

家庭用冷凍庫の電気代は1カ月いくら?サイズ別の目安と節約方法、選び方のポイントを解説
公開日:2025.06.19
最終更新日:2025.06.19
食材のストックやまとめ買いに便利な冷凍庫。近年では、冷蔵庫とは別に2台目の冷凍庫を持つ家庭も増えています。そこで気になるのが、毎月の電気代。サイズや使い方によって差が出るからこそ、上手に選び、賢く使うことが大切です。この記事では、冷凍庫のサイズ別電気代の目安や節約方法、選び方のコツをわかりやすく解説します。
INDEX
- 冷凍庫の電気代の計算方法
- 【サイズ別】冷凍庫の1ヵ月の電気代の目安
- 約30L
- 約60L
- 約100L
- 約200L
- 約300L
- 冷凍庫の電気代を節約する3つの方法
- 1. 食材をできるだけたくさん詰め込む
- 2. 扉の開閉回数を減らす
- 3. 冷ましてから入れる
- 電気代節約にも!冷凍庫を選ぶポイント
- 容量:人数・目的に合わせて選ぶ
- 冷却方式:特徴を理解して選ぶ
- ドアの向き:設置場所を考慮して選ぶ
- 仕切り・引き出し:使い方をイメージして選ぶ
- 電気代を抑えたい人におすすめのアイリスオーヤマの冷凍庫
- スリム冷凍庫80L/IUSN-8A
- 冷凍庫142L/IUSN-14A
- 冷凍庫195L/IUSN-20A
- 冷凍庫の電気代の目安を理解しよう

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冷凍庫の電気代の計算方法

まずは冷凍庫の電気代の計算方法を押さえておきましょう。家電の電気代は、以下の計算式で求められます。
年間消費電力(kWh)×電気料金単価(円/kWh)=年間の電気代(円)
1カ月分を算出する場合は、この金額を12で割ると算出できます。
消費電力は、メーカーの公式サイトや製品カタログに記載されています。電気料金単価は、契約している電力会社や料金プランによって異なるため、検針票や契約書を確認してみましょう。こうした情報を把握しておくと、電気代の見直しや節電対策に役立ちます。
年間消費電力(kWh)×電気料金単価(円/kWh)=年間の電気代(円)
1カ月分を算出する場合は、この金額を12で割ると算出できます。
消費電力は、メーカーの公式サイトや製品カタログに記載されています。電気料金単価は、契約している電力会社や料金プランによって異なるため、検針票や契約書を確認してみましょう。こうした情報を把握しておくと、電気代の見直しや節電対策に役立ちます。
【サイズ別】冷凍庫の1ヵ月の電気代の目安
冷凍庫の容量に応じて、消費電力と電気代の目安は異なります。ここでは、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が示す電気料金単価(31円/kWh・税込)をもとに、一般的な容量ごとの電気代をシミュレーションします。
約30L

ビジネスホテルによく備え付けられている小型冷凍庫は、だいたい30Lのものです。家庭では、書斎のような小部屋への設置や、冷蔵庫の冷凍室に収まりきらない食品の保管用として活躍します。年間の電気代の目安は3,500円前後です。
<1ヵ月の電気代シミュレーション>
年間消費電力約111(kWh)×電気量料金単価31(円/kWh)÷12(ヵ月)=約286円
※省エネ基準達成率100%以上の製品
<1ヵ月の電気代シミュレーション>
年間消費電力約111(kWh)×電気量料金単価31(円/kWh)÷12(ヵ月)=約286円
※省エネ基準達成率100%以上の製品
約60L
約60Lの冷凍庫は、観光ホテルの部屋に設置されている小型冷蔵庫くらいのサイズです。作り置きのおかずやたくさん買った冷凍食品の保管に適しています。年間の電気代の目安は4,700円前後です。
<1ヵ月の電気代シミュレーション>
年間消費電力約151(kWh)×電気量料金単価31(円/kWh)÷12(ヵ月)=約390円
※省エネ基準達成率100%以上の製品
<1ヵ月の電気代シミュレーション>
年間消費電力約151(kWh)×電気量料金単価31(円/kWh)÷12(ヵ月)=約390円
※省エネ基準達成率100%以上の製品
約100L
約100Lの冷凍庫は、1人暮らし向けのコンパクトな冷蔵庫と同程度のサイズです。肉や魚などの大きな食材や、まとめ買いした冷凍食品のストックに便利です。年間の電気代は5,000円前後をみておくと良いでしょう。
<1ヵ月の電気代シミュレーション>
年間消費電力約180(kWh)×電気量料金単価31(円/kWh)÷12(ヵ月)=約465円
※省エネ基準達成率100%以上の製品
<1ヵ月の電気代シミュレーション>
年間消費電力約180(kWh)×電気量料金単価31(円/kWh)÷12(ヵ月)=約465円
※省エネ基準達成率100%以上の製品
約200L

約200Lの冷凍庫は、単身〜2人世帯向けの冷蔵庫くらいの大きさです。冷凍庫としては大容量で、1週間分の食材をまとめ買いしても余裕で収納できます。その分、本体のサイズが大きくなるので置き場所の確保が必要です。年間の電気代の目安は8,400円前後です。
<1ヵ月の電気代シミュレーション>
年間消費電力約270(kWh)×電気量料金単価31(円/kWh)÷12(ヵ月)=約700円
※省エネ基準達成率100%以上の製品
<1ヵ月の電気代シミュレーション>
年間消費電力約270(kWh)×電気量料金単価31(円/kWh)÷12(ヵ月)=約700円
※省エネ基準達成率100%以上の製品
約300L
約300Lの冷凍庫は、2〜3人世帯向けの冷蔵庫と同等のサイズです。大量の食材を保存できるので、人数の多い家庭のサブ使いや備蓄用として重宝します。年間の電気代の目安は8,700円ほどです。
<1ヵ月の電気代シミュレーション>
年間消費電力約281(kWh)×電気量料金単価31(円/kWh)÷12(ヵ月)=約725円
※上記はいずれも省エネ基準達成率100%以上の製品を想定しています。製品によっては容量が大きくても電気代が安くなることもあります。
<1ヵ月の電気代シミュレーション>
年間消費電力約281(kWh)×電気量料金単価31(円/kWh)÷12(ヵ月)=約725円
※上記はいずれも省エネ基準達成率100%以上の製品を想定しています。製品によっては容量が大きくても電気代が安くなることもあります。
セカンド冷蔵庫については、こちらの記事で紹介しています。
冷凍庫の電気代を節約する3つの方法

冷凍庫の使い方次第で、電気代は大きく変わります。ここでは、節約につながる3つのポイントを紹介します。
1. 食材をできるだけたくさん詰め込む
冷凍庫は冷蔵庫と異なり、隙間なく食材を詰めた方が冷却効率が高まります。食材同士が保冷材のように作用し、冷気の保持に貢献します。外気が入り込んだ際の温度上昇も抑えられ、再冷却のための電力を節約できます。
2. 扉の開閉回数を減らす
扉を開けるたびに冷気が逃げて外気が入るため、庫内温度が上がり電気代が増える要因になります。必要な食材をすぐ取り出せるよう整理しておき、開閉時間や回数を減らしましょう。
3. 冷ましてから入れる
調理した食材を冷凍庫に入れる際は、しっかり冷ましてから収納しましょう。熱いまま入れると庫内の温度が上がり、他の食材が溶けたり、霜や結露の原因になることもあります。
電気代節約にも!冷凍庫を選ぶポイント
適切な冷凍庫選びは、電気代の節約にもつながります。購入前にチェックしたいポイントを解説します。
容量:人数・目的に合わせて選ぶ

冷凍庫の容量は、使用目的や家族の人数に合わせて選びましょう。例えば100L未満の小型サイズは、単身・夫婦2人世帯や、メインの冷蔵庫に収納しきれない食材を入れるためのサブとして適しています。100L以上の大型サイズなら、大量のストックにも対応可能です。
冷却方式:特徴を理解して選ぶ
冷凍庫の冷却方法は、大きく分けて以下の2種類。設置場所や使い勝手を加味して、どちらの方式が最適かを検討しましょう。
種類 | 方式 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
直冷型 | 直接冷気を放出する | ・冷却力に優れている ・動作音が静か
|
・霜がつきやすい |
ファン型 | 庫外の冷却器からファンで冷気を送り込む | ・霜取りが自動で行われ手間いらず | ・直冷型より電気代が高め ・ファンの音が気になる場合あり
|
ドアの向き:設置場所を考慮して選ぶ
冷凍庫のドアの開閉方式には、前開きと上開きの2種類あります。収納スタイルや設置場所を考慮して選ぶと失敗しにくいでしょう。
前開き | 庫内が見やすく出し入れしやすいタイプ。扉を開けるために前方を空けておく必要がある。 |
上開き | 大容量モデルに多い上から出し入れするタイプ。冷気が逃げにくく小スペースで設置可能。下段の食材を把握しづらく取り出しにくいのが注意点。 |
仕切り・引き出し:使い方をイメージして選ぶ

仕切りや引き出しが多い冷凍庫は、食材の整理がしやすく使い勝手に優れています。とはいえ仕切りが多すぎると冷却効率が悪くなり、電気代が高くなる傾向があります。収納したい食材や使っているところをイメージして、必要な分の仕切りがついたものを選びましょう。
電気代を抑えたい人におすすめのアイリスオーヤマの冷凍庫
アイリスオーヤマでは、省エネ設計の冷凍庫を多数展開しています。家族の人数や使い方に合わせて、最適な一台を探してみてください。
スリム冷凍庫80L/IUSN-8A

容量80Lのスリム設計ながら、たっぷり収納できるサブ冷凍庫におすすめのモデル。高性能の冷凍機能を備え、省エネ仕様で電気代の節約にも貢献します。ファン式で霜取り不要な上に、運転音にもこだわっているのでキッチンやダイニングに置いても気になりません。
冷凍庫142L/IUSN-14A

食材のストック用として便利なセカンド冷凍庫におすすめの大容量モデル。省エネ基準達成率は約159%で、節電・静音を実現しながらすばやく冷凍します。前開き式のドアとクリアケース付きで、たっぷり入れても中身が見やすく、取り出しや整理が簡単です。
冷凍庫195L/IUSN-20A

まとめ買いした食材もすっきり収納できる頼もしい大容量冷凍庫。省エネ基準達成率は約170%で、消費電力を限りなく削減します。コンパクト設計で設置スペースを取らず、前開き式&クリアケース付きで食材の整理や出し入れも手軽にできます。
冷凍庫の電気代の目安を理解しよう

冷凍庫の電気代が気になる方は、まず消費電力をチェックしてみましょう。自宅に合ったモデル選びと、使い方の工夫で、電気代を賢く節約できます。少しでも電気代を節約したい方は、自宅にぴったりのモデルを選び、食材の保管方法や使用方法を工夫してみましょう。
冷凍庫の選び方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
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※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。
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