

冷蔵庫の野菜室の適温は?各部屋の役割と使い分け方、収納方法も解説
公開日:2025.06.19
最終更新日:2025.06.19
冷蔵庫の野菜室は、野菜の鮮度保持に特化した収納スペースです。適切な温度と湿度を保つことで野菜の劣化を防ぎ、無駄を減らせます。この記事では、冷蔵庫内の各部屋の役割と保存に適した食材、野菜室の正しい使い方、収納のコツを詳しく解説します。
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冷蔵庫の野菜室とは?

野菜室は、主に野菜を保存するためのスペースです。一般的に、冷蔵室の設定温度は約2〜6℃であるのに対し、野菜室は高めの約3〜8℃。湿度も高く、野菜の乾燥を防いで鮮度を保つのに適しています。
冷却方法も冷蔵室とは異なり、直接冷気を当てない間接冷却方式が採用されています。ただし、すべての野菜や果物が野菜室向きとは限りません。適さない食材については後ほど詳しく解説します。
冷却方法も冷蔵室とは異なり、直接冷気を当てない間接冷却方式が採用されています。ただし、すべての野菜や果物が野菜室向きとは限りません。適さない食材については後ほど詳しく解説します。
冷蔵庫の各部屋の役割と保存に適した食品

冷蔵庫には、野菜室以外にもチルド室や冷凍室があり、それぞれ保存に適した食品や役割が異なります。部屋ごとに使い分けて、食品の鮮度を保ちましょう。
冷蔵室
冷蔵室は冷蔵庫の中で最も広く、さまざまな食材を適温で保存できるスペースです。約2〜5℃と低温を保つことで細菌の繁殖を抑えられるため、食材の鮮度をキープしやすく、賞味期限までおいしく食べられる状態を維持できます。以下の食品が冷蔵室での保存に適しています。
<冷蔵室保存に適した食品>
・飲料類(牛乳やジュース)
・調味料(ドレッシングや味噌)
・卵
・加工食品(ハムやソーセージ)
・作り置きの料理やおかず など
<冷蔵室保存に適した食品>
・飲料類(牛乳やジュース)
・調味料(ドレッシングや味噌)
・卵
・加工食品(ハムやソーセージ)
・作り置きの料理やおかず など
チルド室
チルド室は、食品が凍る直前の温度(約0〜3℃)に保たれた部屋で、冷蔵室よりも低温なのが特徴です。食品の発酵や熟成を遅らせ、細菌の繁殖も抑えられるため鮮度を長持ちさせられます。特に凍らせたくない生鮮食品や、発酵を抑えたい食品の保存に適しています。
チルド室での保存に向いている食品は以下の通りです。
<チルド室保存に適した食品>
・生鮮食品(生肉や生魚)
・加工食品(ハムやソーセージ)
・発酵食品(味噌や納豆、ヨーグルト)
・練り物(かまぼこやちくわ) など
生肉や魚はトレーから出し、ラップで密閉すると鮮度が保ちやすくなります。
チルド室での保存に向いている食品は以下の通りです。
<チルド室保存に適した食品>
・生鮮食品(生肉や生魚)
・加工食品(ハムやソーセージ)
・発酵食品(味噌や納豆、ヨーグルト)
・練り物(かまぼこやちくわ) など
生肉や魚はトレーから出し、ラップで密閉すると鮮度が保ちやすくなります。
野菜室
野菜室は、野菜や果物を新鮮なまま保存するのに適した部屋です。密閉構造により、温度や湿度が高めに保たれ、野菜の水分蒸発を抑えて乾燥を防げます。以下の食品が野菜室に適しています。
<野菜室保存に適した食品>
・葉物野菜(キャベツ、ほうれん草、レタス)
・果菜類(トマト)
・根菜類(にんじん、大根、ごぼう)
・花野菜(ブロッコリー、カリフラワー)
・果物(いちご、ぶどう) など
冷蔵室では低温障害で風味が落ちる食材も、野菜室ならおいしさを保てます。
<野菜室保存に適した食品>
・葉物野菜(キャベツ、ほうれん草、レタス)
・果菜類(トマト)
・根菜類(にんじん、大根、ごぼう)
・花野菜(ブロッコリー、カリフラワー)
・果物(いちご、ぶどう) など
冷蔵室では低温障害で風味が落ちる食材も、野菜室ならおいしさを保てます。
冷凍室
冷凍室は、さまざまな食材を長期間、安全に保存できるスペースです。約−20〜−18℃の温度設定により微生物の活動や繁殖を抑え、食材の腐敗や劣化を防げます。以下の食品が冷凍室での保存に適しています。
<冷凍室保存に適した食品>
・アイスクリーム
・冷凍食品
・肉や魚
・パン、ごはん
・長期保存したいおかずやスープ など
冷凍室は中に多くの食材が入っている方が、効率的に冷却可能です。
<冷凍室保存に適した食品>
・アイスクリーム
・冷凍食品
・肉や魚
・パン、ごはん
・長期保存したいおかずやスープ など
冷凍室は中に多くの食材が入っている方が、効率的に冷却可能です。
冷蔵庫の野菜室に入れない方が良い食材

原産地が熱帯・亜熱帯地方の野菜は寒さに弱く、低温障害を起こしやすいため野菜室での保存に不向きです。低温障害を起こすと品質が劣化し、水っぽくなったり、やわらかくなったりします。また、一部の果物は低温で保存すると追熟が止まるため、風味が落ちる可能性があります。
<野菜室に入れない方が良い食材>
果物類 | パイナップル、バナナ、メロン、アボカド、パパイヤ など |
野菜類 | きゅうり、ピーマン、かぼちゃ、なす、じゃがいも、玉ねぎ、さつまいも など |
上記の食材は風通しの良い日陰で保存するか、冷蔵庫に入れる場合はポリ袋に包んで湿度を高めに保ちましょう。
冷蔵庫の野菜室の正しい使い方と収納方法

野菜室では上下段を使い分けたり、ポリ袋で包んだりすることで、庫内を整理しながら食品の鮮度を保てます。正しい使い方で、食材を長持ちさせましょう。
1. 上段と下段を使い分ける
野菜室は上下に分かれていることが多く、食品に応じて使い分けるのがポイントです。
上段 | 取り出しやすいため、日持ちしないものやつぶれやすい食品に向いている |
下段 | 深さがあるので、重い野菜やかさばる葉物などの収納に適している |
あらかじめ食材の定位置を決めておくと庫内を整理しやすく、使い忘れも防げます。
2. 新聞紙やポリ袋に包んで収納する
野菜は新聞紙やポリ袋に包んで保存すると、鮮度を保ちやすくなります。特に使いかけのものは、切り口をラップでしっかり覆いましょう。紙袋や新聞紙には保温性があり、乾燥や低温障害の防止に役立ちます。また、庫内の汚れ防止にもなり、衛生的です。冷蔵庫内の掃除方法については、次の記事で詳しく紹介しています。
3. 仕切りを作る
野菜室内に仕切りを設けることで、スペースを有効活用できます。さまざまな形状の野菜をそのまま収納すると、無駄なスペースが生じやすくなります。短い突っ張り棒や紙袋で仕切りを作ると野菜を立てられ、見やすく整理できるでしょう。
アイリスオーヤマおすすめの冷蔵庫
アイリスオーヤマでは、収納のしやすさや容量に配慮した冷蔵庫を豊富に展開しています。買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
冷蔵庫170L/IRSD-17A

右開きで容量170Lの冷蔵庫です。野菜室は湿度が高めに設定されていて、乾燥を防ぎながら鮮度をキープできます。野菜室は冷蔵庫の中央にあるので、腰をかがめずに出し入れ可能です。収納力が高く整理しやすいため、食材を傷めずに保存できます。
冷蔵庫371L/IRSN-37A

70Lと大容量の野菜室を備えた冷蔵庫です。野菜室が中央にあり、ラクな姿勢で取り出しやすい設計です。クリア引き出しで、サイズや使用頻度に応じて整理できます。庫内パネルで冷蔵・冷凍室の温度を3段階に調整でき、食材の量に応じた最適な温度や急冷モードが選べます。
冷蔵庫428L/IRSN-SX43A

大容量428Lタイプの冷蔵庫です。野菜室は55Lと1週間分の野菜が収納でき、仕切り付きで分類しやすく、やわらかい食材も傷めず保存可能です。冷気が直接当たらない構造で、約7日間鮮度を保つ「うるうま鮮度キープ仕様」を採用しています。
冷蔵庫の野菜室を正しく使って食材の鮮度をキープしよう

野菜室は冷蔵室よりも温度・湿度が高めに設定されていて、野菜や果物の乾燥を防ぐのに適した部屋です。キャベツやほうれん草、いちごなどの保存に向いていますが、寒さに弱い食材は常温保存が適しています。
野菜室内ではポリ袋や新聞紙を活用して野菜を整理し、使い忘れも防止しましょう。野菜の特徴に応じた保存で、おいしい状態を長持ちさせてください。
冷蔵庫の寿命や買い替えのサインについては、以下の記事で紹介しています。
野菜室内ではポリ袋や新聞紙を活用して野菜を整理し、使い忘れも防止しましょう。野菜の特徴に応じた保存で、おいしい状態を長持ちさせてください。
冷蔵庫の寿命や買い替えのサインについては、以下の記事で紹介しています。
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※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。
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