災害に備えて備蓄する水の量はどれくらい？選び方や保存方法を解説

公開日：2024.11.22

最終更新日：2024.11.22

地震や台風などの災害に備えて、備蓄水を準備しておきましょう。災害時に必要な飲料水の量は1人1日3L程度とされていますが、それに加えて、手や体を洗う生活用水として1人1日10～20Lの水が必要と言われています。備蓄水の必要量や選び方、保存方法とおすすめの商品を紹介します。

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【人数別】備蓄水の必要量

災害用に備蓄する水の量は、飲料水だと1人1日3L、最低3日分必要だと言われています。トイレを流す際などに使う生活用水の必要量もあわせて確認しておきましょう。

飲料水の必要量

災害に備えて備蓄する飲料水の必要量は、東京消防庁のガイドラインによると1人1日3Lが目安です。
災害に備えるなら最低3日分、可能なら1週間分の飲料水を用意しておきましょう。

＜災害に備えた飲料水の必要量目安＞

人数	3日分の必要量	7日分の必要量
1人	9L	21L
2人	18L	42L
3人	27L	63L
4人	36L	84L
5人	45L	105L
6人	54L	126L

生活用水の必要量

飲料用の備蓄水以外に、トイレを流したり手や体を洗ったりする生活用水も必要です。明確な必要量は定められていませんが、1人1日10～20L程度を3日分用意すると安心です。日本の一般家庭のお風呂の容量は200L程度なので、お風呂の残り湯をためておくように習慣付けると良いでしょう。

＜災害に備えた生活用水の必要量目安＞

人数	3日分の必要量
1人	30～60L
2人	60～120L
3人	90～180L
4人	120～240L
5人	150～300L
6人	180～360L

飲用備蓄水の選び方

備蓄用の飲料水は、できるだけ保存期間が長いものを選ぶと買い替える手間が減りおすすめです。
ペットボトルのサイズや厚み、水の硬度や味にも注意して選びましょう。

保存期間で選ぶ

備蓄用の飲料水を購入する際は、保存期間に注意します。備蓄用水として販売されている製品の多くは、保存期間が5～10年程度となっています。保存期間が長いほど買い替える手間も減るので、可能であれば長く保管できるものを選ぶのがおすすめです。

水の賞味期限や保管方法についてはこちらの記事でも紹介しています。

水に賞味期限はある？期限切れの水の取り扱いや正しい保存方法を解説

災害備蓄品としてまず挙げられるのが「水」。水の賞味期限は商品により異なりますが、通常は2年前後のものが多いです。最近では、備蓄を目的とする長期保存向けの水もあるので、いざという時に備えておくと安心です。水の賞味期限を正しく理解しつつ、備蓄品を点検してみてはいかがでしょうか？災害に備えたローリングストックとして保存するための水の賞味期限や保存方法を紹介します。

ペットボトルのサイズや厚みで選ぶ

備蓄用に飲料水を選ぶ際は、ペットボトルのサイズや厚みにも注目します。備蓄水は2Lサイズが多いですが、口をつけて飲んだり持ち運んだりするのが難しいので、500mlのものも用意しておくと良いでしょう。地震が来たときにつぶれにくいよう、厚みのある素材を選ぶのもポイントです。

硬度や味で選ぶ

同じ備蓄水でも、製品によって硬度や味が異なるので考慮して選びます。水には軟水と硬水がありますが、日本の水道水やミネラルウォーターは軟水が多くなっています。軟水に慣れていると硬水は飲みにくく感じる場合もあるため、普段飲み慣れている硬度や味に近い備蓄水を選びましょう。

備蓄水の保存方法

備蓄水を保存するときはペットボトルの保存期間に注意して、冷暗所に置きましょう。水道水を保存するなら、タンクやお風呂にためて生活用水として使うのがおすすめです。

ペットボトルの水

ペットボトルの備蓄水を保存する際は、保存期間に注意して日陰に置くのがポイント。段ボールに入っている場合は、保存期間が確認しやすいように置きます。ちなみに備蓄用の飲料水は保存期間が過ぎた後も、生活用水として使うことが可能です。劣化を防ぐために直射日光を避け、冷暗所に置きましょう。

水道水

備蓄用に水道水を保管する場合は、タンクやペットボトル、お風呂などにためる方法があります。水道水は涼しい場所に置いて3日程度しか飲料用として保存できないので、主に生活用水として保管すると良いでしょう。

備蓄水以外で災害のために備えておきたいもの

いつ来るかわからない災害に備えて、備蓄水の他に非常食や停電対策グッズも用意しておきましょう。
停電で室温調整が難しくなったときのために、暑さ・寒さ対策グッズもあると安心です。

食料品

備蓄水以外では、食料品も災害に備えて準備しておきたいところです。飲料水と同じく最低でも3日分、可能であれば1週間分の用意が望ましいとされます。下記の例も参考に、調理不要で食べられる食料品を人数分用意しておきましょう。

＜備えておきたい食料品の例＞
・パックご飯やレトルト食品
・肉や魚・果物の缶詰
・野菜ジュース
・チョコレートやビスケット　など

災害時のために備えておきたい備蓄品リストの詳細はこちらで紹介しています。

災害時に備えておくべき備蓄品リスト｜必要な量や選び方、ローリングストック法も

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