株式会社 主婦の店 様(三重県)
補助金を活用して全店にロボットを導入。
業務効率化と生産性向上を実現
- 人手不足で困っている
- 生産性をもっと高めたい
- 先進性をPRしたい

Whiz iアイリスエディション(以下、「Whiz i」)の導入により、業務を効率化して生産性が向上
深刻な人手不足の中、清掃時間を大幅に短縮することで業務を効率化。生産性がアップした。
サステナビリティへの取り組みの中で、生産性向上のアピールに
「持続可能なスーパーマーケット」を目指す取り組みの一環として、生産性向上のアピールに貢献。
清掃品質がアップすると同時に、防犯対策にも
店内の人が少ない時間帯に、防犯巡回を兼ねて稼働。店内を常にきれいに保ちつつ、防犯対策もできるようになった。
*「Whiz i アイリスエディション」は、ソフトバンクロボティクスの「Whiz i」に、業界ニーズに合わせたアイリスオーヤマ独自のオプションの追加を可能にしたDX清掃ロボットです。
お話を伺った方
株式会社 主婦の店
代表取締役社長 北裏 大 様
本部 取締役事務マネージャー 大山 かづい 様(補助金申請担当)
長島店 店長 竹谷 様
熊野店 CSトレーナー 城平 様
施設・会社概要
株式会社 主婦の店
1958年創業で、三重県南部を中心に6店舗を展開するスーパーマーケット。「“良質スーパーマーケット”であり続けよう」を合言葉に、生鮮食品をはじめ食料品を販売している。

(写真)代表取締役社長 北裏 大 様

課題
- 業界全体が人手不足。業務を効率化することで、生産性を高めたかった。
- 定期的な床清掃が負担になっていた。
効果
- 清掃時間が大幅に短縮。空いた時間に他の業務ができ、業務の効率化に成功した。
- Whiz iの高い除塵効果で、床清掃の頻度が低減。清掃品質も向上した。
-
1958年創業の株式会社 主婦の店様は、三重県の県南地域に6店舗を展開するスーパーマーケットです。お客さまの豊かな食生活をサポートするべく、「“良質スーパーマーケット”であり続けよう」を合言葉に、生鮮食品をはじめとする食料品を販売しています。2024年6月からは「プロジェクトSS(サステナブル主婦の店)」と名付けた取り組みを開始。リサイクル可能品の店頭回収などの取り組みを通して、地域に密着して暮らしを豊かにする「持続可能なスーパーマーケット」を目指しています。そんな中で株式会社 主婦の店様は、中小企業省力化投資補助金を活用したWhiz iの全店導入に踏み切りました。全店導入に至った背景や導入の効果について、お話を伺いました。
-
スーパーマーケット業界では、慢性的に人手不足
-
清掃ロボットの導入前に抱えていた課題を教えてください。
北裏様
スーパーマーケット業界では、慢性的な人手不足が深刻な問題になっています。そのため、従業員の業務効率の改善と生産性向上が課題になっていました。
-
導入を考えたきっかけや理由をお聞かせください。
北裏様
弊社では2024年6月から、「プロジェクトSS(サステナブル主婦の店)」という取り組みを行っています。まず、①MC(店の力)チーム、②MS(マザーサテライト)チーム、③PC(プロセスセンター)チームという3つのチームを設立しました。目的は地域密着でお客さまの暮らしを豊かにすることと、持続可能なスーパーマーケットを目指すことです。この3つのチームによる取り組みを通して、最終的に、企業として成長できる未来を創造することを目標に掲げています。そんな中でWhiz iの導入についてご提案をいただき、まずはトライアルしてみようと考えました。
-
導入時には、補助金を活用されました。補助金のカタログに掲載されている数ある省力化製品の中から、なぜ業務用の清掃ロボットを選んだのでしょうか。
大山様
もともと、アイリスオーヤマさんとは展示会でつながりができ、2024年7月からWhiz iのトライアル導入を始めました。ちょうど、「プロジェクトSS(サステナブル主婦の店)」が本格的に始動するタイミングでしたから、取り組みの先駆けとして試した感じです。その後、トライアル期間が終了するタイミングで営業担当の方から、補助金を活用して本格導入してはどうかというご案内をいただいたんです。
-
トライアルで清掃品質の高さを実感。補助金の活用で全店導入へ
-
全店導入を決意した理由について教えてください。
北裏様
「プロジェクトSS」に取り組む中で、我々としては最優先で「生産性向上」に取り組んでいるという意思表示をしようと、全店導入を決めました。導入の前提には、トライアル導入を経てWhiz iの清掃品質の高さを実感していたということがあり、業務の効率化につながると判断しました。
-
補助金の申請に関して、満足した点や改善を希望する点をお聞かせください。
大山様
アイリスオーヤマの営業担当の方が、親切にサポートしてくださいました。申請に関して指示をいただけるおかげで、他の補助金の申請に比べると時間がかかりませんでしたね。私はこれまで他の補助金の申請も担当しており、いつも差し戻しの修正には時間がかかるのですが、今回は差し戻しの際にもすぐに指示をいただけたので、頭を悩ませる時間がなかったほどです。
-
業務効率化、生産性向上のほか防犯対策にもなっている
-
導入によって、どのような効果がありましたか。
竹谷様
これまで長島店では朝9時のオープン前に15~20分、店内清掃の時間を設けていました。清掃ロボット導入後は、床の清掃を完全にWhiz iにまかせて、その時間を品出しや売場の整理など他の業務に使えるようになりました。また、夕方の清掃は手が空いた日などに気が付いたら行う程度でしたが、毎日夕方にWhiz iを稼働させることで、定期的に清掃できるようになりました。毎日、清掃ロボットを稼働させることで細かなホコリやゴミが目立たなくなり、ブラッシングの効果で床もきれいになっています。
-
城平様
熊野店はサテライト店舗で全従業員11名、日中は4~5名で業務を回しています。清掃ロボットの導入前は、掃除の時間に15分~20分時間がかかっていましたが、導入後はWhiz iに清掃をまかせて、その時間を品出しや売場のメンテナンスに充てられるようになりました。店内もきれいに保つことができており、本当に助かっています。
-
どのように運用しているのか、具体的に教えてください。
竹谷様
長島店では開店同時の毎日朝9時、クリーンタイムに当たる午後3時、店内の人が少なくなる午後7時30分の1日3回、Whiz iを稼働させて清掃を行っています。店内外周と、ゴンドラ(陳列棚)を置いているエリアを1周させ、約1時間で完了です。ルートは3つで、①レジまわり、②メインルート外周、③ゴンドラまわりです。朝と夕方に②と③のルートを走らせ、夜間の人が少ない時間には防犯巡回も兼ねて①のルートを走らせています。
-
城平様
熊野店では朝7時30分~11時30分までWhiz iを稼働させ、フロア全体の清掃を行っています。夕方は午後5時30分~8時の間の、稼働させられるタイミングで中通路を清掃しています。
-
防犯巡回も兼ねて稼働させているとのことですが、防犯効果についての手応えはいかがですか。
竹谷様
長島店では閉店1時間半前の午後7時30分頃から、店内が最も手薄になりやすい時間帯に、レジまわりで清掃ロボットを稼働させています。おかげで、不審な来店者の出入りがなくなったと感じます。
-
城平様
防犯効果は、あると思います。清掃ロボットに「監視カメラ」と書かれたPOPを付けていただいているのも、防犯効果を高めているのでしょう。お客さまからは、「監視カメラもついてるん?」などとお声がけいただいたこともあります。
-
清掃にかけていた時間を大幅に削減、店内も清潔に
-
導入後の感想をお聞かせください
北裏様
各店舗からは、「人が清掃するよりも細かいゴミまで回収してくれて、優秀だ!」と聞いています。ロボットのおかげで、導入目的でもあった業務効率化と生産性向上を達成できたと感じます。
-
竹谷様
清掃にかけていた時間を大幅に削減できたメリットは、大きいと思います。店内も清潔に保てます。特に惣菜売場の床はどうしても汚れが目立つため、定期的に床磨きをしていました。Whiz iの導入後はロボットのブラッシング効果で床がきれいに保たれているので、床磨きの頻度も減らすことができています。
-
城平様
繰り返しになりますが、日中は4~5名の従業員でお店を回していますから、業務の効率化という点で本当に助かっています。
-
お客さまの反応は、いかがでしょうか。
北裏様
先進性と物珍しさのおかげで、小さなお子さまからご高齢のお客さままで、幅広い年齢層の方が気に入ってくださっていますね。
-
竹谷様
お客さまからの評判はいいですよ。「いつもきれいやね」「うちにも1台欲しいよ」などと、声をかけていただいています。あるお客さまはロボットの働きぶりを見て、「たいしたもんや」としきりに感心されていました。
-
城平様
関心度が高いですね。「優秀なロボットが入ったね」などのお声をいただいています。
-
ありがとうございました。