

ペット用キャリーバッグの選び方。種類や注意点を知って安全にお出かけしよう
公開日:2023.02.13
最終更新日:2023.02.14
動物病院に行く時や旅行などの外出で公共交通機関を利用する時、ペットとのお出かけにはキャリーバッグが重宝します。ペット用キャリーバッグにはさまざまな種類や素材があり、用途や移動手段、愛犬・愛猫のサイズに合わせたものを選ぶのがポイントです。また、ペットの安全面も考慮する必要があります。ペット用キャリーバッグの種類や選び方、おすすめアイテムなどを紹介します。
INDEX
- ペットキャリーの種類
- 長距離移動に便利な「クレート」
- 小型犬におすすめ「トートバッグ」
- 両手が自由に使える「リュック」
- 多頭飼いに重宝する「カート」
- 車移動が多いなら「ドライブボックス」
- ペットキャリーの選び方
- 移動時間と用途から選ぶ
- キャリーの安全性で選ぶ
- 使い勝手の良さで選ぶ
- ペットキャリーを選ぶ際の注意点
- サイズが合っているか
- 法令や規制を守った規格か
- ペットの様子が確認できるか
- アイリスオーヤマのペットキャリー
- 拡張できるペットキャリー/P-KPC450
- ソフトペットキャリーMサイズ/PSC-490
- ペットハウス&キャリー/P-HC480
- キャンバストートキャリーMサイズ/P-CT400
- 前かけできるペットリュック/P-MPR350
- 4WAYペットカート/FPC-920
- ペット用ドライブボックス/PDFW-30
- ペットも飼い主も快適に使えるキャリーバッグを見つけよう

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ペットキャリーの種類
ペット用キャリーバッグの種類は大きく分けて4種類。ドライブ用など特定の用途のものも含めると、さらにバリエーションは広くなります。まずは、主なペット用キャリーバッグの種類を紹介します。
長距離移動に便利な「クレート」

クレートタイプと呼ばれる箱型のキャリーバッグは、プラスチック製のハードタイプと布製のソフトタイプの2種類があります。車や新幹線など、乗り物に乗せやすいのが特徴です。

ハードタイプの方が丈夫で安定感がありますが、ソフトタイプと比べると重いものが多いため、長時間の移動は疲れるかもしれません。ソフトタイプには折りたたみ可能なものや、ショルダーバッグのように肩にかけられるものがあります。
小型犬におすすめ「トートバッグ」

肩にかけて持ち運べる、トートバッグタイプのキャリー。見た目は普通のバッグと変わりません。底面がしっかりとしており、おしゃれなデザインが多いのが特徴です。ただし、バッグの持ち手だけで支えるため、体重の重いペットには不向きです。
両手が自由に使える「リュック」

リュックタイプのキャリーバッグは、両手が空くのが魅力です。自転車やバイクでの移動もしやすく、災害時にペットと避難する際にも重宝します。ただし、キャリーバッグを背負っている間は、ペットの様子が確認できません。前抱っこに変えられるリュックタイプを選ぶのがおすすめです。
多頭飼いに重宝する「カート」

ベビーカーのように車輪が付いているカートタイプは、押して移動するため重さが気になりにくく、体重の重いペットや多頭飼いでも使いやすいのが魅力です。
ただし、他のキャリーバッグに比べるとカート自体が重いので、出し入れが少し大変かもしれません。また、段差や舗装されていない場所など、道の影響を受けやすい欠点もあります。
車移動が多いなら「ドライブボックス」

「ドライブボックス」と呼ばれる車移動専用のキャリーバッグもあります。キャリーを座席に置いてストラップやシートベルトなどで固定ができるため、落下しにくいのが特徴です。
さらに、飛び出し防止リードが付いているタイプもあります。ただし座席をひとつ使うため、乗車人数を考慮する必要があります。
紹介したキャリーのメリット・デメリットは、以下の表の通りです。
キャリーの種類 | メリット | デメリット |
クレート | ・車や新幹線などの乗り物に乗せやすい ・ハードタイプとソフトタイプの2種類から選べる
|
・ハードタイプは本体自体が重い上にペットの体重もプラスされるため、長時間の移動には重くて不向き |
トートバッグ | ・通常のバッグのように肩にかけて運べる ・おしゃれなデザインのものが多い
|
・バッグの持ち手だけで支えるため、体重の重いペットには不向き |
リュック | ・両手が空く ・自転車やバイクでも移動できる
|
・背負っている間、ペットの様子を確認できない |
カート | ・車輪が付いていて、移動がラク ・体重の重いペットや多頭飼いでも対応可能
|
・段差や塗装されていない道での移動が大変 |
ドライブボックス | ・ストラップやシートベルトで固定できるため、落下しにくい ・車移動専用のキャリーもある
|
・座席をひとつ使う分、乗車人数の考慮が必要 |
それぞれの特徴を踏まえて、自分に合うキャリーを選びましょう。
ペットキャリーの選び方

ペット用キャリーを選ぶ際には、3つのポイントに注目してみましょう。
移動時間と用途から選ぶ
どれくらいの距離を移動するか、どこに連れて行くかを考慮しましょう。30分から1時間程度のちょっとした移動に使うのであれば、軽くてコンパクトなソフトタイプのクレートでも問題ありません。
しかし、2時間以上の移動や、乗り物での移動が多いのであれば、プラスチック製のハードタイプの方がペットに負担がかかりにくくなります。また、長時間のドライブであれば、ドライブ用を使うのがおすすめです。
キャリーの安全性で選ぶ
衝撃に強く変形しにくいものや、倒れにくく安定感があるものなど、キャリーバッグの安全性にも注目して選びましょう。
他にも、ペットに当たって怪我をしてしまいそうな金具が飛び出していないか、誤飲の恐れがあるプラスチックの小さいパーツがないかなど、キャリーバッグの内部もしっかりチェックを。さらに、飛び出しを防止できるリードやストラップが付いているものだとより安全です。
使い勝手の良さで選ぶ
ペットにとって快適かだけではなく、飼い主が快適に使えるかどうかも大切なポイントです。具体的には「入口の開閉がしやすいか」「ペットを出し入れしやすい構造か」などが挙げられます。
興奮しやすい犬の場合、天井部分に入口が付いているものだと、噛まれにくく外に出し入れしやすくなります。その他にも組み立てや掃除、お手入れがしやすいかもしっかりとチェックしておきましょう。
ペットキャリーを選ぶ際の注意点

ペットに合ったサイズか、法令や基準に則ったものであるかも重要なポイントです。上で紹介した選び方以外に確認しておきたい重要な点をチェックしていきましょう。
サイズが合っているか
キャリーバッグがペットのサイズに合っているかを見極めることが大切です。キャリーバッグが大きすぎると乗り物酔いを起こす恐れがあるため、余裕があればあるほど良いというわけではありません。ペットが伏せをした状態で入れるものが適正サイズです。
また、キャリーバッグの適正体重と耐荷重もチェックします。適正体重とはペットの体重の目安、耐荷重はキャリーバッグが耐えられる総重量のこと。ペットがキャリーバッグの中で暴れたり、動き回ったりすると負荷は体重よりも多くかかるため、耐荷重=ペットの体重だと安全性に欠けてしまいます。そのため、ペットが10kgなら、耐荷重が10kgのものではなく適正体重が10kgのものを選ぶようにしましょう。
法令や規制を守った規格か

車や飛行機に乗せる場合は、キャリーバッグが法令や規制を準拠しているかも確認しましょう。また、飛行機に乗る場合、IATA(国際航空運送協会)の基準をクリアしているキャリーバッグでなければいけません。製品のパッケージや説明書きに「IATA基準対応」などの文字が入っていれば問題ないですが、航空会社によってはもっと細かい基準を設けている場合もあるため、事前に航空会社に確認しておくと安心です。
車内で犬が自由に動ける状態で、膝の上に乗せたり窓から顔を覗かせていたりするのは、法令違反に該当します。運転手の視野や操作を妨げる乗り方として道路交通法違反になる恐れもあるため、ペットをキャリーバッグに入れて固定しましょう。
ペットの様子が確認できるか
ペットの様子を確認できるかも重要なポイントです。キャリーバッグ内が視認できるものだと、ペットの状態をこまめに見ることができます。また、中から外が見えるものだと、ペットも飼い主の姿が見えて安心しやすいでしょう。
キャリーバッグの入口はメッシュになっているものも多いですが、目が細かすぎると中が見えにくくなってしまいます。さらに、ペットの毛色と内部の色が同じものだと同化して見えづらくなります。キャリーバッグを選ぶ際は、外観だけではなく、ペットを中に入れた状態も考慮することが大切です。
□ キャリーバッグの適正体重と耐荷重を確認する
□ ペットが伏せをした状態でサイズを測る
□ 飛行機に乗せる場合はIATA基準対応のものか確認する
□ キャリーバッグ内が視認できるか確認する
□ 内側から外が見えるか確認する
□ ペットの毛色と内部の色が異なるか確認する
□ ペットが伏せをした状態でサイズを測る
□ 飛行機に乗せる場合はIATA基準対応のものか確認する
□ キャリーバッグ内が視認できるか確認する
□ 内側から外が見えるか確認する
□ ペットの毛色と内部の色が異なるか確認する
アイリスオーヤマのペットキャリー
アイリスオーヤマには、ペットの大きさや用途に応じたペットキャリーが揃っています。ここでは、特におすすめの3つのアイテムを紹介します。
拡張できるペットキャリー/P-KPC450

拡張するとペットハウスにもなる便利なペットキャリー。持ち方は「ハンドキャリー」「肩掛け」「リュック」の3WAY仕様です。ペットとのおでかけや通院だけでなく、キャンプや災害時にも活躍します。
未使用時にはコンパクトに折りたためるので、収納にも困りません。キャリー内には飛び出し防止のリード付きで、安心して使用できます。
ソフトペットキャリーMサイズ/PSC-490

ショルダー、トートの2通りの持ち方ができるソフトタイプのペットキャリー。猫と小型犬に使用できるサイズ感で、適正体重は8kg未満です。
ポケットが4つあるので、おやつやトイレシーツなど必要なものがしっかり収納できます。また、側面と天面はメッシュになっており、中に入れたペットの様子もすぐに確認できます。ペットが側面と天面どちらからも出入りできる他、いたずらや事故を防ぐ飛び出し防止のリードも付いています。
ペットハウス&キャリー/P-HC480

給水ボトルの取付穴が付いており、扉を収納するとハウスにもなる便利なキャリーです。3つの開閉扉があり、ペットの出入りもラクラク。
また、レギュラーサイズのシーツがピッタリ入るサイズなので、シーツを設置すれば長時間の移動でも安心です。シートベルト固定フックが付いているため、ペットと一緒にドライブもできます。
キャンバストートキャリーMサイズ/P-CT400

丈夫なキャンバス布地を使ったトートバッグタイプのキャリーです。適正体重は5kg未満のため、猫や小型犬におすすめ。肩掛けとショルダーの2WAY仕様です。また二重ふた設計なので、慣れない場所でも周りの状況を見えにくくしてくれます。
前かけできるペットリュック/P-MPR350

前掛けもできるリュックタイプのキャリーです。正面だけではなく横にも入口があるため、ペットの出し入れも簡単。抱っこするようにしてペットと外出できます。見た目がペット用キャリーバッグに見えないため、さまざまなシーンで使いやすいでしょう。さらに、飛び出し防止用リードが付いており、いたずらや事故も防いでくれます。
4WAYペットカート/FPC-920

カート・キャリングカート・キャリー・ドライブキャリーの4WAY使いができるペットカートです。使わない時は、折りたたんでコンパクトに収納できます。
1台あれば近所への散歩はもちろん、電車での外出や旅行、通院にも使えます。さらに、通気性の良いメッシュ窓が付いているため、夏の熱中症対策にもおすすめです。
ペット用ドライブボックス/PDFW-30

コンパクトで丈夫な構造のドライブボックスです。付属のベルトとシートベルトを使って、簡単に座席へ固定できます。サイズは大きめですが、使わないときはコンパクトに畳めるため場所も取りません。また、簡易キャリーハウスとしても使えます。
ペットも飼い主も快適に使えるキャリーバッグを見つけよう

ペット用キャリーバッグには、さまざまな種類があります。安全性が高く、ペットのサイズと用途に合ったものを選ぶと快適に使えるでしょう。ペットにぴったりのキャリーを見つけて、快適なお出かけを楽しみましょう。
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※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。
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