炊飯器の違いを徹底比較!マイコン・IH・圧力IHの特徴と失敗しない選び方

炊飯器の違いを徹底比較!マイコン・IH・圧力IHの特徴と失敗しない選び方

炊飯器は、加熱方式によってマイコン・IH・圧力IH・ガスの4種類に分けられます。それぞれ炊き上がりの食感や価格が異なるため、どのタイプを選ぶか悩む方も少なくありません。炊飯器の種類ごとの特徴やメリット・デメリットを紹介します。購入前に知っておきたいポイントを押さえて、自分に合った一台を選びましょう。

炊飯器の違いを徹底比較!マイコン・IH・圧力IHの特徴と失敗しない選び方

+1 Day 編集部

理想の暮らしをさがす、つくる。
“ちょっといい”生活のヒントが見つかるライフスタイルマガジン
家電好きなメンバーを中心に、DIY やアウトドア、ペット関連など、衣食住にまつわる理想の暮らしにちょっと近づくアイデアや商品情報が詰まったコンテンツをお届けします!

炊飯器の種類と違い

白い背景の白い炊飯器
炊飯器には、マイコン・IH・圧力IH・ガスなど、さまざまな種類があります。まずは、それぞれの違いや特徴を確認してみましょう。

①マイコン炊飯器

マイコン炊飯器は、釜の底に設置されたヒーターで内釜を温め、ごはんを炊き上げる仕組みです。昔から普及しているタイプで、リーズナブルな価格で購入しやすいのが特徴。費用を抑えつつ、気軽にお米を炊きたい方におすすめです。ただし、IH炊飯器に比べると火力が弱く、特に3合以上を炊く場合は炊きムラが生じやすくなります。

②IH炊飯器

IH炊飯器は、内釜の底や側面に配置されたコイルを発熱させて炊く仕組みです。高火力で釜全体を加熱できるため、たくさん炊いてもムラのない仕上がりが期待できます。手軽にふっくらとしたごはんを楽しみたい方にぴったりです。

マイコン炊飯器との違いや選び方のポイントは、以下の記事で紹介しています。

③圧力IH炊飯器

圧力IH炊飯器は、IH方式に加えて圧力をかけてごはんを炊き上げる仕組みです。内釜を密閉し、高加圧・高温で炊飯することで、お米の旨味や甘みをしっかりと引き出します。冷めてもおいしさが続くのが特徴で、白米はもちろん、玄米や雑穀米もおいしく炊けます。

玄米をおいしく炊くコツや注意点は、以下の記事を参考にしてください。

④ガス炊飯器

ガス炊飯器は、電気の代わりにガスを熱源として炊飯する仕組みです。強い火力で釜全体を熱するため、かまど炊きのような香りや甘み、粘りを味わえます。ただし、使用する際はガス栓との接続が必要です。そのため、オール電化住宅では使用できません。ガス炊飯器を選ぶ際は、自宅のガスが都市ガスかプロパンガスかを確認してから購入しましょう。

【種類別】炊飯器のメリット・デメリット

炊き立てのごはん
先述した種類別の炊飯器のメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット デメリット
マイコン炊飯器 リーズナブルに購入しやすい。 底面で発生させた熱を釜全体に伝えるため、炊きムラが起こりやすい。火力も弱い傾向にある。
IH炊飯器 高火力で内釜全体を加熱でき、ムラなく炊ける。 マイコン炊飯器よりも価格帯が高め。
圧力IH炊飯器 お米の旨味を引き出し、おいしく炊き上げられる。便利な機能が充実している。 高価格帯が中心。本体サイズが大きかったり、お手入れに手間がかかったりするモデルもある。
ガス炊飯器 炊飯時間が約20分と短い。高火力でお米の甘みを引き出し、かまど炊きに近い味わいに仕上げられる。 設置場所が限られる。オール電化では使用できない。
種類ごとの特徴を踏まえて、予算や求める炊き上がりを検討してみてください。

炊飯器の選び方

ふたが開いた炊飯器
炊飯器選びの際は、炊飯容量や搭載機能、お手入れ方法などを確認しましょう。炊飯器の購入前に押さえておきたい選び方のポイントを紹介します。

1. 炊飯容量

炊飯容量は家族構成に合わせて選ぶのが基本です。炊飯器の容量は主に1〜3.5合、5.5合、1升の種類があります。人数に応じた容量の目安は以下の通りです。
人数 容量の目安
1~2人暮らし 1~3.5合炊き
2~4人暮らし 5.5合炊き
4人以上 1升炊き
人数や普段の食事量、ライフスタイルに合わせて適切な容量を選びましょう。

2. 加熱方式

炊飯器は加熱方式の違いによって、炊き上がりの味や食感が異なります。例えば、ほど良い噛み応えで粒立ちがしっかりしたごはんを好む方なら、IHがおすすめです。一方圧力IHなら、もちもちの食感に仕上がります。炊飯器の特徴を比較しながら、理想のごはんを炊ける製品を見つけましょう。

3. 内釜の素材

炊飯器の内釜
内釜の素材によっても炊き上がりが変わります。素材に応じた特徴は以下の通りです。
素材 特徴
鉄釜 発熱効率が高く短時間で均一に加熱できるので、ごはんがふっくらと仕上がる。栄養素や旨味を逃さない。
銅釜 鉄釜よりも熱伝導率が高い。すばやく加熱でき、ツヤある仕上がりになる。
炭釜 熱伝導率と遠赤外線効果が高く、短時間で内釜全体を加熱する。お米の旨味を閉じ込めて、直火で炊いたかのように仕上がる。
ダイヤモンド釜 熱伝導率や蓄熱性に優れている。ムラなくふっくらと炊き上げられる。
土鍋釜 赤外線効果に優れ、もっちりとした食感に仕上がる。蓄熱性が高く、おいしさを長く保てる。
素材によって耐久性や価格にも違いがあるので、合わせてチェックしましょう。

4. 搭載機能やコース

炊飯器には便利な機能やコースを備えたモデルも多くあります。代表的な機能として、以下が挙げられます。
機能 特徴
保温機能 炊きたての温かくおいしい状態を長持ちさせられる。
炊き分け機能 白米や玄米といった種類に加え、カレー・丼などのメニューやお米の銘柄にも対応。硬さや食感を自動調整できる。
調理コース機能 パンや煮込み料理など、炊飯以外のさまざまな調理が可能。
蒸気レス機能 炊飯中に発生する蒸気を抑えて、やけどのリスクや家具・家電の故障を防ぐ。
自分に必要な機能が搭載されているか、見比べながら選びましょう。

5. お手入れのしやすさ

お手入れのしやすさを考慮して選べば、家事の負担軽減だけではなく、ごはんのおいしさも保てます。お米に含まれるでんぷん質は炊飯器に付着すると雑菌が繁殖する原因となるので、定期的な掃除が欠かせません。

内蓋を簡単に取り外せるものやパーツ数が少ないモデルを選べば、手間を減らせます。使用頻度が高いからこそ、お手入れが簡単なモデルを選ぶと良いでしょう。

アイリスオーヤマおすすめの炊飯器

アイリスオーヤマでは、自慢の極厚火釜を搭載したさまざまな炊飯器を取りそろえています。機能面も充実しており、毎日の食卓を豊かにするおすすめの炊飯器を紹介します。

圧力IH 炊飯器 5.5合/RC-PDA50

テーブルに置かれた炊飯器
3mmの極厚釜を搭載した圧力IH炊飯器です。蓋と底のWヒーターによる加熱に加え、圧力をかけることで、お米の芯まで熱を届け、ごはんの粘りや甘みを引き出します。お米50銘柄に対応した「銘柄炊き」や、好みの硬さ・食感に合わせて選べる「おこのみ炊き機能」、料理に合わせて選べる「炊き分け機能」を搭載。無洗米や新米もおいしく炊けるコースがあるため、毎日のごはん作りが楽しみになります。

IH 炊飯器 5.5合/RC-ILA50

食卓になじむ白い炊飯器
1台で多彩な調理を楽しめるIH炊飯器です。炊飯はもちろん、低温調理やパン・ケーキ作りにも対応しています。炊き上がりの硬さを調整できる「食感炊き分け機能」を搭載しており、自分好みの炊飯が可能です。おかゆや玄米、麦飯・雑穀米など、6種類のヘルシーメニューも搭載しており、健康ごはんもおいしく楽しめます。シンプルなデザインとマットな質感で、インテリアとしても部屋になじみます。

マイコン式 炊飯器 3合/RC-BMA30

ホワイトとブラックのアイリスオーヤマの炊飯器
シンプルな機能で使いやすいマイコン式炊飯器です。極厚火釜で熱を逃さず、お米の芯まで熱を伝えてふっくら炊き上げます。好みや料理に合わせて選べる3種類の食感炊き分け機能も搭載。パーツが少なく、内釜・内蓋・蒸気口セットを洗うだけなので、お手入れの負担も少なめです。

炊飯器の違いを理解して自分に合った製品を見つけよう

キッチンに置かれた炊飯器
炊飯器には、圧力IHやマイコン、ガスなど、さまざまな種類があります。コストパフォーマンスを重視するならマイコン炊飯器、炊き上がりの食感を重視するなら圧力IH炊飯器、といったように目的に応じて選びましょう。
※こちらに掲載されている商品情報・価格・キャンペーンは掲載日時点での情報です。
※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。

\ シェアする /