【壁・床・窓】自分でできる防音対策は?悩み別の解決法とおすすめのアイテム紹介
公開日:2023.02.07
最終更新日:2023.02.07
毎日の生活の中では、足音や話し声、生活音や車の音など、さまざまな音が発生します。特に賃貸物件やマンションでは、自宅の音が隣の部屋や階下へ漏れていないか気になる人も多いはず。この記事では、知っておきたい防音に関する基礎知識や、自分でできる防音対策、防音対策に有効なアイテムを紹介します。
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防音対策の基礎知識
防音対策をするには、音の仕組みを知っておくことが大切です。防音の基本は、音を跳ね返したり吸収したりすること。まずは、防音するために必要な基礎知識を紹介します。
防音とは
防音とは方法のことを指すのではなく、音を防ぐことの総称です。遮音、吸音、防振などが音を防ぐための対策方法であり、それを総じて防音と呼んでいます。どれかひとつだけよりも、複数の対策方法を取り入れる方が強力に音を防げます。防音対策に必要な要素は以下の3つです。
①遮音
壁や窓、扉などの遮蔽物(しゃへいぶつ)を使い、空気中の音が耳に届く前に跳ね返すことを「遮音」と呼びます。音は空気を伝って人の耳に届くため、遮蔽物で遮断することによって音が届かないようにします。
コンクリートのような密度が高く重い物ほど、遮音性が高くなるのが特徴です。ただし、遮音対策だけでは音の反響が残ってしまう恐れもあります。
②吸音
吸音とは、音を吸い込んで拡散する対策です。吸音素材は、スポンジが水を吸収するように音を吸い込み、通り抜けるのを防いでくれます。
スタジオやコンサートホールなどで見かける、穴がたくさん空いた壁が代表的な例です。吸い込みきれなかった音は通り抜けてしまいますが、遮音対策を一緒にすることで防音効果を高められます。
③防振
空気の振動を抑え、音の伝わりを防ぐことを防振といいます。音は、耳に届くまでに空気を振動させる性質があります。例えば、とても大きな音を聞いた時ビリビリとした感覚になるのは、振動によるものです。
マンションは振動が伝わりやすい構造であることが多く、上階の足音や物音は、足や物が床に当たった時に起こる振動が階下に伝わることで発生します。この防振を防ぐためには、クッションフロアのようなやわらかくて衝撃を緩和できる物が有効です。
自分でできる3つの防音対策
防音対策は、リノベーション・DIY・防音グッズの大きく3つに分けられます。ここでは、それぞれのメリットやポイントなどを紹介します。
①リノベーションで自宅を防音仕様にする
持ち家の場合は、リノベーションで家自体の防音性能を高めるのがおすすめです。屋外からの音を防ぐには、「窓を気密性の高い物や二重にする」「壁に防音材や遮音シートを入れる」など、窓や壁を防音対策したほうが良いでしょう。
分譲マンションなどで階下に生活音が漏れるのを防ぐには、「防音性の高い床材を使う」「遮音材や防音材を敷く」といった床の対策が有効です。ただし、リノベーションでの防音対策は効果的ですが、コストも高くなります。また、賃貸物件の場合、自分の判断だけではリノベーションができないため、管理人や大家に相談する必要があります。
②DIYで防音性能を高める
DIYをして、自力で防音をする方法もあります。遮音・防音シートやパネルを壁に貼ったり、扉や窓の隙間を防いだりすることで、防音性能を高められるでしょう。DIYは自分で材料を用意したり、作業したりする手間がかかりますが、リノベーションと比較するとコストは低くなります。
ただし、賃貸物件の場合は、防音素材によって元の壁紙や素材が劣化したり、損傷したりしてしまうかもしれません。引っ越しの際に修繕が必要になる恐れもあるため、DIYをする際は注意が必要です。
③防音グッズを取り入れる
最も手軽に試せる防音対策は、防音グッズを取り入れることです。防音性のあるカーテンやカーペットなら設置するだけで手軽に対策できます。
また、クッション性のあるジョイントマットも防音対策におすすめです。いずれも費用が比較的安く、賃貸でも取り入れられるグッズも豊富なため試しやすいでしょう。
【悩み別】すぐにできる防音対策
足音や話し声、生活音など、音の種類によって対策をするのもポイント。家庭で発生しやすい音を防ぐ方法を紹介します。
足音|防音性のあるマットやラグを敷く
マットやラグを敷くだけでも、階下に足音が響くのを軽減できます。できれば、防音性のある物を選ぶのがポイント。また、つなぎ合わせて使えるジョイントマットもおすすめです。特に厚みのある物だと、床への衝撃を緩和できるため階下に響きにくくなるでしょう。
また、移動の際にスリッパを履くのも効果的です。大きすぎたり、底が固すぎたりする物ではなく、音が立ちにくい物を選んでください。
▼アイリスオーヤマのおすすめアイテム
①ラ・クッションラグ マイクロムートンタイプ/ACRM-1824
30mmの超極厚高反発ウレタンを使用した、クッション性の高いラグです。遮音効果に優れており、階下に響くのが気になりがちな足音などの生活音を低減してくれます。裏面には滑り止めがついているため、安定感があるのも魅力。ホットカーペットや床暖房にも対応している他、毛足が短くなめらかな質感のため、1年を通して使用できます。
②ジョイントラグ 8枚セット/JTR-S5010
使用するスペースの広さに合わせて、自由に組み合わせられるラグ。ウレタンとパイルを使用しているため、足音や生活音を緩和する効果があります。また、ふわふわでしっとりとした毛足の心地良さも特徴です。組み合わせる際は、ファスナーでつなぎ合わせてしっかり固定できるため、ズレる心配もありません。床暖房やホットカーペットにも対応しています。
話し声|気密性を高めて家具の配置を変える
話し声が外に漏れるのを防ぐには、気密性を高めるのが効果的です。窓をしっかりと閉めたり、扉に隙間テープを貼ったりすると外に声が漏れにくくなります。
また、タンスや本棚のような厚みのある家具を、壁際に配置するのも防音対策に有効。ただし、ぴったりくっつけてしまうと家具に伝わった振動が壁まで届いてしまうため、壁から少し離して隙間をつくるのがポイントです。
生活音|隙間テープやカバーで衝撃や音を防ぐ
扉の開閉音や椅子を引きずる音などの生活音が気になる人も多いはず。扉の開閉音は、隙間テープのような緩衝材を使って衝撃を和らげると大きな音を防げます。椅子のような家具を引きずる音は、足にカバーやクッション性のあるシールを貼るのもおすすめです。
また、テレビやスピーカーは壁にぴったりとつけて置くと響きやすくなるため、壁から離して置くようにしましょう。
振動|防振マットや防振ゴムを活用する
洗濯機や冷蔵庫などの大型家電は、モーターの振動音が床に伝わりやすくなるため、家電と床が接地する部分に防振マットや防振ゴムを使って、振動を和らげるのがおすすめです。
また、洗濯機や掃除機は、稼働する時間にも注意しなくてはいけません。トラブルを避けるためにも、早朝や深夜の使用は避けると良いでしょう。
防音対策アイテムを取り入れて快適な暮らしを
防音対策は、遮音や吸音、防振をすることがポイント。気になる音の種類に合わせて防音性のあるグッズを取り入れるのがおすすめです。気になる生活音を防いで、トラブルなどのない快適な暮らしを送りましょう。
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※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。
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