オフィスコラムVol.01
あなたのオフィスは空気清浄機だけで大丈夫!?
「隠れダスト」の悪影響と対策とは

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オフィス環境を清潔・快適に保つ取り組みが注目されています。清潔でないオフィス環境では生産性が低下するなどの悪影響が生じますが、人の手による清掃ではどうしても限界があります。そこで本記事では、空気清浄機だけでは取りきれない「隠れダスト」の影響やオフィス空間を清潔に保つために特に清掃すべき場所をご紹介します。
仕事効率に大きな影響を与える
オフィスの環境
多くの企業が働き方改革の取り組みを進めている昨今、オフィス環境は従業員の生産性や創造性を左右し、仕事効率に大きな影響を与えるとして注目を集めています。
ハーバードT.H.チャン公衆衛生大学院が主導した研究によると、オフィス内の空気の質は、応答時間や集中力など、従業員の認知機能に大きな影響を与える可能性があり、生産性にも影響を与えるとされています。
出典:
ハーバードT.H.チャン公衆衛生大学院, Office air quality may affect employees’ cognition, productivity, 2021,(2022年8月23日取得)
https://www.hsph.harvard.edu/news/press-releases/office-air-quality-may-affect-employees-cognition-productivity/
オフィス環境を決定する要素には、「オフィスの安全性・快適性」、「オフィスのレイアウト」、「オフィス設備の充実度」の3つがあり、この3要素を満たしていることが快適なオフィス環境にとって必要です。
以下では、これらの3要素のうちの1つである「オフィスの安全性・快適性」にかかわるオフィスの空気・空間環境についてご紹介します。
オフィスの空気・空間を
きれいに保つカギは「隠れダスト」の清掃
オフィスの空気・空間をきれいにすることとは、従業員の身体的健康・メンタルヘルスに配慮することであり、また清潔な環境を保ち、整理整頓・管理が行き届いていることを意味します。従業員が心身ともに健康的に働くうえで、オフィスの空気・空間の管理は非常に重要だということです。
実際に、オフィスの空気の質が悪いと判断能力や作業効率が下がったり、めまいや吐き気、頭痛を訴える社員が増えたりする事例もあります。
また、昨今は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、感染症対策の一環としてもオフィスの空気・空間をきれいに保つ重要性が高まっています。
では、実際のオフィスの空気・空間はどの程度衛生環境が保たれているのでしょうか。その現状と対策をご紹介します。
実は汚いオフィス!見えていない「隠れダスト」
結論から言えば、オフィス環境の空気・空間は清潔に保たれていないケースが多いです。
例えば、一見きれいに見えるオフィスでも、屋外を歩いてきた靴のまま歩き回っているオフィスの床には、チリ、花粉、ダニ、カビ、細菌などが多く存在しています。そのような肉眼では見えにくい微細なゴミは「隠れダスト」と呼び、空気中に舞い上がりやすい特徴があります。
この「隠れダスト」はオフィス空間に蔓延しており、アレルギーの症状や発熱、かゆみ、肺炎、気管支炎を引き起こします。近年増加しているとされる、アスペルギルス感染症の原因となるカビも確認されています。また、花粉によるくしゃみ、鼻づまり、目のかゆみなどの症状は従業員の集中力の低下や疲れをもたらすとされています。

隠れダスト対策には空気清浄機だけは不十分
新型コロナウイルスへの対策として空気清浄機を導入している企業が増えてきていますが、隠れダスト対策としては不十分です。
人の口から出た飛沫は、一定時間空中を漂った後に床に落下し、床に落ちているチリなどに付着します。
空気清浄機は空気中の空気をきれいにすることはできますが、床に落ちているウイルスやチリ、花粉、カビ、細菌などまではきれいにすることができません。
床に落ちた隠れダストを清掃しないと、人の移動によって空気中に舞い上がってしまい、再び空間が汚れるという悪循環になってしまいます。
隠れダストには「床掃除」が重要
以上のことから、空気清浄機だけでは十分に隠れダストを取り除くことができず、床掃除を行うことが不可欠になります。しかし、隠れダストを効果的に吸い上げるためには、入念に掃除機をかける必要があり工数がかかります。
また、人による床掃除はムラが多く、肉眼で確認できるダストを中心に掃除するため、隠れダストを掃除できていない場合が多くあります。加えて、人による清掃は歩行という動作を伴うだけでなく、掃除機による排気により隠れダストの粒子を空気中に舞い上げてしまう点もデメリットです。
さらに、このような工数のかかる床掃除は、忙しい場合にはおろそかになってしまうこともよくあります。
こうした人の手による床掃除のデメリットを解消する手段が、清掃ロボットの導入です。以下では、アイリスオーヤマが提供するビジネスソリューションとして、清掃ロボットや関連製品をご紹介します。
オフィスの空気をきれいに保つ!
アイリスオーヤマの清掃ソリューション
アイリスオーヤマでは、オフィスの衛生環境を最適にする複数のビジネスソリューションを提供しています。そのうち、ここでは清掃ソリューションの1つとして清掃ロボット「Whiz i アイリスエディション」とプラズマ除菌ソリューション「PlasmaGuard PRO™-アイリスエディション -」をご紹介します。
DX清掃ロボットWhiz i アイリスエディション

DX清掃ロボット「Whiz i アイリスエディション」は、作成したルートに沿って均一に全面清掃を行うため、人が清掃することで起こる“清掃のムラ”をなくすことができます。実際に、人による清掃とWhiz i アイリスエディションの清掃効果を比較した実験を行ったところ、人による清掃では60%しか取り除けなかったダストを、Whiz i アイリスエディションでは90%除去できました。
Whiz i アイリスエディションによる清掃の特徴として、人の清掃で舞い上がってしまうダストを削減できる点があります。Whiz i アイリスエディションには空気清浄機によく用いられるHEPAフィルターを排気口に搭載することで、空気中の浮遊菌量を最大約1/5も低減でき、継続的に利用することで空気中の浮遊菌量を更に減少させる効果があります。
プラズマ除菌ソリューション
PlasmaGuard PRO™-アイリスエディション -

清掃ロボット以外に、空間全体の菌やウイルスを99.9%抑制する空気洗浄化技術「PlasmaGuard PRO™-アイリスエディション -」というソリューションもあります。
一般的な空気清浄機の排出するイオンは寿命が短く、限られた範囲しか効果が期待できないのに対し、「PlasmaGuard PRO™-アイリスエディション -」は活性化状態のイオンを空間に充満させるプラズマ抗菌技術により、空間から物体表面まで一度に除菌します。
また、リアルタイムで空気のコンディションを可視化し、データをクラウド上で確認できるため、施設の清潔度管理も容易になります。「Whiz i アイリスエディション」に加え、このようなエアソリューションを使うことで、衛生環境をトータルで整えることができます。
アイリスオーヤマでは、以上のようなDX清掃ロボットをはじめ、オフィスの空気・空間をきれいにするさまざまなビジネスソリューションを提供しています。
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