの掃除方法>
1. エアコンのコンセントを抜く
2. カバーを開け、溜まっているホコリを掃除機で吸い取る
3. フィルターを取り外し、残りのホコリを取り除く
4. ある程度ホコリを落としたら水洗いをする
5. 日陰でしっかりと乾かす
フィルターにたくさんホコリが付着している場合、フィルターを外す前に掃除機で吸っておくと、部屋にホコリが舞い散るのを防げます。フィルターを傷めないように、掃除機の吸引力は弱めに設定するのがポイントです。なお、掃除方法はメーカーによって異なることがあるため、あらかじめ取扱説明書で確認してから行いましょう。
<フィルターの掃除方法>
1. エアコンのコンセントを抜く
2. カバーを開け、溜まっているホコリを掃除機で吸い取る
3. フィルターを取り外し、残りのホコリを取り除く
4. ある程度ホコリを落としたら水洗いをする
5. 日陰でしっかりと乾かす
フィルターにたくさんホコリが付着している場合、フィルターを外す前に掃除機で吸っておくと、部屋にホコリが舞い散るのを防げます。フィルターを傷めないように、掃除機の吸引力は弱めに設定するのがポイントです。なお、掃除方法はメーカーによって異なることがあるため、あらかじめ取扱説明書で確認してから行いましょう。
エアコン搭載のお掃除機能を使う

フィルターや熱交換器の掃除機能が付いているエアコンは、臭いが気になるときに便利です。しかし、それだけでは取りきれない汚れもあるため、人の手によるお手入れも必要です。機能を活用しつつ、定期的なクリーニングも行いましょう。
冷房機能でドレンホース内を洗い流す
エアコン内部やドレンホースの汚れによるイヤな臭いを抑えるには、換気しながら冷房運転を行うのが効果的です。エアコンをつける前に窓を開け、冷房の設定温度を室温より3〜5℃ほど低く設定し、約1時間運転すると結露によってカビや汚れが浮き上がり、ドレンホースを通じて洗い流されます。特に、冷房を16℃に設定するとより多くの結露が発生し、洗浄効果が高まります。
クリーニング業者に依頼する

自分でできる対処法を試しても臭いがなくならない時は、専門のクリーニング業者に依頼しましょう。エアコン内部の洗浄は、専門の業者に依頼する必要があります。仕組みに詳しい業者であれば、故障や火災事故の心配もなく安心です。メーカー各社もエアコン内部の掃除は専門業者へ依頼するよう呼びかけています。
エアコンの臭い対策における注意点

エアコンから出るイヤな臭いを取るために、消臭スプレーをかけたり、力任せにフィルターを外したりするのは避けましょう。また、濡れたままフィルターを使うと臭いやカビの再発につながります。エアコンの臭い対策を行う際の注意点を紹介します。
消臭スプレーは使用しない
衣類や部屋用の消臭スプレーをエアコンに使用すると、スプレー液がエアコン内部でベタつき、ホコリや汚れが余計に付着して、さらなる臭いの原因になることも。アルコール成分がエアコン内部に付着すると故障や火災の恐れがあるため、アルコールスプレーの使用は厳禁です。
フィルターは完全に乾かしてから装着する

フィルターを水洗いしたら、半日〜1日かけて完全に乾かした後にエアコンへ取り付けます。水分が残っていると雑菌が付着し、カビや臭いの原因となるためです。
洗浄後は、タオルやキッチンペーパーでフィルターを挟み、水分を吸い取ると乾きが早くなります。ドライヤーはプラスチックの劣化を招くため使用を避け、風通しの良い日陰で自然乾燥させましょう。
洗浄後は、タオルやキッチンペーパーでフィルターを挟み、水分を吸い取ると乾きが早くなります。ドライヤーはプラスチックの劣化を招くため使用を避け、風通しの良い日陰で自然乾燥させましょう。
フィルターの取り扱いは慎重に
エアコンのフィルターはデリケートな素材のため、無理に引っ張ったり、乱暴に扱ったりせず優しく丁寧に扱いましょう。力を入れすぎると破損する恐れがあり、冷暖房の効きが悪くなるだけでなく異音や本体の故障の原因にもなります。
エアコンの臭いを予防する方法

エアコンのイヤな臭いを発生させないためには、定期的な運転や送風運転の活用、こまめな換気が重要です。エアコンの臭いを予防する方法を紹介します。
使わない時期も試運転を行う
エアコンの使用頻度が減る春や秋にも、月に1回は送風運転を行うことをおすすめします。長期間電源を入れないでいると、内部にホコリが溜まり、カビが生えやすくなるためです。エアコンの試運転については、こちらの記事で解説しています。
冷房・除湿運転後は1時間以上送風運転をする
冷房や除湿運転後の本体内部は結露で湿っており、カビが発生しやすい状態です。すぐに電源を切らずに、1時間以上送風運転を行いましょう。また、エアコンによっては、冷房停止後に自動で送風を行う「内部清浄機能」が搭載されているエアコンもあります。
カビは高温・乾燥した環境では発生しにくく、一般的に28℃以上では活動が鈍くなるといわれています。送風や内部清浄機能がない場合は、冷房を30℃程度に設定して運転させることで乾燥を促すのも効果的です。
カビは高温・乾燥した環境では発生しにくく、一般的に28℃以上では活動が鈍くなるといわれています。送風や内部清浄機能がない場合は、冷房を30℃程度に設定して運転させることで乾燥を促すのも効果的です。
部屋をこまめに換気する

エアコンが生活臭を取り込むのを防ぐには、部屋をこまめに換気し、室内に臭いを溜め込まないことが大切です。窓を開けるだけでなく、料理をするときは換気扇を忘れずに使用しましょう。
部屋を掃除する
エアコン内部を清潔に保つには、室内の掃除が重要です。定期的に掃除を行い、空気中のホコリや汚れを減らすことで、エアコン内部の汚れも抑えられ、イヤな臭いの発生を防げます。
アイリスオーヤマの“臭い対策に配慮した”エアコン
アイリスオーヤマでは、フィルター自動清掃や内部清浄機能を搭載した、臭い対策にも効果的なエアコンを豊富に取り揃えています。
エアコン6畳 2.2kw airwill フィルター自動清掃/IAF-2207M

フィルター自動清掃機能によってエアコン内部を清潔に保ち、イヤな臭いの発生を抑えられます。ダダストボックスに溜まったホコリを半年に1回お手入れするだけでよく、お手入れの手間も大幅に軽減されます。冷房・除湿を10分以上運転した後の内部清浄機能も付いているので、手動で送風運転をしなくてもカビ対策ができます。
さらに、リモコン周辺の温度に合わせて運転する快適モード付き、スマートスピーカー対応、専用アプリで外出先からでも操作できるなど、便利な機能が揃っています。
さらに、リモコン周辺の温度に合わせて運転する快適モード付き、スマートスピーカー対応、専用アプリで外出先からでも操作できるなど、便利な機能が揃っています。
エアコン 10畳 2.8kw 100V対応 / IHF-2807W

内部清浄機能を搭載し、快適な空間を維持できる10畳対応エアコン。スマートスピーカーと連携し、声やアプリで簡単に操作可能です。外出先からの温度管理もでき、常に快適な環境を保てます。快適モード、みはりモード、おやすみタイマーなど便利な機能を備え、イヤな臭いの発生も防ぎます。さらに、LED室温ディスプレイや自動ルーバーを搭載し、使いやすさにもこだわった1台です。
エアコン 14畳 4.0kw 200V対応/IRA-4006R

シンプルで使いやすいスタンダードモデルのエアコンは、リビングや寝室、子ども部屋など、さまざまな空間に適しています。冷暖房の効きすぎを抑える「いたわりエコモード」を活用すれば、冷やしすぎや暖めすぎを防ぎ、省エネしながら快適な室温を保てます。リモコンと本体に搭載された2つのセンサーが室温を検知し、より体感に近い温度調整が可能です。
1時間単位で最大24時間まで設定できるタイマー機能や、上下左右に風を送るルーバーによる効率的な空気循環も搭載。さらに、冷房・除湿運転後には自動で内部清浄を行い、常に清潔な状態を保つことで、イヤな臭いの発生も防げます。
1時間単位で最大24時間まで設定できるタイマー機能や、上下左右に風を送るルーバーによる効率的な空気循環も搭載。さらに、冷房・除湿運転後には自動で内部清浄を行い、常に清潔な状態を保つことで、イヤな臭いの発生も防げます。
適切な臭い対策でエアコンを快適に使おう

エアコンは、きちんとお手入れをしないと、カビや生活臭などが原因でイヤな臭いを発することがあります。フィルターの掃除や送風運転、内部清浄機能の活用など、定期的なメンテナンスを心がけましょう。手軽に清潔さを保ちたい場合は、自動清掃機能や内部清浄機能を搭載したエアコンの導入もおすすめです。
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※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。
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