

冷蔵庫の中がスマホでみれる!アイリスオーヤマの「STOCK EYE」を家電ライターが使ってみました
公開日:2023.01.25
最終更新日:2023.01.25
毎日使う冷蔵庫は家電の中でも使用頻度が高く、購入する際は慎重に選びたいという人も多いはず。しかし、「冷蔵庫はどれも同じに見えてしまう」「何が自分に合っているのか、わからない」という声もよく聞きます。冷蔵庫は製品やモデルによって特徴があり、使い勝手も異なります。その中から今回は、ユニークで使いやすいアイリスオーヤマの「STOCK EYE」を紹介します。
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家電プロレビュアー 石井和美
白物家電の製品レビューを得意とする家電プロレビュアー。レビュー歴15年以上。茨城県守谷市に家電をレビューするための一戸建てタイプ「家電ラボ」を開設、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っており、WEB、雑誌、テレビなどで活躍中。家電ブログ管理人。
スマート冷蔵庫「STOCK EYE(ストックアイ) カメラ付き冷凍冷蔵庫296L」とは?

最近は共働き世帯を中心に、家事や買い物を効率よく行うため、乾燥機能を搭載したドラム式洗濯機や電気圧力鍋といった「時短家電」へのニーズが高まっています。加えて、世界的な「食品ロス」に対する問題意識の高まりから、企業による取り組みに加え、家庭でも賞味期限切れによる食材廃棄に対する関心も高まっています。
そんな中、新たにアイリスオーヤマから発売されたのが「STOCK EYE」です。冷蔵室の中に搭載されたネットワークカメラが庫内を撮影し、アプリを通して冷蔵庫の中身をスマートフォンで確認できます。そのため、必要な食材の買い忘れや二重買いの防止に加え、買い物中に写真を確認しながら献立を考えられます。その他にも便利な機能がたくさんあるので、早速使ってみました!
ネットワークカメラで冷蔵室の中身をスマホでチェック!

デザインは、清潔感のあるシンプルなデザインで、上品な佇まいが魅力です。高さ189cm、奥行き60cm、幅59.5cm。冷蔵室205L、冷凍室91Lの296Lで2~3人世帯にぴったり。一見、一般的な冷蔵庫に見えますが、ユニークで便利な機能が詰まっています。

スッキリした2ドアのデザインもお気に入りです。冷蔵室下段には大きなケースがあり、そこに野菜をまとめて入れておくことができます。

冷凍室は引き出し式で、たくさんいれても整理しやすそうだと感じました。

特徴的な機能は、冷蔵室の扉の内側にネットワークカメラが搭載されていること。
スマホアプリ「HomeLink」をダウンロードして設定をしておけば、外出先からいつでも冷蔵室の中身を確認できるのです。これがあれば、必要な食材の買い忘れを防ぐことができるし、二重買いの防止や買い物中に庫内の食材を確認しながら献立を検討することもできます。我が家ではよく卵の買い忘れをしてしまうので、とても助かる機能です。
スマホアプリ「HomeLink」をダウンロードして設定をしておけば、外出先からいつでも冷蔵室の中身を確認できるのです。これがあれば、必要な食材の買い忘れを防ぐことができるし、二重買いの防止や買い物中に庫内の食材を確認しながら献立を検討することもできます。我が家ではよく卵の買い忘れをしてしまうので、とても助かる機能です。

撮影のタイミングは、冷蔵室の扉を開閉後、約8分後に庫内を撮影し、その静止画像がクラウドに保存されます。カメラは視野角182°で広範囲が撮影されるので、全体を確認できます。扉の下段にあるケース内の飲み物まで確認することができました。
冷蔵庫の中身を確認してから買い物に行くことができればいいのですが、共働きで毎日バタバタしており、買い忘れしてしまうこともよくあります。この機能を使うことでスマホで確認するのが当たり前のようになり、冷蔵庫の開け閉めも減って、節電にもつながります。
冷蔵庫で大事なのは「使いやすさ」

ネットワークカメラはもちろん、さらに驚いたのは「使い勝手」です。サイズ感がちょうどよく、すみずみまで食材を入れやすいところも気に入りました。
冷蔵庫は大きければいいというわけではなく、奥行きが大きいものだと上段の奥に手が届かなかったり、整理しにくかったりするものもあります。隅々まで中を確認できず、食品ロスになったらもったいないですよね。
STOCK EYEの奥行き内寸は46cmで、腕を伸ばすとどの段でも奥まで手が届きます。身長162cmの私でも、最上段の奥に入れたヨーグルトにも手が届きました。
STOCK EYEの奥行き内寸は46cmで、腕を伸ばすとどの段でも奥まで手が届きます。身長162cmの私でも、最上段の奥に入れたヨーグルトにも手が届きました。

また、棚は4段で、ニオイ移りが少なく清潔なガラス製です。ガラスは汚れも拭き取りやすいので、お手入れもカンタン。

ガラス棚は片手でも簡単に取り外すことができるほど軽く、棚の高さもラクに変えられます。

普段はこのように使っていても、調理した後の大きめの鍋などを入れる場合は、棚の高さを変えることでそのままいれることができます。

まず、上にのっている食材をいったん出してから、サッとガラス棚をはずして高さを変えられます。片手で外せるくらい軽いことも嬉しいポイント。食材に合わせて整理しやすくていいですね。

温度調整は冷蔵室の上部に操作部があります。冷蔵庫を開けたら正面にあるので見やすく、設定変更などもしやすいと感じました。冷蔵室・冷凍室共に1~5段階で調節できます。
自動製氷機能付きでいつでも氷を使える!

「STOCK EYE」には、自動製氷機能が搭載されています。冷蔵室にある水タンクに水を入れておくだけで、自動で氷ができているので、氷をよく使うという方は魅力的な機能です。300Lクラスで自動製氷機能が搭載されている冷蔵庫は少ないので、こちらもぜひチェックしたいポイントです。

しばらくすると、自動で氷ができていました!
冷凍室も引き出し式でたっぷり入る!

「STOCK EYE」の冷凍室の性能はJIS規格で規定された最も優れた性能「フォースター」で、最高水準の冷凍状態を誇ります。ワンスターは-6℃以下で保存期間のめやすは約1週間。フォースターは-18℃以下で、約3ヶ月保存できます。しっかりと低い温度で、長時間保存できる冷凍室だから安心して使えます。比較的価格もお手頃ですが、こういった基本性能もしっかりしているので、とてもコスパのよい冷蔵庫だと言えます。

また、たっぷり入る点も魅力です。3段の引き出し式で、上段左側には貯氷ケースがあります。私は右ケースにはアイスクリームを入れてみましたが、上段の右側は小物を入れておくと出し入れがしやすいですね。

中段、下段にはかさばるパンやよく使う食材のストック、市販の冷凍食品などを入れることができます。私は大容量の大きな切り身などを入れてみましたが、まだまだ入りそうです。
引き出し式は空間に無駄ができにくく、整理もしやすいので迷わず目的の食品を出すことができます。また、必要な引き出しだけを開けるので、冷気が逃げにくいというメリットもあります。
引き出し式は空間に無駄ができにくく、整理もしやすいので迷わず目的の食品を出すことができます。また、必要な引き出しだけを開けるので、冷気が逃げにくいというメリットもあります。
さらに、冷凍室には「急冷」モードが搭載されています。約3時間急冷運転し、冷凍室をすばやく冷却。食材の細胞が破壊されにくいので、素材の味が変わりにくく、美味しく食べることができます。自宅で作り置きをしたり、大量に肉や魚を購入したり、冷凍保存をすることが多い方にとって嬉しい機能です。
嬉しい高性能と使いやすさ、最新機能が両立した冷蔵庫

外出先から冷蔵室内部の中身をスマホで確認できる機能は、使って見ると想像以上に便利でした。買い忘れと重複購入、ドアの開閉が激減したので、いっそのこと全ての冷蔵庫にカメラが付けばいいのに…と思うほどでした。いったん接続してしまえば、アプリも無料ですし、コストがかからないのも嬉しいですね。
冷蔵庫は毎日使うものなので、食品の出し入れのしやすさ、整理のしやすさなどが大事です。隅々まで手が届くのでデッドスペースが生まれにくく、フルで活用できました。
それから大事なことをもうひとつ。音もとても静かで、リビングに近い場所でも、冷蔵庫の音が気になるということはありませんでした。300Lクラスの冷蔵庫では音が気になるタイプもありますが、「STOCK EYE」は静かなので音に敏感な方にもおすすめです。
価格はリーズナブルですが、ネットワークカメラが搭載されており、基本性能も充実しています。ぜひ、冷蔵庫を選ぶ際の選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
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※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。
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