エアコンの掃除は自分でできる?手順とやり方、カビの予防法を解説

エアコンの掃除は自分でできる?手順とやり方、カビの予防法を解説

エアコンの効きが悪い原因はさまざま考えられますが、意外と多いのがフィルターに溜まったホコリ。エアコンは自分で簡単に掃除ができます。定期的に掃除するとエアコンの効きも良くなり、電気代の節約につながるでしょう。また、ホコリを除去することでカビの発生を抑えることも可能です。エアコンを自分で掃除するための手順とやり方を解説します。

エアコンの掃除は自分でできる?手順とやり方、カビの予防法を解説

+1 Day 編集部

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エアコンの掃除は自分でできる?

家を掃除するための掃除道具
家庭用のエアコンは、自宅にある道具を使って簡単に掃除できます。自分でできる範囲はエアコン本体の拭き掃除やフィルター、室外機の掃除です。
ホコリや汚れを取り除くことでエアコンの機能を十分に発揮させ、電気代の節約にもなります。エアコンを清潔に保つとカビの発生を抑えてエアコンの臭いも軽減されるため、定期的に掃除し、長く使えるようにメンテナンスすることをおすすめします。
一方で、エアコン内部の掃除は専門的な知識や道具が必要なので、プロに依頼しましょう。
エアコンの臭いが気になる場合は、下記の記事の対処法を参考にしてみてください。

エアコンの掃除方法

自分でできるエアコン掃除を部位ごとに解説します。家にあるもので簡単に掃除できるので、ぜひ試してみてください。

フィルターの掃除方法

エアコンのフィルターを持つ女性の手
エアコンのフィルターに汚れやホコリが溜まると、カビ発生の原因になります。そのため2週間に1回を目安に掃除するのがおすすめです。
<用意するもの>
・掃除機
・台所用の中性洗剤
・歯ブラシ
・タオル
<掃除方法>
1.エアコンの電源プラグを抜く​
掃除の最中に誤って電源が入ってしまうと思わぬ怪我や事故につながります。必ず電源プラグを抜いて作業しましょう。

2.エアコンの前面パネルを開け、フィルターに掃除機をかける
フィルターは外す前に掃除機をかけることで、部屋にホコリが舞い散るのを防ぎます。その後フィルターを外してから、再度表面に掃除機をかけます。フィルターの表面はパネルを外したときに見えている面です。裏面から掃除機をかけてしまうと、ホコリがフィルターの目に詰まってしまいます。

3.フィルターの裏面から水洗いする
掃除機だけでは取りきれないホコリを浴室のシャワーで水洗いします。掃除機をかけた面とは逆の裏面からシャワーを当ててください。細かいホコリが残っている場合、歯ブラシに薄めた台所用洗剤をつけて優しくこすって洗い流します。

4.タオルで水分を拭き取り乾燥させる
フィルターを陰干しするか、タオルで挟むようにして水分を拭き取ります。濡れたままエアコンに取り付けるとカビや臭いの原因となるので、しっかりと乾燥させてください。

5.完全に乾いたらフィルターを本体に戻す

エアコン本体・吹き出し口・ルーバーの掃除方法

エアコンの吹き出し口を拭く女性
エアコン本体や吹き出し口・ルーバーは、2週間~1ヵ月に1回程度を目安に掃除すると、清潔な状態を保てます。吹き出し口は黒い点々のカビが発生しやすいので、こまめに掃除しましょう。
<用意するもの>
・掃除機
・タオル
・割り箸
・キッチンペーパー
・輪ゴム
<掃除方法>
1.エアコンの電源プラグを抜く

2.エアコン本体を拭き掃除する

3.エアコンの吹き出し口のルーバーを開く
力を入れすぎると破損することがあるので注意してください。

4.吹き出し口の中を拭く
濡らして硬く絞ったタオルで吹き出し口を拭きます。手が届かない場所は、割り箸にキッチンペーパーを巻いて輪ゴムで留めたお掃除棒を使って丁寧に拭いてください。無理に奥まで掃除せず、ルーバーや送風ファンを破損しないように作業します。

室外機の掃除方法

青い外壁と植え込みと室外機
シーズン前後の年2回、汚れがないかチェックしましょう。ゴミやホコリを取り除くことで効率的にエアコンを稼働でき、消費電力を抑えられます。
<用意するもの>
・ほうき、ちりとり
・歯ブラシ
・タオル
<掃除方法>
1.エアコンの電源プラグを抜く

2.室外機を掃除する
ほうきを使って室外機の外カバーについたクモの巣や土ぼこりなどを掃き出します。室外機の正面や裏側、側面のフィンの汚れは、ほうきや歯ブラシで優しくかき出しましょう。室外機の天板はタオルなどで乾拭きし、汚れを落とします。

3.ドレンホースを掃除する
ドレンホースの中のゴミやクモの巣を歯ブラシなどで取り除きます。ホースが詰まって水が排出されないと、エアコンの水漏れや臭いの原因になることもあります。

4.室外機の周りを掃除する
室外機の周り20cmには何も置かないようにします。落ち葉などのゴミはほうきで掃きます。

エアコンを掃除する際の注意点

エアコンを自分で掃除する際には注意すべきことがあります。誤った掃除方法は故障の原因になるおそれもあるため、注意点も踏まえながらお手入れしましょう。

市販の洗浄スプレーは使用しない

エアコンにスプレーを吹きかける女性
エアコンの掃除アイテムとして市販の洗浄スプレーがありますが、市販の洗浄スプレーは使用しないほうが無難です。洗浄スプレーを十分に流しきれなかった場合、内部に残った洗剤に汚れが付着し、カビが発生する原因となります。また、内部の電気部品に水や洗剤が入り込み、故障や火災の原因になるおそれもあります。

エアコンに水をかけない

水をエアコンに直接かけて掃除することは絶対に避けましょう。エアコン内部は精密機器なので、部品に水がかかることで故障するおそれがあります。
なお、プロが行うエアコンクリーニングでは高圧洗浄などで汚れを落とすため、そもそも水洗いだけでは汚れは十分に落とすことができません。水洗いは故障のリスクに加え、残った水分がカビの原因になるため、掃除する際は水拭きにしましょう。水拭きの際はタオルを硬く絞り、最後には乾拭きして水分を完全に拭き取ってください。

内部の掃除はプロに依頼する

青い作業着を着たエアコン掃除業者
エアコン内部は構造が複雑なため、内部をしっかり掃除するためにはエアコンを分解する必要があります。専門知識がないのにエアコンの分解や内部掃除をしてしまうと、部品の紛失や故障の原因になることも。エアコン内部の汚れや臭いを自力ですべて除去することは困難です。内部の掃除をしっかりしたい場合はプロに依頼しましょう。

掃除が簡単!アイリスオーヤマのおすすめエアコン

アイリスオーヤマでは、フィルター自動清掃やカビ予防に効果的なエアコンを豊富に取り揃えています。ここではアイリスオーヤマのおすすめエアコンを2つ紹介します。

エアコン 6畳 2.2kw airwill フィルター自動清掃機能付/IAF-2207M

エアコンと4人家族が団欒している
フィルター自動清掃機能付きなので、掃除がとても簡単です。エアコンが内部のブラシを使い、自動的にフィルターのゴミをダストボックスに落とすので、半年に1回ダストボックスを取り外し、掃除機でホコリや汚れを吸い取るだけで掃除が終了します。
冷房・除湿を10分以上運転した後に停止すると自動で内部を洗浄するので、エアコン内部のカビ予防にも効果的です。スマートスピーカー対応やスマホでエアコンを管理できる専用アプリなど、他にも便利な機能が備わっています。

エアコン 12畳 3.6kw airwill 内部清潔・空気清浄/IAF-3605GF

スタイリッシュで落ち着いた部屋とエアコン
高性能フィルター搭載することで、内部清潔と空気清浄を一緒にしてくれるエアコンです。高性能フィルターがカビや汚れ、花粉、ウィルスを吸着し、エアコン内部にきれいな空気を取り込むので、締め切った室内でも快適に過ごせます。内部を清潔に保つことでカビやホコリが溜まりにくく、運転機能の低下を防ぐので、電気代の節約にもつながるでしょう。上下左右自動ルーバーや除湿運転など、他にも便利な機能が搭載されています。

エアコンのカビ予防法3選

エアコンは使用していないときにフィルターなどにカビが発生しやすくなります。最後にカビの予防法を3つ解説します。

エアコン内部を乾燥させる

エアコンをリモコンで操作する手
エアコンの冷房や除湿運転後にはエアコン内部に結露が発生し、カビの原因となります。カビを防ぐためには、エアコン使用後すぐに内部を乾燥させることが重要です。
エアコンの内部を乾燥させるには、内部クリーン機能や送風運転がおすすめです。エアコンの内部クリーン機能は、運転後にエアコン内部を乾燥させます。送風運転は、冷房や除湿運転後に30分以上送風運転することでエアコン内部の湿度を下げ、カビ予防になります。
エアコンに内部クリーン機能や送風運転がない場合は、冷房で30度以上に設定すると送風運転の代わりになるので、1度試してみてください。

部屋を換気する

家の窓を手で開けて換気する
室内の空気が汚れていると、エアコンが汚れた空気を吸い込んで内部が汚れやすくなり、カビが発生する原因になります。そのため、カビ予防にはこまめな換気がおすすめです。換気によりエアコン内部が汚れにくくなり、部屋全体のカビ発生を抑えます。

フィルターをこまめに掃除する

2つのフィルターを比べる手
エアコンのフィルターには、空気中のホコリや汚れがエアコン内部に入り込まないようにする役割があります。フィルターや吹き出し口に溜まったホコリ・汚れはカビの栄養となるので、定期的なフィルター掃除がカビ予防に効果的です。

エアコンをこまめに掃除して快適に過ごそう

エアコンをかける女性
エアコンはこまめに掃除することで効きが良くなり、電気代の節約につながります。また、エアコン内部にホコリやカビが溜まっていると、使用時にホコリやカビを部屋中にまき散らすことになり、アレルギーの原因になりかねません。定期的なエアコン掃除とともに使用しない期間のカビ対策もしっかりと行い、いつでも快適に過ごせるようにしましょう。
エアコンの寿命や故障のサインを知りたい場合は、こちらの記事もチェックしてみてください!
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